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鳥獣の生態と対策(サル・クマを除く)

掲載日:2023年4月19日更新

鳥獣の生態と対策(サル・クマを除く)

市内では、有害鳥獣による農作物被害が増加しています。
特に、イノシシやサルによる被害に加えて、最近ではヌートリアなどの小動物による被害が拡大傾向にあります。
また、ツキノワグマも目撃や被害が増加しています。

市では、「生息地管理」「防除」「捕獲」の3つを柱に、各種対策によって被害の削減に取組んでいます。
それぞれの鳥獣の生態と対策につきましては、以下のようになります。

イノシシ

くろまる大きさ

ウリ模様がある幼獣〜大型のものは頭胴長1m以上、体重は100kgを超えるものもいます。

くろまる食 性

雑食性(人が食べるものはイノシシも食べる)、春はタケノコ、秋〜冬にかけては堅果類や植物の茎や根を食べます。

くろまる行 動

本来は昼に行動する動物ですが、人の影響が少ない夜間も活発に行動します。落葉広葉樹林や茂み、耕作放棄地や竹林など食料になるものが豊富にあり、身を潜められる場所を好みます。記憶力がよく、侵入に成功した仲間の行動を真似するなど、高い学習能力を持ちます。その一方で警戒心が強く、通り慣れたけもの道を移動します。ジャンプカがあり、垂直に1、2mの高さを飛び越え、また20cmの隙間もくぐり抜けます。鼻で押し上げる力は70kgの石を簡単に動かすことができます。

くろまる繁 殖

通常春1回、1度に4、5頭出産。栄養状態などにもよりますが、1年後にはメスは出産可能になります。

くろまる被害状況

最大の被害は根菜類と乳熟期以降の水稲です。水稲では穂の食害のほかに、踏み荒らしとヌタウチによる倒伏もあります。

くろまる対 策

まず「生息地管理」「防除」を行ってください。「生息地管理」は草刈りなど、「防除」は、ワイヤーメッシュ柵または電気柵が有効です。繁殖により増えるスピードが早いため、「捕獲」だけではイノシシ等の生息数は減りません。イノシシが一番怖いのは人間です。田畑で活発に動く人間の姿を見せるのが最も効果の高い対策です。

くろまる環境改善

市では、ご自宅や果樹園、農地などの周辺環境を改善していただくため、環境改善点検票を作成しました。
ご自宅などでの定期的な見直しにご活用ください。
なお、環境改善は、個人で行うだけでなく、自治会など多くの方で取り組むとより効果的です。

自宅等環境改善点検票(イノシシ用) (PDFファイル)(637KB)

くろまるその他参照

岩国市ホームページ「イノシシの出没にご注意ください!!!」

ヌートリア


くろまる大きさ

成獣は体長85〜120cm程度、体重4〜5kg程度です。

くろまる食 性

主に水生植物や二枚貝を採食します。水路沿いに移動するため、イネの食害が最も多く、スイカ、ニンジン、サツマイモ、キャベツなどの野菜も食べます。

くろまる行 動

泳ぎが得意で河川や湖沼の水辺で生活し、水際から10m以内にいることがほとんどです。危険が迫ればすぐに水の中に入ります。夜行性ですが、昼間にも行動します。水生や陸生の植物の葉や茎、根茎などを好んで食べる草食動物ですが、貝や甲殻類も食べることがあります。

くろまる繁 殖

池沼や河川の中・下流域の流れの緩やかな場所周辺に巣穴を作って繁殖。年2〜3回繁殖可能、1度に1〜12頭(平均5頭)出産。雌は生後約4か月で繁殖可能。

くろまる被害状況

水稲の食害が最も多く、水田では畦の破壊による漏水も起きています。その他ニンジン、サツマイモ、キャベツ、レンコン、トマト、カボチャなどの野菜被害も発生しています。在来の水生植物や二枚貝などを採食するため、生態系への影響も心配されています。

くろまる対 策

まず「生息地管理」「防除」を行ってください。「生息地管理」は、耕作放棄されヨシ原となったような田んぼは営巣場所となりやすいため、田んぼや水路周辺の革を刈払って見通しを良くし、隠れ場所や侵入ルートを少なくしましょう。
「防除」は電気ネット柵の設置が有効です。

ヌートリア用電気ネット柵の設置の仕方 (PDFファイル)(420KB)

くろまる環境改善

市では、ご自宅や農地などの周辺環境を改善していただくため、環境改善点検票を作成しました。
ご自宅などでの定期的な見直しにご活用ください。
なお、環境改善は、個人で行うだけでなく、自治会など多くの方で取り組むとより効果的です。

自宅等環境改善点検票(ヌートリア用) (PDFファイル)(671KB)

鳥類

くろまる対策

農地や果樹園への対策は防鳥ネットの設置が有効です。

追い払いは、地域住民が協力して継続的にロケット花火等で追い払いを行うことが必要です。
春先に巣営等を行う個体が多く、その時期の追い払い等が有効です。
銃器の使用については、住宅地が近いと発砲出来ないため、常に現場にいる住民の対応が重要です。

その他参照

山口県ホームページ <外部リンク>もご参照ください。

岩国市パンフレット (PDFファイル)(7.78MB)

お問い合わせ先

•岩国市役所 農林振興課 0827-29-5170
•由宇総合支所 農林建設課 0827-63-1114
•周東総合支所 農林課 0827-84-1117
•美和総合支所 農林建設課 0827-96-1112
•錦総合支所 農林建設課 0827-72-2116


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