日誌

校長日誌

卒業式 式辞

投稿日時 : 2016年07月25日 IT カテゴリ:

卒業式 式辞

厳しかった冬の寒さも和らぎ、明るい陽ざしが春の訪れを告げ、

野山も動き始める季節となりました。

本日ここに、多数の御来賓、保護者の皆様の御臨席を賜り、

第27回卒業証書授与式を盛大に挙行できますことを、

心より感謝申し上げます。

328名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

そして、本日まで、深い愛情でお子様を見守り、支えて来られた保護者の皆様、お子様のご卒業を、

心よりお祝い申し上げます。

満開の桜に見守られ、希望に胸を膨らませ、本校に入学してきた皆さんは、まだ、幼さを残しておりました。新しい環境で、勉学に戸惑いながらも、部活動、そしてさまざまな学校行事に喜々として取り組んでくれました。いろいろな経験を重ね、三年間で大きく成長してくれました。皆さんは、とても充実した日々を送ることができました。仲間と助け合い、高め合い、大いに和国での生活を楽しんでくれました。和光国際高校というすばらしい環境の中で、日々、さまざまなことを発見し、さまざまなことに挑戦をしてくれました。たくましく成長した自分を誇りに思ってください。

さて、卒業生の皆さんは、今日から社会ではひとりの大人として扱われます。自分で決断し、自分の人生を、自分の力で切り開いていかなければなりません。昨年、満18歳で主権を与える法案が決まり、皆さんは20歳を待たずして、大きな責任を負うことになりました。自分の将来のみならず、皆さんが日本の未来を、有権者として決めていくことになるのです。広い視野を持って、自ら考え、自ら判断できる主権者として、その覚悟をもって、巣立っていってください。

皆さんが飛び立っていく社会は、「グローバル社会」と言われ、その舞台は地球規模に広がっています。世界情勢をみると、近年ますます、厳しさを増しているように思われます。決してやさしい未来が待っているわけではないでしょう。しかし、皆さんは、この和光国際高校で、異なる言語・文化・価値観を持つ人々を理解し、積極的に意思の疎通を図ることを学んできました。彼らを受け入れ、互いに尊重し合える仲間として、共に未来を拓く、強い意思を持った「グローバル人材」になることを学んできました。この和国で培った「仲間と助け合い、支え合う」力をもって、これからも、国際情勢にしっかり目を向けながら、自分自身で考えられる人間として、成長していってください。

夢を持ち、それを追求できることは、若者の特権です。若者は、その夢を実現させるための時間とエネルギーを持っているからです。皆さん一人一人の夢が、今後、大きく花開くことを期待しております。

昨年、イギリスで開催されたラグビー・ワールドカップで、日本代表は、過去7回のワールドカップ出場で、1勝しか挙げていなかった中、この大会では、歴史的な3勝を挙げることができました。その活躍は皆さんもまだ記憶に残っていることでしょう。歴史を変える偉業を達成してくれたのです。そして、その活躍は日本中の人々に勇気を与えてくれました。その裏で彼らは、夢を叶えるために、「世界一厳しい練習」に耐えてきました。体力で劣る日本人がその練習量と、考え抜いたプレーで強豪を打ち破っていったのです。その姿は、「やればできる」「夢は叶う」という言葉を本物にして見せてくれました。たゆまぬ努力と、それを継続することの大切さを教えてくれました。ラグビー日本代表は、4年間、厳しい練習に耐え抜いたからこそ、結果を出せたのです。

皆さんも、自分を信じ、自分の夢を持ち、その夢を実現させるため、努力を惜しまぬ、強い人間になって欲しいと思います。

皆さんの活躍と今後ますますの成長を大いに期待しております。自分に自信を持って、自分らしくたくましく生きていってください。

結びに、本日ご臨席の皆様のご多幸を祈念申し上げますとともに、卒業生並びに在校生に対しましても、引き続き温かいご支援を賜りますことを、お願いいたしまして、式辞といたします。

平成28年3月12日

埼玉県立和光国際高等学校校長 伊藤正志

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本校が「教育奨励賞」を受賞しました。

投稿日時 : 2015年10月29日 IT カテゴリ:

