開催日
平成16年7月16日(金)10:00〜14:05
場所
文部科学省10F1会議室
出席者
委員
渡邊会長、川村委員、西委員、森委員、脇田委員
文化庁
文化庁次長、文化財部長、文化財鑑査官、伝統文化課長、美術学芸課長、記念物課長、建造物課長、その他関係官
1.文化庁人事異動者紹介
2.前回議事要旨確認
3.史跡名勝天然記念物の現状変更等の許可に関する文化審議会文化財分科会の審議手続基準の改正について
記念物課長から、史跡名勝天然記念物の現状変更等の許可に関する文化審議会文化財分科会の審議手続基準の改正案について説明があり、了承された。
4.諮問・答申
- (1) 重要無形文化財の指定・認定について(報告・答申)
伝統文化課長から、6月18日に諮問が行われた重要無形文化財の指定・認定について、6月28日に開催された第四専門調査会における調査の報告があり、審議の結果、別紙のとおり答申がなされた。 - (2) 選定保存技術の認定解除・選定・認定について(報告・答申)
伝統文化課長から、6月18日に諮問が行われた選定保存技術の認定解除・選定・認定ついて、6月28日に開催された第四専門調査会における調査の報告があり、審議の結果、別紙のとおり答申がなされた。 - (3) 登録有形文化財(建造物)の登録について(諮問)
建造物課長から、登録有形文化財(建造物)の登録について説明があり、審議の結果、第二専門調査会において調査することとした。 - (4) 重要文化財(建造物)の現状変更の許可について(諮問・答申)
建造物課長から、重要文化財(建造物)の現状変更の許可について、6月28日に開催された第二専門調査会における調査の報告があり、審議の結果、別紙のとおり答申がなされた。 - (5) 史跡等の現状変更の許可等について(諮問・答申)
記念物課長から,史跡等の現状変更の許可等について説明があり,審議の結果,別紙のとおり答申がなされた。 - (6) 史跡等の現状変更の許可等について(報告)
会長から、6月25日及び7月2日に決定した史跡等の現状変更の許可等について別紙のとおり報告があり、記念物課長から、内容について説明があった。
5.その他
- (1) 第28回世界遺産委員会について
記念物課長から、第28回世界遺産委員会について説明があった。 - (2) 第3回ユネスコ「人類の口承及び無形遺産に関する傑作の宣言」の推薦候補について
伝統文化課長から、第3回ユネスコ「人類の口承及び無形遺産に関する傑作の宣言」の推薦候補について、6月28日に開催された第4専門調査会における調査の報告があり、審議の結果、「歌舞伎(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)」を推薦することが適当であるとの結論を得た。 - (3) 国宝高松塚古墳壁画保存対策について
美術学芸課長から、国宝高松塚古墳壁画保存対策について報告があった。 - (4) 登録有形文化財(建造物)の登録抹消について
建造物課長から、登録有形文化財(建造物)の登録抹消について報告があった。 - (5) 文化財の現地視察について
伝統文化課課長補佐から、文化財の現地視察について説明があり、次回、引き続き検討することとなった。
別紙
4-(1) 重要無形文化財の指定・認定について
・表1の左欄の無形文化財を重要無形文化財に指定し,右欄の者を当該重要無形文化財の保持者として認定することについて。
〔表1〕
左欄
右欄
名称
氏名
芸名・雅号
住所
・表2の左欄の重要無形文化財の保持者として,右欄の者を追加認定することについて
〔表2〕
左欄
右欄
名称
氏名
芸名・雅号
住所
・表3の左欄の重要無形文化財の保持者の団体の構成員として,右欄の者を追加認定することについて
〔表3〕
左欄
右欄
重要無形文化財
保持者
名称
指定要件
保持者及び
その代表者
の氏名 所属する機関
又は団体 指定
年月日 氏名 芸名 生年月日 住所
その代表者
の氏名 所属する機関
又は団体 指定
年月日 氏名 芸名 生年月日 住所
代表者
宮内庁式部職楽部 昭和30年5月12日 (1名)
(満23歳) 神奈川県
