第77回人権週間 〜基本的人権について考えよう〜

更新日:2025年11月28日

[画像:世界人権宣言ポスター]

開催趣旨
2度にわたる世界大戦の反省のもと、人権を確立し平和な世界を築くため、昭和23(1948)年12月10日国際連合第3回総会において「世界人権宣言」が採択されました。
この日を最終日とする1週間は「人権週間」と定められています。
「世界人権宣言」の第1条には「すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と謳われています。
人権とは、人が人らしく幸せに生きていくための権利です。すべての人が生まれながらにして持っているもの、そして、誰からも侵害されてはならないものです。
人権の大切さ、尊さをあらためて感じていただき、すべての人の人権が尊重される豊かな社会を築くためこのパネル展を開催いたします。

デジタルパネル展のほか、堺市役所内でもパネル展を開催します。ぜひご覧ください。
場所 堺市役所高層館1階 エントランスホール(北側)
期間 12月3日(水曜)〜12月10日(水曜)

備考 デジタルパネル展は12月26日(金曜)まで

[画像:パネル]

世界人権宣言から考える人権週間
●くろまる人権週間ってなに?
世界人権宣言の採択を記念して定められました。人権週間では、一人一人の人権意識を高め、人権への理解を深めてもらうイベントが、全国各地で開かれます。
●くろまる世界人権宣言ってなに?
20世紀に起きた悲劇を二度と繰り返してはならないという反省から、国際連合 ( 国連 )が設立されました。また、人権を守ることは世界平和にもつながるという考えから、国連総会で世界人権宣言が採択されました。
●くろまる世界人権宣言に書いてあること
法の下の平等、思想や表現の自由など、基本的人権尊重の原則が定められています。そして、世界各国の憲法や法律にも取り入れられています。また、世界人権宣言をもとに多くの人権条約が制定されています。

戦後80年 平和の灯を未来へ
令和7年(2025年)は、先の大戦の終わりからちょうど80年の節目の年となります。私たちはあらためて過去の戦災を振り返り、その記憶を心に刻み、平和な社会を実現しなければなりません。
本市では、堺大空襲をはじめとする戦災を語り継ぎ、未来の世代が安心して暮らせる世界を築くために、戦後80年を記念して、様々な事業を行います。
戦争の悲劇は決して忘れてはならない教訓です。私たちはその痛みを共有し、平和の尊さを再認識し、共に平和な未来を創り上げましょう。
特設ページはこちらから

[画像:パネル]

●くろまる堺市平和と人権を尊重するまちづくり条例
この条例は、平和と人権を尊重するまちづくりの推進について、市の責務及び市⺠の役割を明らかにするとともに、平和や人権尊重に関する意識の向上、人権課題の解決及び人権擁護を図るための施策の推進の基本となる事項を定め、もって平和と人権を尊重するまちの実現を図ることを目的とする。(一部抜粋 以下同様)
●くろまる非核平和都市宣言に関する決議(堺市議会)
私たちは平和憲法と市民の平和で安全な生活を守るため、世界の人びとと手をつなぎ、核兵器の完全禁止を強く訴えるとともに非核三原則の堅持を政府に約束させ、将来にわたっていかなる核兵器、核関連部隊も本市内及びその周辺に配備、貯蔵を許さず、また通過航行も認めるべきではない。
私たちは平和な社会の実現を願う全市民の声に耳を傾け、すべての核兵器が廃絶されるまで行動することを確認し、ここに本市を「非核平和都市」とすることを宣言する。

[画像:パネル]

●くろまる人権擁護都市宣言に関する決議(堺市議会・堺市)
現実の社会は、人間疎外と社会意識や道徳心の欠如を生み、特に、日本国憲法にうたわれた思想・信条・性別・社会的身分等における人間皆平等が軽視されがちであるばかりか、部落差別などにみられる人権侵害の事象もあとを絶たない。
市民とともに希求した国際人権規約の条約批准を契機に、改めて基本的人権の尊厳を認識し、人間平等の社会的基盤の確立をめざして、市民すべてのたゆまない努力を行うことを確認し、ここに本市を「人権擁護都市」とすることを宣言する。