このたび、本校は、時事通信社「第30回教育奨励賞」の情報通信技術(ICT)の活用で大きな教育効果があった学校として特別賞を受賞しました。受賞論文は本校外国語科 浅見伸裕先生の『クラウド活用でグループ学習活発化』です。外国語科「時事英語」の授業で生徒同士がウェブ上で資料を共有できるクラウドサービスを活用し、グループで課題解決を目指す「協調学習」の手法を用いた英語のアクティブラーニングが対象になりました。本校では従来、「英語を学ぶ、英語で学ぶ」を実践し、さまざまな工夫を取り入れて、より生徒が学びやすい授業を行ってきました。このようなすばらしい賞を頂いたことを期に、さらに良い授業を研究して参りたいと思っております。

教育実践たたえ表彰式.docx

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H28学校案内より

投稿日時 : 2015年08月04日 IT カテゴリ:

国際社会で活躍する人材を目指して

本校は、「国際社会でリーダーとして活躍する有能な国際人の育成」という目標を掲げ、全国初の公立の国際高校として設立されました。この目標を達成するために目指しているのが、知徳体バランスのとれた教育の提供です。こう言っただけでは、他校でも行っている教育目標と、なんら変わりがないと思われるかもしれません。しかし、本校が目指す能力は、試験で高得点をとるためだけの学力ではなく、言われたことをやるだけの行動力でもありません。つねに、自らその先を探求する真の学力、異なる文化や価値観をもつ他者とも友好関係を築こうとする豊かな心、困難に出会っても乗り越えられる体力と精神力です。

3つの力の育成:「語学力」「教養力」「人間力」

新たに、この「3つの力」を具体的な育成目標とし、実践していきたいと考えています。

まず、「語学力」に関しては、開校以来、伝統的に力を入れています。本校には、英語の好きな生徒が多く入学してきます。外国語科を中心に、その指導法も確立していますので、それを普通科にも広げていこうと考えています。さらに、自分の考えを主張できるコミュニケーション能力をつけるために、各教科でプレゼンテーションやディベート等の言語活動も重視しています。

次に「教養力」ですが、語学力を身につけたうえで、何を発信するのかは、その中身が問われます。自己と自国の文化に関する理解を深め、幅広い教養を身につけることで、異なる言語・文化・価値観を持つ人々と積極的に意思の疎通を図れる人材の育成を目指します。そのためには、世界で通用する教養力が必要なのです。近年、理系の素養を持つ入学生も多くいることから、その分野でも力を発揮させたいと思っています。

3つめの「人間力」ですが、本校生には、部活動・行事、そして国際交流・ボランティア活動等、すべての教育活動を通して人間としての深みが増すことを期待します。3つの力の育成により、心と身体を鍛え、知徳体のバランスがとれた強い人間となり、国際社会で活躍してもらいたいのです。

探求心と知的好奇心を育てる

試験で高得点をとるための知識を受動的に貯め込むだけでは、真に身についた学力とは呼べません。学ぶ者が、未知の世界への探求と課題解決への道のりを主体的に進んではじめて、そう呼べるものとなります。そのために必要な知的好奇心は、教師がすべての解答を与える授業では育ちません。授業には、「なるほど」「そうか」という発見や感動があり、そこで得た知識と技能を活かして、生徒がさらにその先にある課題に取り組み、自ら解答を得ようとする意欲を引き出すことが重要です。その時に必要な思考力、判断力、表現力こそが、真の学力の源泉となります。得た知識を自らの引き出しに入れ、自在に取り出して活用することができるようになるからです。自ら取り組むことによって得られる満足こそが知的好奇心の糧となります。本校生には、自ら課題を見つけ解決する能力を求めます。

体験活動からはじまる真の国際理解

本校教育で重視しているのは、体験活動です。学校行事はすべて生徒によって企画運営されています。生徒募集の「学校説明会」も毎年100人を超える生徒が自分たちの手で後輩を連れてこようと企画運営をしています。自らが有意義に高校生活をおくっている様子を伝えることにより、現実味を持った説明をしてくれます。

また、校内外の清掃をはじめ、近隣の福祉施設訪問などのボランティア活動を実施し、貢献活動を実体験します。そこで、自分とは違う他者に対する理解を深めることで、思いやりの心や友好関係を築く豊かな心につながる指導を行っています。国際高校ですから、海外の姉妹校との相互交流を積極的に行ってもいます。参加希望者が多数のため、校内選考で合格した生徒を派遣しています。昨年度から、卒業までに全生徒がパスポートを使用する海外修学旅行が実施されました。生徒たちは、海外での様々な体験を通して、「語学力」の不足、自国の文化や歴史を尋ねられても答えられないもどかしさを体験して帰ってきます。それを通して己を知り、他者を理解することが本当の友好関係を築くことだと知っていきます。

