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高市早苗首相が初の記者会見 「決断と前進の内閣」

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臨時国会が開会し、新首相に選ばれた高市早苗氏が記者会見します。その模様をライブ配信します。
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国会では21日、石破茂首相の後任となる首相を選ぶための首相指名選挙が行われ、自民党高市早苗総裁が選出されました。高市氏は第104代の首相に就任し、女性初の首相誕生となります。午後10時からは首相会見に臨んでいます。随時、更新します。

21日の動き

午前 石破内閣が総辞職
午後 衆院本会議で首相指名選挙
午後 参院本会議で首相指名選挙
夕方 新閣僚名簿を発表
夜 高市新首相が会見

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日本の防衛力「しっかりと充実させていく」

高市早苗首相は会見で、来日予定のトランプ米大統領との会談について、「日米が直面する問題について、率直な意見交換を通じ、首脳同士の信頼関係を深めたい」と述べた。防衛力の強化についても「非常に重要だ。日本が自立して国を守れる形を作る、国家主権を守る大切な取り組みだ。日本の防衛力はしっかりと充実をさせていく。こういったお話をしたい」と話した。

「今すぐに解散と言っている暇はございません」

高市早苗首相は会見で、衆院解散について問われ、「今すぐに解散どうのこうのと言っている暇はございません」と述べた。物価高で国民が苦境にあることなどを強調し、「とにかく経済対策最優先だ」と語った。

また、組閣で女性閣僚の起用が2人にとどまったことについては「私はあくまでも機会の平等を大事にしている」と発言。「全員参加、全世代総力結集の考えで組閣を行った。国民の皆様のためにあらゆる政策を1歩でも2歩でも進めて行ける、適材適所の布陣とした」と述べた。

「決断と前進の内閣」

高市氏は会見で、「自民党と日本維新の会を合わせても過半数に及ばない」と述べ、少数与党の現状を「困難な船出だ」とした。

その上で、「この内閣は決断と前進の内閣だ。国民とともにあらゆる政策を、1歩でも2歩でも前進させていく」と述べた。

他の野党との連携を模索する考えも

高市早苗首相は記者会見冒頭、「新内閣が成立するまでに時間を要したこと、国民の皆様に心よりおわびを申し上げます」と述べ、「ここからは国家国民のため全力で変化を恐れず果敢に働いていく」と語った。

「政治の安定なくして力強い経済政策、力強い外交・安全保障政策も実現しない」として、連立を組んだ日本維新の会と共に政策実現に取り組むとした。さらに、「首相を含む閣僚等は議員歳費を超える給与は受け取らない。法改正に取り組む」とも述べた。

他の野党との連携を模索する考えも示した。「政治を安定させるため多数を形成し、政治を安定させる。その思いを共有する全ての野党に、基本政策と矛盾しない限り、政策提案を受け入れる方向で前向きに議論する。最大限の柔軟性を発揮していく準備がある」とも述べた。

22:00

高市首相の記者会見始まる

皇居での首相親任式と閣僚認証式を終え、高市早苗首相が21日夜、就任後初の記者会見に臨んだ。

19:25

国民民主の議員、決選投票で高市氏に投票

国民民主党玉木雄一郎代表は、党所属で当選1回の小林さやか参院議員が、首相指名選挙の決選投票で「高市早苗」と記名したと明らかにした。小林氏は党に謝罪し、「ミスをした」と故意ではなかったと説明しているという。

国民民主は、決選投票となっ...

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  • commentatorHeader
    大川千寿
    (神奈川大学教授=政治過程論)
    2025年10月21日14時7分 投稿
    【視点】

    衆議院で高市早苗氏が内閣総理大臣に選出されました。過半数が233票で、237票の獲得でしたから、かろうじて過半数を得たことになります。参院では過半数に1票足りず、決選投票という薄氷の船出となります。 公明党に代わり、日本維新の会が閣外協力

    ...続きを読む
  • commentatorHeader
    木下ちがや
    (政治社会学者)
    2025年10月21日14時24分 投稿
    【視点】

    2025年7月20日の参議院選挙投開票日から、10月21日の高市政権成立までつづいた長い政争がひとまず節目を迎えた。昨年の与党衆議院過半数割れにつづき、参議院与党過半数割れを招いた石破総理が辞任を拒否したことに端を発したこの政争は「三か月

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