[画像:パネル]

●くろまるパレスチナ自治区ガザ地区における人道目的の停戦等の実現に関する決議
イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの軍事衝突により、パレスチナ自治区ガザ地区において多くの民間人の尊い命が奪われ、著しい人道危機が続いている。ラファには行き場を失った100万人以上の避難民が押し寄せており、地上作戦によって、民間人の被害が一層拡大することが懸念されている。また、避難民の隣接国への大量流入により、紛争が周辺国にも拡大することも危惧されている。
よって、堺市議会は、イスラエルとハマスの双方をはじめとする全ての当事者及び国際社会に対し、一刻も早い事態の解決に向けて、次の事項を実現するよう強く求めるものである。
●くろまるロシアによるウクライナへの侵攻に強く抗議する決議
いかなる国であろうとも、力による一方的な現状変更は断じて認められない。ロシアの行動は、欧州だけでなく、アジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがす極めて深刻な行為であり、我が国の安全保障の観点からも決して看過できず、強く非難するとともに、ロシアに対し、国際法を遵守し、即時攻撃を停止し、軍をウクライナより撤退させるよう強く求める。

[画像:パネル]

●くろまる北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組を推進するための決議書(堺市議会)
1940年代後半から2000年頃にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となり、日本の当局による捜査や亡命北朝鮮工作員の証言により、これらの事件は北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになった。
国においては、北朝鮮による日本人拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、国の責任において解決すべき最重要課題と位置付け、その解決のためには、世論の一層の喚起が不可欠であるとし、特に若い世代に拉致問題は歴史ではなく、現在進行形の人権侵害かつ犯罪行為であることへの理解促進を図ることが重要であると認識されている。
本市議会は、1日も早い拉致被害者全員の救出に向けて、北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組を推進する。

●くろまる堺大空襲
第2次世界大戦中、当市は5回の大きな空襲を受け、多くの市民が犠牲になりました。中でも、昭和20(1945)年7月10日の空襲では、一夜にして1,800人以上もの命が失われました。これを堺大空襲と呼んでいます。
動画はこちら 堺大空襲 (YouTube:外部リンク)へ

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●くろまる堺市パートナーシップ宣誓制度
パートナーシップ宣誓をされた 2 人にはパートナーシップ宣誓書受領証を、ファミリーシップ宣誓をされた 2 人にはファミリーシップ宣誓書受領証を交付します。 ファミリーシップ宣誓で希望される場合は宣誓に含めた子や親にも宣誓書受領証を交付します。
詳しくはこちら 堺市パートナーシップ宣誓制度
●くろまる知っていますか?性の多様性
性のあり方には、身体の性だけでなく心の性(性自認、自分が感じている性)、好きになる性(性的指向、誰を好きになるか)、社会的な性(社会的にどうふるまうか)などがあります。
性のあり方は一人ひとりに個性があるように、その表れ方や組合せも人によって様々です。
詳しくはこちら 性的指向や性自認に関する人権問題

[画像:パネル]

●くろまるメディアリテラシーと人権について
さまざまなメディアから膨大な量の情報が発信され、その中には誤った情報や人権侵害となる情報も含まれています。また、特に、インターネットを利用したSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などによる情報発信については、情報をよく確認し、人を傷つけることがないよう意識するなど、メディアリテラシーの適正な活用が必要です。
●くろまるSDGsってなんだろう?
異常気象や貧富の格差の広がり、絶え間ない紛争など、わたしたちが暮らす世界にはさまざまな問題があり、それらが複雑にからみ合っています。こうした問題を解決し、より良い未来をつくるために世界のあらゆる国が合意した17の目標が「持続可能な開発目標(=SDGs)」です。SDGsは、世界を変えるための目標であり、2030年までの実現をめざす、未来に向けた「世界レベルの約束」です。これを達成していくためには、先進国や途上国、企業も団体も個人も、あらゆる垣根を超えて、みんなで協力することが大切です。
●くろまる堺市立平和と人権資料館
堺市立平和と人権資料館は、堺市の人権擁護都市宣言、非核平和都市宣言に関する決議の趣旨を生かし、戦争の悲惨さ、平和の尊さ、そしてお互いの人権や地球環境を守ることの大切さを訴えるとともに、次世代に伝える施設です。(ダウンロードファイルに記載の「泉北高速鉄道」は、「南海電気鉄道」に変更されています。)