挑戦する心と乗り越える強さを培う

本校の部活動はとても盛んです。学業を優先させるために、部活動を自粛させるような指導は行いません。高校生活を満喫してほしいという思いとともに、部活動によって培われる体力や精神力、そして同じ目標に向かう仲間意識は、国際社会で活躍するために必要不可欠なものと考えているからです。埼玉県は運動部・文化部ともにレベルが高いので、県大会で優勝して全国大会に進むのは至難ですが、最近は県大会や関東大会で優れた成績を残す部活動も出ています。こうした活動の中にも、様々な挑戦があります。それらの壁が高いほど、乗り越えたときの感動と自信はかけがえのないものになるでしょう。熱心な指導者のもと、仲間とともに壁を乗り越える強さを培ってもらいたいと考えます。

One day, one challenge.の継続

本校の生徒は、明るく、素直で、真面目な生徒ばかりです。校内にはいつも笑顔があふれています。日本人の「内向き志向」が言われる中にあって、本校には「外向き志向」の生徒がたくさんおります。本当に頼もしい生徒たちです。しかし、楽しいだけの高校生活では、充実感はなく、大いなる成長も見込めません。だからこそ、あえて厳しい課題を出します。それを乗り越える逞しさを、皆、秘めているはずです。1つの例として昨年度から、「持久走大会」を実施しました。はじめは嫌がっていた生徒たちも全員が完走し、そこには充実感、達成感が残りました。本気で挑戦し、困難を克服する努力と工夫が、毎日を新たな発見と感動の日々にしてくれます。

One day, one challenge.私たち教師陣は、そのためのサポートに全力を尽くします。

校長 伊藤 正志

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入学式式辞

投稿日時 : 2015年04月13日 IT カテゴリ:

平成27年度 入学式

式辞野山に花咲き、新しい芽吹きの春が巡ってまいりました。

この春の佳き日に、御来賓や 保護者の皆様のご参列を賜り、

平成27年度第29回入学式を挙行できますことに、

心から感謝を申し上げます。

ただ今、入学を許可いたしました328名の新入生のみなさん、

入学おめでとうございます。

在校生、教職員一同、みなさんを大いに歓迎いたします。

本校の生徒として、胸を張って高校生活をスタートさせてください。

保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学、おめでとうございます。

心よりお喜びを申し上げます。

本校は、今年29年目、1年後には30周年を迎える、全国初の公立の国際高校です。

「国際社会でリーダーとして活躍する有能な国際人の育成」という明確な目標のもと、

生徒・教職員が一丸となって、目標実現に向け、様々な取組を実践している学校です。

ぜひ、新たな仲間として、本校での活躍を期待しております。

さて、みなさんは、難関の入試に挑戦し、みごと本校に合格してきました。

本校の校風にあこがれ、本校で学びたいという強い気持ちを持って、入学してきてほしいと

学校説明会等で繰り返してまいりましたが、今の気持ちを3年間ぜひ持ちつづけてください。

そして、今日からは、気持ちを新たに、次の目標に挑戦していってほしいと思います。

大きな夢を持って、国際社会で必要とされる人間になるために、日々、様々なことに挑戦し、

成長していってほしいと思っています。

私は、日々挑戦、「One day, one challenge」を唱えています。「挑戦しない若者に、成長なし。

挑戦しない生徒は、本校の生徒にあらず!」ぜひ、大きな夢を目指して、3年間挑戦をしつづけて

ください。そして、3年後には国際社会に大きく巣立っていってもらいたいと思います。

加えて、本年度から「3つの力」の育成を具体的な目標に加えました。

「語学力「教養力「人間力」の3つです。語学力に関しては開校以来、伝統的に力を入れています。

外国語科を中心に、その指導方法も確立してきており、それをさらに強めていきたいと思っており

ます。幸いに本校は、英語が好きな生徒が多く入学してきます。英語を武器として夢を広げていって

もらいたいと思います。さらにコミュニケーション能力にも磨きをかけてもらい、活躍の場を広げて

もらいます。そして語学力を身につけたうえで、何を発信するか、中身が問われることになります。

しっかりとした知識と考え方を持ってもらいたいと思います。自己と自国の文化に関する理解を深め、

幅広い教養を身につけたうえで、異なる言語・文化・価値観を持つ人々と積極的に意思の疎通を図る

ことのできる人材に育って欲しいと思っています。近年、理系の素養を持つ入学生も多くいること

から、その分野でも力を発揮してもらいたい。これを教養力と呼び、身に付けるべき力とします。

そして、人間力ですが、本校では部活動・行事、そして国際交流・ボランティア活動等、すべての

教育活動を通して人間としての深みを増してもらいます。心と身体を鍛え、知徳体バランスのとれた

強い人間として国際社会で活躍してもらいたいと思っております。

この「3つの力」を具体的な育成目標と定め、今年度から、実践して参ります。

また、みなさんには、この学校で「互いに高め合う仲間」をひとりでも多く見つけてもらいたいと

思っています。自分自身を高めるだけではなく、共に励まし合い、共に高め合う真の友をつくることが

大切です。そして互いに切磋琢磨し、少なくとも文武両道、勉強・部活だけでなく、学校行事にも

打ち込み、忙しさの中で大切なものを見つけていってほしいと思います。誰もが等しく1日24時間、

それをどのように使うかが成功の秘訣です。みなさんには、これを宿題としますので、本校にいる

3年間で、ぜひ学び取って欲しいと思います。ひとりでは難しくとも、仲間が一緒だとその

「答え」が見つかるはずです。

最後に、保護者の皆様、大切なお子様をお預かりし、健やかな成長のために、教職員一同、

精一杯手助けをさせていただくことをお約束いたします。保護者の皆様には、どうか、その姿を温かく

見守っていただき、良き応援団となって頂ければ幸いと存じます。

限りない可能性をもった新入生の皆さんの大いなる成長を祈念し、式辞とさせていただきます。

平成27年4月8日

埼玉県立和光国際高等学校
校長 伊藤 正志

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卒業式 式辞

投稿日時 : 2015年03月16日 IT カテゴリ:

式 辞

厳しかった冬も終わり、待ち焦がれた春、芽吹きの季節となりました。

本日ここに、多数の御来賓、保護者の皆様の御臨席を賜り、

第26回卒業証書授与式を盛大に挙行できますことを、

心より感謝申し上げます。

320名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

そして、本日まで深い愛情でお子様を見守り、支えて来られた保護者の皆様、

お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。

本校に入学してきた三年前、まだ、幼さを残した皆さんは希望に胸を膨らませ、桜満開の校門をくぐりました。新しい環境で、勉学に戸惑いながらも、部活動、そしてさまざまな学校行事等に喜々として取り組んでくれました。いろいろな経験を重ね、三年間で大きく成長してくれました。皆さんは、実に充実した日々を送ることができました。仲間と助け合い、支え合い、大いに和国の生活を楽しんでくれました。和国というすばらしい環境の中で、日々、さまざまなことを発見し、さまざまなことに挑戦してくれました。たくましく成長した自分を誇りに思ってください。

さて、卒業生の皆さんは、今日から社会ではひとりの大人として扱われます。

自分で決断し、自分の人生を、自分の力で切り開いていかなければなりません。

うまくいかなくても、苦しくても、自分の選んだ道です。決めたのは自分ですから、人のせいにはできません。その覚悟をもって、これからの人生を進んでいってください。
皆さんが飛び立っていく社会は、「グローバル社会」と言われ、その舞台は地球規模に広がっています。世界情勢をみると、決してやさしい未来ではないでしょう。むしろ、厳しい世界が待ち受けていることでしょう。しかし、皆さんは、この和国で、異なる言語・文化・価値観を持つ人々を理解し、積極的に意思の疎通を図ることを学んできました。彼らを受け入れ、互いに尊重し合える仲間として、共に未来を拓く、強い意思を持った「グローバル人材」になることを学びました。和国で培った「仲間と助け合い、支え合う」力をもって、これからも、国際情勢に目を向け、自分自身でしっかり考えられる人間として成長していってください。

夢を持ち、それを追求できることは、若者の特権です。若者は、その夢を実現させるための時間とエネルギーを持っているからです。皆さん一人一人の夢が今後大きく花開くことを期待しております。

