地域リハビリテーションの推進について
支援を必要とする高齢者や認知症高齢者が増える中で、高齢者本人やその家族が、住み慣れたところで、一生安全に、その人らしく、いきいきとした生活を続けていくためには、保健・医療・福祉・介護及び地域住民を含め、生活に関わるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って活動すること(地域リハビリテーション)が必要です。
地域包括ケアシステムの深化・推進に向けて、地域リハビリテーション支援体制を構築し以下の取組みを進めます。
地域リハビリテーション支援体制の目指す姿
北九州市内どの地域にも介護予防の自助・互助を支える専門職・専門機関が存在し、重層的な支援の輪(専門職による支援と地域での社会参加・見守りの場づくり)により、市民が身近な地域で健康課題や介護予防等の課題に積極的に取組み、いきいきと暮らせる地域づくりを目指します。
地域リハビリテーション推進イメージ図(北九州市しあわせ長寿プランより抜粋)
地域リハビリテーションの推進に向けた3つの取組み
リハビリテーションサービスの整備と充実
- 医療・介護従事者等を対象に、研修会(地域リハビリテーションケース会議)を開催し、その人らしい生活の再構築や入院から在宅への切れ目ない支援について学び、リハビリテーションの質の向上を図ります。
- 市内の医療機関等の協力を得て、リハビリテーションの専門職を派遣する体制(地域リハビリテーション協力機関)を充実し、急性期・回復期・生活期リハビリテーションの連携を図るとともに、地域の中で介護予防等に取組む体制づくりを進めます。
- 在宅生活を支える専門相談支援拠点として介護実習・普及センターの機能を強化し、介護技術をはじめ福祉用具や介護ロボット、住環境等を含めた生活全般の相談支援を行います。
連携活動の強化・ネットワークの構築
- 市内5つのリハビリテーション連絡協議会を運営し、地域の実情に応じたリハビリテーション関係者の連携強化に取組みます。
- 事例を通じて多職種間の連携の仕方や支援方法を学ぶ研修会を開催し、関係者間のネットワークづくりを進めるとともに、在宅生活の支援ができる人材育成に取組みます。
リハビリテーションの啓発・地域づくりの支援
- 「地域リハビリテーション支援センター」を設置し、地域包括支援センターや、ケアマネジャーなどの介護従事者等を対象に相談支援を行うとともに、地域リハビリテーション協力機関と連携し、高齢者サロン等の地域活動の場において一人ひとりの身体機能や生活環境などに合った助言・提案を行い、介護予防や健康づくりを支援します。
- 市民が介護を身近なものとして考えていけるよう、地域の市民センター等において車いすなどの福祉用具の体験講座や自助具等の普及・啓発を行います。
地域リハビリテーション支援体制の充実に向けて
「北九州市しあわせ長寿プラン」および令和5年度取組みの成果・課題に基づき、地域リハビリテーションの推進に向けて以下の取組みを行います。詳細は「令和6年度の取組みについて」を参照してください。
リハビリテーションサービスの整備と充実
- 地域リハビリテーションケース会議の開催
- リハビリテーション相談支援の充実
連携活動の強化・ネットワークの構築
- リハビリテーション連絡協議会の運営
- 関係機関等との連携強化
リハビリテーションの啓発・地域づくり支援
- 地域活動への支援の充実
- 地域支援者との連携強化
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