代表者
(
国立文楽劇場内
人形浄瑠璃文楽座 昭和30年5月12日
文楽座因会・文楽三和会の合同により
昭和39年4月21日改正 太夫 (3名)
(満49歳) 大阪府
(満48歳) 大阪府
(満38歳) 京都府
人形 (4名)
(満44歳) 大阪府
(満38歳) 兵庫県
(満43歳) 東京都
(満45歳) 奈良県
能においてはシテ、ワキ、笛、小鼓、大鼓、太鼓及び地頭の大部分が、狂言においてはシテが、社団法人日本能楽会会員であること。
2 演目
伝統的な演目及びこれに準ずるものであること。
3 演技演出
1伝統的な演技演出を基調とすること。
2原則として伝統的な能舞台によること。 社団法人日本能楽会会員
代表者
双秀ビル
社団法人日本能楽会 昭和32年12月4日
指定要件並びに保持者及びその代表者の認定変更により
昭和40年4月20日一部改正
指定要件の変更により
昭和51年4月30日一部改正 シテ方 (43名)
観世流 (26名)
(満79歳) 東京都
(満79歳) 東京都
(満76歳) 愛知県
(満73歳) 京都府
(満72歳) 神奈川県
(満65歳) 大分県
(満64歳) 大阪府
(満60歳) 東京都
(満58歳) 兵庫県
(満57歳) 福岡県
(満54歳) 東京都
(満52歳) 東京都
(満51歳) 神奈川県
(満48歳) 神奈川県
(満46歳) 東京都
(満44歳) 兵庫県
(満43歳) 神奈川県
(満43歳) 東京都
(満42歳) 東京都
(満42歳) 大阪府
(満41歳) 東京都
(満41歳) 京都府
(満41歳) 京都府
(満41歳) 東京都
(満40歳) 東京都
(満39歳) 東京都
金春流 (5名)
(満77歳) 神奈川県
(満72歳) 埼玉県
(満70歳) 神奈川県
(満65歳) 東京都
(満38歳) 奈良県
宝生流 (9名)
(満75歳) 愛知県
(満74歳) 愛知県
(満74歳) 兵庫県
(満66歳) 東京都
(満65歳) 東京都
(満64歳) 愛知県
(満59歳) 岐阜県
(満55歳) 神奈川県
(満40歳) 東京都
金剛流 (2名)
(満41歳) 京都府
(満39歳) 京都府
喜多流 (1名)
(満45歳) 埼玉県
ワキ方 (1名)
福王流 (1名)
(満53歳) 神奈川県
笛方 (5名)
一そう流 (1名)
(満40歳) 東京都
森田流 (3名)
(満43歳) 奈良県
(満41歳) 京都府
(満37歳) 東京都
藤田流 (1名)
(満60歳) 愛知県
小鼓方 (3名)
幸流 (1名)
(満40歳) 兵庫県
大倉流 (1名)
(満43歳) 大阪府
観世流 (1名)
(満38歳) 東京都
大鼓方 (3名)
高安流 (1名)
(満39歳) 福岡県
石井流 (1名)
(満39歳) 愛知県
大倉流 (1名)
(満38歳) 大阪府
太鼓方 (3名)
観世流 (2名)
(満48歳) 京都府
(満37歳) 東京都
金春流 (1名)
(満39歳) 福岡県
狂言方 (9名)
大蔵流 (4名)
(満57歳) 滋賀県
(満54歳) 京都府
(満53歳) 京都府
(満39歳) 京都府
和泉流 (5名)
(満60歳) 富山県
(満49歳) 石川県
(満38歳) 東京都
(満38歳) 東京都
(満38歳) 福岡県
4-(2) 選定保存技術の選定・認定について
・表1の選定保存技術について,右欄の者を当該選定保存技術の保持者の認定を解除することについて
〔表1〕
左欄
右欄
名称
氏名
住所
・表2の左欄の文化財保存技術を選定保存技術に選定し,右欄の者を当該選定保存技術の保持者として認定することについて
〔表2〕
左欄
右欄
名称
氏名
住所
・表3の左欄の選定保存技術の保持者として,右欄の者を追加認定することについて
〔表3〕
左欄
右欄
名称
氏名(雅号)
住所
(
4-(4) 重要文化財(建造物)の現状変更の許可について
3件
4-(5) 史跡等の現状変更の許可等について
史跡に係るもの
51件
名勝に係るもの
12件
天然記念物に係るもの
24件
4-(6) 史跡等の現状変更の許可等について
史跡に係るもの
71件
名勝に係るもの
29件
天然記念物に係るもの
11件