昨年、皆さんと同い年の、パキスタンのマララさんが、最年少でノーベル平和賞を受賞しました。彼女の母国語ではない語で堂々とスピーチをした姿は頼もしく、「すべての子どもたちが教育を受けられるようになってほしい」と訴えた、その前向きで力強い言葉は、世界中の人々に勇気を与えてくれました。夢を叶えるために、彼女は努力と苦労を積み重ねてきました。勇気をふりしぼって権利のために戦いもしました。「家族の愛情と夢の力で強くなれた」と彼女は言っています。皆さんも、自分の夢を持ち、自分を信じ、その夢を実現させる強い人間になって欲しいと思います。

皆さんの活躍と今後ますますの成長を大いに期待しております。自分に自信を持って、自分らしくたくましく生きていってください。

結びに、本日ご臨席の皆様のご多幸を祈念申し上げますとともに、卒業生並びに在校生に対しましても、引き続き温かいご支援を賜りますことをお願いいたしまして、式辞といたします。

平成27年3月14日

埼玉県立和光国際高等学校

長 伊藤正志

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3学期始業式

投稿日時 : 2015年01月20日 IT カテゴリ:

始業式(このような話をしました)

みなさん、おはようございます。

そして、新年あけましておめでとうございます。

皆、元気に新年を迎えられたことに感謝をしたいと思います。


年頭にあたり「チャンスの神様」の話をします。

「チャンスの神様は前髪しかない」という話を
聞いたことがありますね。

ギリシャ神話ではカイロス、ローマ神話ではフォルトゥーナという女神で、

足には翼があり、すばやく通り過ぎてしまうといいます。

時間の神でもあるので常にすばやく前進している。

それゆえ、「好機はすぐに捉えなければ、後から捉えることはできない
と言われます。

チャンスは来るもの、タイミングよく、自ら掴みに行かないと、
後からではダメ。

そのために、みんなには「常に準備をしていてもらいたい」

ボーとしていると、チャンスが来たことすら気づかない。


お正月、テレビで「箱根駅伝」を観ました。
(コタツに入っての観戦で申し訳なかった)

往復200kmの道程を一人約20km、10人で自校の襷を伝えて走り続けます。

皆、その日のために練習しています。学校を代表する10人に選ばれることは難しいでしょう。

加えて、数多くある大学のうち20校しか参加できない。

選ばれて、そこで自分の力を発揮することは、さらに難しいことなのだと思いました。

彼らは、チャンスを掴むために当然準備をしています。

そんな彼らですら、チャンスを活かすことはたいへんなのです。


幸運を得るためには、努力と実力と忍耐が不可欠」です。

成功者の幸運は、チャンスを逃さぬ絶え間ない努力と、

チャンスを掴んだときに、それを活かす実力と、

チャンスが来るまで我慢強く待つ忍耐の成果なのです。

おまけですが、本校も今年から「持久走大会」を始めます。「なぜ、走らなければいけないのか」考えておいてください。
(宿題です)

今年も、日々チャレンジをつづけて、最高の1年にしてください。

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2学期終業式

投稿日時 : 2014年12月22日 IT カテゴリ:

終業式(このような話をしました)

みなさん、おはようございます。

暑い中、みづのき祭で、熱く始まった2学期も今日で終わります。

こんなに寒くなるとは・・・

季節はもう冬です。

日本の四季を感じますね。

冬休みが終わると、3年生はすぐにセンター試験が始まります。

早朝から自習室、各教室で勉強する姿は、寒くなった今も相変わらず続いています。

ぜひ、よい結果が出ることを祈っています。

みんな、2学期も、いろいろチャレンジしてくれました。 ありがとう!

・部活動も活発でした。全国・関東大会出場という結果に結びついた部も多くありました。

その他の部も大活躍でした!

* 仲間と一緒にがんばる「和国の文化」を伝えていってください。

・2年生の修学旅行・・・本校初の海外修学旅行は大成功!

和国の「魅力」の1つに加わるとよいと思います。

先日、1年生の書いた「今、がんばっていること」という作文を読ませてもらいました。

ある生徒の作品では、勉強と部活です!と書いてありました。

1学期の終わりころ、希望した高校に入学でき、満足し、おまけに毎日が楽しくて、「何もがんばっていない自分に気づいた」と。(早く気づいてくれました)それから気持ちを切り替え、今・・・

もう1つ、「自分で限界をつくっていた」とも書いてありました。限界をはねのけてがんばってみた。すると、毎日が充実してくると実感していました。(すばらしい発見です)

まさに、「日々、挑戦」One day, one challenge.を実践してくれています。うれしかった!

