文化交流派遣事業―日本の楽器 琴(2008年5月)
約150名のコルサコフの皆さんが集まった文化会館での演奏で、伝統的な曲を中心に演奏しました。『さくらさくら』のメロディーが入った『さくら舞曲』の演奏では、歌を知っている方が口ずさんでいる様子も見受けられました。
コルサコフでは音楽や舞踊などの文化活動が盛んですが、雅道会の演奏と合わせて行われたコルサコフ側による公演も素晴らしいものでした。
公演後にはコルサコフで文化活動に携わる皆さんとの交流会が催されましたが、皆さんは琴という楽器に興味津々な様子で、色々とご質問をいただきました。
ユジノサハリンスク市内の第2番芸術学校で、生徒やそのご家族の皆さん、学校関係者などが集まった中で琴の演奏を披露しました。今回のサハリンでの公演に向け、ロシア民謡『カチューシャ』を準備してあったのですが、演奏した際には集まった皆さんが歌い出し、大変に盛り上がりました。
第2番芸術学校の生徒による発表も行われましたが、何れもレベルの高い演奏や歌でした。
[画像:ロシアの古式に則った"パンと塩"のセレモニーで迎えていただいた様子]5月15日はネべリスク市での公演でした。昨年8月の震災の関係で、直前まで会場確保に関して調整を行っていましたが、修繕を行った映画館を会場として使用することが出来ました。
ネべリスク市での公演は条件が良くない会場で催されたものではありましたが、200名を超えるネべリスクの皆さんが集まり、大変に喜んでいただけました。今回の一行が滞在したユジノサハリンスク市内のホテルからネべリスクを訪ねるのは、距離もあって大変なことは否定出来ませんが、「行って演奏をして良かった」という感想を抱きました。
[画像:公演の様子。ネべリスクの皆さんは趣向を凝らした様々な演奏や歌、舞踊を披露してくださいました。]ネべリスク市でも、コルサコフ市で行ったような型で、ネべリスクの皆さんによる歌、演奏、舞踊を披露していただきました。今回の公演で初めてサハリンを訪ねたメンバーも居ましたが、3日間で三公演というなかなかに忙しい日程ながらも、各友好都市や移動で通るホルムスクなどで市内見学もしました。滞在中は天候にも恵まれ、充実した内容でした。
これからも稚内での文化活動の成果を友好都市の皆さんに披露する取組を続けてみたいと考えているところです。
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