2学期が始まりました
校舎東側の外壁塗装工事が終了し、2学期が始まりました。
夏季休業中は多くの本校生徒の活躍がありました。少林寺拳法部は女子団体演武の部でインターハイ優勝、フェンシングの岩橘英莉花(2年)さんがフルーレの部でインターハイ第3位、競技かるた部の鎌田千優(3年)さんが、埼玉県選抜の一員として全国高等学校総合文化祭で第8位(奨励賞)と活躍してくれました。本校生徒は、部活動と勉強や学校行事と両立して頑張っています。
また、多くの生徒が海外研修にでかけました。本年は、フィリピン、オーストラリア、イギリス、ベトナムの4つのコースに約80名の生徒が参加しました。本日、海外研修の報告会があり、それぞれのグループから趣向をこらした発表がありました。「実際現地に出かけその国が抱える課題を考える契機になった」「ホストファミリーとの暖かい交流ができた」「日本の良さを再認識できた」など、まさに本校のモットーである、 ゙Read, See & Think ” を実感した研修だったと思います。
【2学期始業式校長講話】
皆さん、おはようございます。校長の堀です。 本日から2学期がはじまります。
また暑さを避けるために、リモートによる始業式となります。
皆さん、夏休みはいかがでしたか。大きな事故等もなく、皆さんがこうして2学期を迎えられたことをうれしく思います。
さて、夏季休業中、部活動では、インターハイや全国総文祭での活躍が光りました。
少林寺拳法部が女子団体演武の部で優勝、女子単独演武の部で3年3組 川田磨凜さんが4位入賞を果たしました。また、フェンシングの2年8組 岩橘 英莉花さんがフルーレで3位になりました。総文祭では、3年5組の鎌田千優さんが埼玉県選抜のメンバーとして奨励賞全国8位となりました。
本校の生徒は部活動だけやっているわけではありません。勉強や学校行事にも全力でがんばっています。そんな中でこの成績はたいへん立派なものであります。
また、海外研修関係では、フィリピン、オーストラリア、イギリス、ベトナムと多くの生徒が研修に出かけました。たいへん貴重な経験をされたと思います。ぜひ、周りの人たちとその経験を共有してください。そして、日々の高校生活に生かしてください。
さて、今年の夏はパリでオリンピックが開催され、今も、パラリンピックの熱戦が続いています。皆さんの中にも応援に熱中して睡眠不足になった人もいるでしょう。オリンピックで金メダルを取ることは大変すばらしいことであり、栄誉なことです。しかし、金メダルを取れずに敗れた人の中に、人間的にも素晴らしい振舞をした人もたくさんいました。今日は“Good Loser”という話をします。
高校野球の名門校に仙台育英高校という学校があります。一昨年は甲子園優勝、昨年は準優勝でしたが、今年は地区大会で敗れ甲子園出場は叶いませんでした。宮城県大会決勝で敗れた時の仙台育英高校監督の須江航さんのお話を紹介します。
須江監督は野球部の部員に対して、「甲子園の頂点まで2年連続、ひとつは達成してひとつは指をかけた。しかし、自分たちの時に甲子園に行けないというのは、ある意味3年連続甲子園に行けないよりも、僕は苦しいことだと思うし辛いことだと思う。でも、そういうなかで、あなたたちは、優勝した聖和学園さんをちゃんと称えられた。昨年、甲子園の決勝で慶應高校に負けた時、『“Good loser”(良き敗者)であれ』という話をしたが、皆さんも伝統として負けた時の振る舞いを繋いでくれたのは嬉しい」と選手たちの相手を敬う姿勢を褒めました。
さらに、須江監督は「あなた達を支えてくれて、育ててくれた人に対して、今日は大切なタイミングだから感謝の気持ちを伝えてほしい。優勝した時とか勝った時じゃない。今日負けた時に伝えることが大事。勝った時に勝ちましたという報告よりも、負けた時に感謝をちゃんと伝えられる。それは、絶対に欠かしてはいけない」と、「感謝の気持ちを伝える」ことの重要性を話しました。
皆さんも、これからの人生は失敗すること、敗者になることもあるかもしれません。そんな時、「自分はだめだ」と自分だけの世界に入ってしまって嘆き悲しむのではなく、周囲を見渡し、相手を称えたり称えたり、自分を支えてくれた人に感謝することを忘れないでほしい。まさに、“Good loser”が人生の“Good Winner”になるはずである。
さて、3年生は、いよいよ和国で授業を受けるのもあと半年です。受験に向かう不安はあるでしょうが、全国の受験生みんな同じです。苦しい時は周囲を見渡してください。いままで頑張ってきた友人たちと頑張ってください。
2年生は、11月に修学旅行が控えています。勉強・部活・学校行事すべてを自分たちが牽引する気概を持ってがんばってください。
1年生も、学校にも慣れ自分のペースをつかめてきたころだと思います。ぜひいろいろなことにチャレンジしてください。もちろん失敗しても大丈夫、そこから学べることも多いはず。 “The only failure is not to try” の精神でがんばってください。