さて、

平成26年、2014年も終わります。

最近、ノーベル賞受賞式のニュースが流れていましたが、

3人の日本人が青色LEDで物理学賞を受賞したことは、日本の科学技術のレベルの高さを物語り、基礎研究も大切ですが、今回の受賞は、実用性があり、多くの人々に役立つ発明として近年にない偉業だったと思います。本校でも、理系の生徒もかなりがんばってくれています。文系の学校のイメージが強いようですが、近年、理系大学への進学も結果をだしてくれています。

理系の「和国」もアピールしていきましょう。

また、ノーベル平和賞を受賞したマララさんに関しては、3年生と同い年であることも含め、皆の関心も高いと思います。「すべての子供が学校に行けるようになるまで私は闘い続けます。」等の発言のすばらしさにも注目されます。本校の目指す「発信できる生徒」の目標になると思います。彼女たちに比べ、何不自由なく学校に通えるありがたさを再確認してもらいたいと思います。

最後に、

「本を読め! そして 考えよ!」 という

「RST」のメッセージを この冬休み中も 贈り続けたいと思います。

お正月は、日本の伝統文化を見直すチャンスでもあります。

いろいろとしっかり見て、考えてください!(手話)

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2学期始業式

投稿日時 : 2014年08月29日 IT カテゴリ:

2学期始業式(このような話をしました)

みなさん、おはようございます。

「二度と来ない夏休み」を、完全燃焼できたでしょうか?

時間を有効に使えたでしょうか?

夏休みは終わってしまいましたが、

和国の夏はつづきます。

これから、みづのき祭に向けて、授業との両立

もちろん部活もあります。

忙しい日々が始まります。

「時間が足りない」は怠け者の言い訳です。

優先順位をしっかり考えながら、

計画的に、一番大切なことは最優先!

そして

どういう「みづのき祭」にしたいのか?

執行部だけでなく、みんなで考えてください。

たくさんの来客があります。和国の良さの見せ所です。

日頃の君たちの活動もしっかり見てもらえるとよいでしょう。

「和国の品格」もしっかりと示してください。

さて

そんな「忙しい」皆さんに ひとことだけ

少しだけ無理をしてみる」のすすめです。

少し高い目標設定をすることで、自分を成長させることができます!

苦しいと感じているときこそ、成長しているときです。

人は誰も「弱い自分と強い自分がいる」 ⇒ 強い自分を信じよ

「諦め」や「弱気」はついでてきてしまう。

どうしても・・・ 友達の出番(助け合える仲間で乗り切れ)

二学期は行事がたくさんあります。

まずは、あと3週間がんばって、

すばらしい夏の締めくくりをしてください。

みなさんのがんばりを期待しています。

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1学期終業式

投稿日時 : 2014年07月22日 IT カテゴリ:

終業式(このような話をしました)

みなさん、おはようございます。 校長の 伊藤 です。

早いもので、あっという間に1学期が終わってしまいました。

そして、夏です。夏は植物も人も「ぐんぐんと成長する季節」です。

和国の夏は、みづのき祭・体育祭が終わるまでが夏と考える。

明日からの40日間の夏休みと9月の体育祭が終わるまでの
計2か月間・・・

2度と来ない今年の夏! 「完全燃焼せよ」
正しい夏の過ごし方を指南しようと思う。

その前に、

1学期、いろいろチャレンジしてくれました。 ありがとう!

・陸上部の関東大会出場、県大会出場クラブ多数!
(結果だけではなく、仲間と一緒にがんばったことが大切)

・様々なボランティア活動(特支との交流会、ピアサポート、
ゴミ拾い、ワックスがけ・・・)

・この学校はきれい!
(毎朝、ほとんどのクラスで、黒板がきれいになっている。)

・遅刻が少ない。(欠席数よりも少ない週があるくらい)

・電車の中で単語集 ⇒さすが、和国生だ!