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●くろまる障害者の人権
堺市では、「障害者が住み慣れた地域で、安心して、主体的に、心豊かに暮らせる共生社会の実現」を目標像に掲げ、障害者を支える事業を展開しています。
●くろまる女性の人権
ジェンダーについて考えてみよう。
生物学的な性別に対して、社会的・文化的に形成された性別を示す概念として「ジェンダー」があります。ジェンダーにしばられず、対等に社会に参画しましょう。
●くろまる同和問題
「差別をなくすこと」と「差別をないことにする」ことは違います。
堺市人権意識調査の推移を見ると、差別をなくすには、「そっとしておいた方がよい」「同和地区の人々が分散して住めばよい」と考える人が一定数あり、大きく変化はしていません。しかし、差別される人が見えにくくなったからと言って、差別がなくなるわけではありません。
●くろまる高齢者の人権
高齢者の「まだまだできる」「まだまだ〜したい」という思いと、家族の心配や不安がぶつかって、お互いの歯車が身動きとれなくなっていませんか。そして、近所など周囲の人も様子がわからなくて動けない、ということはありませんか。
高齢者の思いを少しずつ受けとめていくことで、いろんな歯車が回り始めるかもしれません。高齢者の思いを出発点に、家族も地域の人も医療や福祉サービスも含め、支えあいの歯車を回していきましょう。
●くろまる外国籍住民の人権(在日韓国・朝鮮人の人権)
在日韓国・朝鮮人のことを知ってください。
出会いがあったら「その人」を見てください。
あなたの態度が力になります。
●くろまるインターネット上の人権
インターネット上でいじめを行う「ネットいじめ」が問題になっています。例えばインターネット上で本人の知られたくないことが暴露され、そこに多くの人が同調することなどです。姿が見えない相手からの攻撃は、強い恐怖心や辛い気持ちを抱かせます。ネットいじめの加害者は、間違いなく情報を発信する人です。しかし、その間違った情報に同調する人も、加害者になってしまうことを忘れてはいけません。
●くろまる性的マイノリティの人権
必要なのは、その人を「一人の大切な人間」として尊重する気持ち。他には必要ありません。
性的マイノリティでない人は、その感覚や恋愛感情を想像することは難しいかもしれません。しかし「それでも、私との関係は変わりません。」という意志表示をすることが大切です。性的マイノリティである前に、「一人の大切な人間」であることを忘れないでください。
●くろまる子どもの人権
児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)
子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められました。
18歳未満を「児童(子ども)」と定義し、国際人権規約が定める基本的人権を、その生存、成長、発達の過程で特別な保護と援助を必要とする子どもの視点から定めています。

堺市、堺市教育委員会、堺市人権教育推進協議会、人権啓発活動堺・南大阪地域ネットワーク協議会

[画像:パネル]

●くろまる堺市人権教育推進協議会 世界人権宣言促進堺連絡会
世界人権宣言促進堺連絡会は、世界人権宣言の崇高な精神を堺の地において普及するとともに、その実現に向けての活動を展開することを目的に1984年4月に設立され、2018年度から堺市人権教育推進協議会に加わりました。
世界人権宣言は、多くの犠牲者を出した20世紀の2度にわたる世界大戦に対する深い反省のもとに、人権を確立し平和な世界を築くため、1948年12月10日に、国連総会において「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」として採択されました。
世界人権宣言は、前文と30条の条文からなっており、保障されなければならない権利や自由が示されています。

こちらもごらんください。
人権ナビ「しあわせをめざして手をつなごう」堺市教育委員会
法務省ホームページ(人権週間)〈外部リンク〉

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