施設・設備
本館
VR技術でいつでも自由に360度視点で内部をご覧いただけます。
本館には、様々な分野の研究員が自由に交流し、新しい発想を生み出すコミュニケーションプラザを設けています。また、本館内にあるZEBエリアでは、省エネ性能・快適性についての実証を行っており、新しい働き方についての提案にも取り組んでいます。
構造実験施設
高層建物や土木インフラを支える鉄やコンクリートなどの正確な挙動や強度を知る上では、実際に大きな力を作用させる実験が不可欠です。構造実験施設では、様々な載荷条件を可能とする装置が備えられており、技術開発のための各種実験が日々行われています。
大型三軸振動台
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地震動をリアルに再現できる実験設備で、業界トップクラスの加振性能を有し(定格重量20トン搭載時:最大加速度3G,最大速度200cm/s)、各種構造物の耐震試験、免震・制振技術の開発に役立てています。
遠心載荷実験棟
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遠心力載荷装置は、地盤・基礎分野の模型実験を行う装置です。実物の1/50程度の縮尺模型に遠心力を載荷することで、実物と同等の応力状態を再現した高精度な模型実験が可能です。本装置を活用して、地震や洪水などの自然災害に備えた新工法の開発を進めています。
温熱環境施設
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本施設には、屋内と屋外の環境を再現する2つの試験室が有ります。これにより、省エネや快適性能を有した空調システムの開発や、屋外の寒暖や日射、降雨を想定した検証試験を行うことができます。
放射線実験室
業界唯一の放射線実験室では、厚さ100cmの遮蔽扉を備えた高レベル実験室を有しており、各種材料の遮蔽性能試験や通気ダクト等からの漏洩評価等、がん治療などに用いられる医療施設の設計・施工のための技術開発が進められています。
音響棟
快適な音環境の実現を目指し、騒音防止や室内音響性能を確保するための実験室を整備しています。複合した壁や扉など総合的な遮音性能の確認、音響模型実験により完成前に室内音響を予測、拡散材料の評価も行いながら建物の音響品質確保に活用しています。
化学・生物実験室
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化学・生物実験室では、土壌・地下水などの環境調査や多種多様な材料分析が可能な機器群を駆使して、現場の課題に迅速に対応しています。加えて、微生物を活用した新材料など次世代の技術開発にも取り組んでいます。
創造実証棟
広さ約900m2、高さ9mの室内空間で施工ロボットや無人化施工の実証を行います。広大な空間の位置情報を計測できる3Dモーションキャプチャを実装しており、施工ロボットや熟練した作業員の動きをミリ単位で収録することができます。
屋外実験場
施工技術の研究開発の最終段階では、実際の現場と同等の規模・条件での確認・実証が必要です。重機の自動化技術の開発においては、実施工に利用するバックホウとダンプを利用した土砂の積み込み実証試験を行い、その性能についても確認しています。
生物多様性緑化実証フィールド
いきものへの配慮を目的に整備したフィールドです。 この場所では、鳥類の生息に寄与していることを確認するために、モニタリング調査を行っています。
日かげと緑の実証フィールド
限られた日照条件でも植物が育つことを実証するためのフィールドです。 建物の北側など日が当たりにくい場所でも元気に育つ植物を選定し、生育評価を行っています。
癒しと薬草の実証フィールド
身近な緑がひとの心とからだの健康に関わることを伝えるフィールドです。 食堂前という環境を活かし、"見て楽しい・食べて楽しい植物"を中心に配植しています。
次世代型省CO2コージェネレーションプラント
本プラントで発電される電力は自己託送制度を活用することで複数の広域需要拠点に送電されます。さらに、プラントで発生する熱は、技研構内の本館およびTTCつくばに供給され、有効に活用されています。
TTC つくば
TTCつくばのコンセプトは「物づくりをする人づくりをする場所」です。各種研修を通してここでの出会いが信頼や絆を育み、さらに素晴らしい物づくりへ繋がるようにとの想いを込めています。一部の部屋には木質系の内装等を施し、居住性についての実証も行っています。