それでは、

正しい夏の過ごし方・・・
1年生だからできること、2年だから・・・、3年は別

しろまる 本を読め! そして 考えよ!(特に、将来を見据えて悩め)

(知的水準を高める:一生ものの財産、頭を鍛える)

・図書の貸出数:残念なことに減っている ・・・
先日、1日の貸出新記録があったが

・RSTのRは何だったか・・・Read widelyだった

・どんなに忙しい中でも多くの本を読み、悠々と暮らす・・・理想

しろまる 見聞を広めよ、旅に出よ(世界へ飛び出せ)

・オーストラリアホームステイ、イギリス研修、ベトナム研修

・非日常を経験して成長する

・部活もがんばれ! *見聞を広めるチャンス!

しろまる 自律せよ!(自分を律して、
遊びたいときは遊び、勉強するときは勉強、集中せよ)

・時間の使い方・・・和国生は忙しい!
ゆえに、「時間の管理能力」が鍛えられる

・「朝型の生活リズム」は保ってほしい

・最後に、これは言わなくても大丈夫だと思うが、念のため

みづのき祭の準備を怠りなく・・・計画性を身に付けるチャンス

最後にもう1度、「この夏は二度と来ない」だからこそ大切に!

充実した夏を過ごしてもらいたい。

One day, one challenge. も忘れずに

大きく成長した君たちを、楽しみにしています。

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入学式式辞

投稿日時 : 2014年04月09日 IT カテゴリ:

入学式式辞

野山に花咲き、新しい芽吹きの春が巡ってまいりました。この春の佳き日に、御来賓や保護者の皆様のご参列を賜り、平成26年度第28回入学式を挙行できますことに、 心から感謝を申し上げます。
ただ今、入学を許可いたしました新入生のみなさん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、みなさんを大いに歓迎いたします。本校の生徒として、胸を張って高校生活をスタートさせてください。保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学、おめでとうございます。心よりお喜びを申し上げます。
本校は、今年で28年目を迎える全国初の公立の国際高校です。「国際社会でリーダーとして活躍する国際人の育成」という明確な目標のもと、生徒・教職員が一丸となって、目標実現に向け、様々な取組を実践している学校です。ぜひ、新たな仲間として、本校での活躍を期待しています。
さて、みなさんは、難関の入試に挑戦し、みごと本校に合格してきました。本校の校風にあこがれ、本校で学びたいという強い気持ちが、合格という栄冠を呼び寄せたのだと推察いたします。今日からは、気持ちを新たに、次の目標に挑戦していってください。大きな夢を持って、国際社会で必要とされる人間になるために、3年間の高校生活を充実させて欲しいと思います。国際社会は、日々変化し、みなさんを取り巻く社会も、大きく変化をつづけております。今の常識が、明日には覆ってしまうような社会で生き抜くための真の学力を身につけて卒業していってもらいたいと思っております。そのために、みなさんには、日々、様々なことに挑戦し、成長していってほしいと思っています。前校長は、「One day, one discovery」を唱え、先輩たちを鼓舞してきました。先輩たちは日々の「発見」を大切に高校生活を過ごしています。私は、それに加えて、「One day, one challenge」を唱えていきたいと思います。「挑戦しない若者に、成長なし。挑戦しない生徒は、本校の生徒にあらず!」 ぜひ、大きな夢を目指して、3年間挑戦しつづけてください。そして、3年後には国際社会に大きく巣立っていってもらいたいと思います。また、みなさんには「互いに高め合う仲間」をひとりでも多く見つけてもらいたいと思っています。自分自身を高めるだけではなく、共に励まし合い、共に高め合う真の友をつくることが大切です。そして互いに切磋琢磨し、少なくとも文武両道、勉強・部活だけでなく、学校行事にも打ち込み、忙しさの中で大切なものを見つけていってほしいと思います。誰もが等しく1日24時間、それをどのように使うかが成功の秘訣です。みなさんには、これを宿題としますので、本校にいる3年間で、ぜひ学び取って欲しいと思います。ひとりでは難しくとも、仲間が一緒だとその「答え」が見つかると思います。
最後に、保護者の皆様、大切なお子様をお預かりし、健やかな成長のために、職員一同、精一杯手助けをさせていただくことをお約束いたします。保護者の皆様には、どうか、その姿を温かく見守っていただき、良き応援団となって頂ければ幸いと存じます。限りない可能性をもった新入生の皆さんの大いなる成長を祈念し、式辞とさせていただきます。

平成26年4月8日
埼玉県立和光国際高等学校
校長 伊藤 正志

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