ミラグレーンは本当に販売中止になったのでしょうか。

SNSで”お酒に酔いにくい薬””最強の二日酔い対策”と話題を集める一方で「どこにも売っていない」「販売終了?」といった不安の声が広がっています。

そこで本記事では、ミラグレーンが販売中止と言われている理由や、本当に販売中止となったのか真相を解説しつつ、ミラグレーンに代わる代替案や最強の二日酔い対策を紹介します。

本記事を読むことで、自分にあった二日酔い対策を見つけて、飲み会などのお酒の場や二日酔いによる体調不良を少しでも早く対処することができるでしょう。

ミラグレーンが効果的な理由

[画像:ミラグレーンの効果]

まず最初にお伝えしたいのはミラグレーンは「お酒に強くなる薬」ではないという点です。

SNSなどで「酔いにくくなる」と表現されることもありますが、医学的にそのような効果は証明されていません。

あくまで、二日酔いによる頭痛や吐き気をやわらげるための医薬品です。

そのうえで、ミラグレーンが注目されている理由は二日酔い対策と肝臓ケアの両方を同時にサポートできる点にあります。

ミラグレーンが販売中止と言われた理由

ミラグレーンは二日酔いの症状をやわらげ、肝臓を守る心強い医薬品として注目を集めています。

しかし、その一方で「どこにも売っていない」「販売中止になったのでは?」といった声がSNSや口コミで見られるようになりました。

実際には販売が継続されているにもかかわらず、このような噂が生まれたのにはいくつかの要因が関係していると考えられます。

主に次の4つの理由が、販売中止と誤解されるきっかけになりました。

この4つを順番に見ていきましょう。

SNSでのバズリが原因?

TikTokやXなどのSNSでは、ミラグレーンが「最強の二日酔い対策」としてたびたび話題になります。投稿や拡散されることで注目度が一気に高まり、短期間で検索や購入希望者が急増しました。

その結果、通販サイトや一部の薬局で在庫が追いつかず「売り切れている=販売中止?」と勘違いされるケースにつながったと考えられます。

大手ドラッグストアでの取り扱いがない

マツモトキヨシやウエルシアなど、大手のドラッグストアではミラグレーンを取り扱っていません。

このため、店頭で探しても見つからず「どこにも売っていない=販売中止?」と誤解されやすいのです。

取り扱い店舗が限られているだけであり、販売自体が終了したわけではない点に注意が必要です。

一部規格終了の情報による誤解

2024年1月ごろから、ミラグレーンの一部規格(15錠と600錠)の販売が終了しました。

しかし、この情報がSNSなどで断片的に広まったことで「全商品が販売終了したのでは?」と誤解されてしまったのです。

実際には一部の規格がなくなっただけで、ミラグレーン自体の販売は継続されています。

過去の自主回収との混同

ミラグレーンは過去に、一部ロットで自主回収が行われたことがあります。

人体への健康被害は報告されず、販売終了につながるようなものではありませんでした。

ただし「回収=販売停止」と受け取る人も少なくなく、その印象が一部で残っていた可能性があります。

そこへ在庫不足や規格終了といった別の要因が重なったことで、「販売中止では?」という誤解に結びついたケースも考えられます。

ミラグレーンはどこで売っている?

販売中止ではないことが分かったものの、「では実際にどこで買えるのか?」と疑問に思う人も多いはずです。

ミラグレーンは一般的な大手ドラッグストアでは見かけませんが、通販サイトや正規取扱薬局を通じて購入することが可能です。

ここでは具体的な購入方法を解説します。

通販

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど、大手ECサイトで購入することができますが、ミラグレーンはメーカー公式が直接販売しているわけではありません。

販売店や出品者を通じた取り扱いとなります。そのため価格が高騰していたり、なかには転売品が出回るケースもあるため注意が必要です。

正規取扱薬局

ミラグレーンは正規取扱薬局からも購入できます。

正規取扱薬局の一覧はメーカー公式サイトから検索できるので、事前に確認してから訪れると安心です。

ミラグレーンが手に入らないときの代替策

ミラグレーンは販売中止になっていませんが、実際には通販でも在庫が切れていたり、薬局で取り扱いが見つからなかったりするケースがあります。

そのため、欲しいときに手に入らず困ってしまう人も少なくありません。

そんなときには、二日酔いや肝臓ケアに役立つ他の市販薬を利用するのも有効な方法です。

薬局やドラッグストアで手に入りやすく、症状を和らげるサポートをしてくれるものもあります。

ここでは代表的な代替策を紹介します。

市販薬で対策

二日酔い対策として定番なのが市販薬です。

薬局やドラッグストアで手に入りやすく、症状をやわらげたり肝臓をサポートしたりと即効性が期待できます。

五苓散(ごれいさん)

古くから用いられる漢方薬。

水分代謝を整え、吐き気や頭痛、むくみに効果的とされています。

体質改善的な側面もあり、二日酔いによる不快感を幅広くカバーできる点が特徴です。

ソルマック

胃の不快感や胸やけに効果がある市販薬。

飲みすぎによる胃もたれや吐き気が強いタイプの二日酔いに向いています。

飲酒後に胃が重く感じる方には特におすすめできます。

ヘパリーゼ

肝臓の働きを助ける成分が配合されており、アルコール代謝を促すことで翌日のだるさや疲労感を軽減する効果が期待できます。

なお、コンビニでよく見かける「ヘパリーゼドリンク」は清涼飲料水扱いであり、医薬品としての効果とは異なる点に注意が必要です。

サプリで対策

サプリメントは医薬品に比べると作用が穏やかですが、日常的に取り入れやすく「肝臓のサポート」や「二日酔いの予防」に役立ちます。

飲み会の多い方や、普段から健康習慣として取り入れたい方におすすめできるアイテムです。

シリマリン

世界的に知られる肝臓サポート成分で、抗酸化作用や肝細胞を守る働きが注目されています。

日常的な疲労を感じやすい方や、アルコールを飲む機会が多い方にとって心強いサポートとなるでしょう。

Liv.52 DS

インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」から生まれた人気の肝臓サプリ。

複数のハーブを組み合わせることで、肝機能のサポートや代謝の改善が期待できます。

自然由来のブレンドなので、体にやさしいサプリを選びたい方にも取り入れやすいのが特徴です。

ハリドラ

日本でもなじみの深い「ウコンの力」の主成分、クルクミンを豊富に含むサプリです。

抗酸化作用によってアルコール代謝を助け、翌日のスッキリ感につながります。

スパイス由来で日常的に摂取しやすく、食生活に自然に取り入れられる点も魅力。

コンビニに売っているモノで対策

「今すぐ何か対策したい!」というときに便利なのが、身近なコンビニで手に入るアイテムです。すぐに購入できるため、二日酔いのつらさをやわらげる心強い味方になります。

しじみの味噌汁

しじみに含まれるオルニチンは、肝臓をサポートする成分としてよく知られています。

温かい味噌汁は胃にもやさしく、飲んだ翌朝に取り入れるひと息つける定番アイテム。

体を内側から温め、回復を助けてくれます。

スポーツドリンク

アルコールによって失われやすい水分やミネラルを効率よく補給できるのがスポーツドリンクです。

吸収が早いため、飲みすぎた直後や寝る前、翌朝の目覚めに飲むと効果的です。

手軽に体内のバランスを整え、脱水症状を防ぐのに役立ちます。

スパリブ

スパリブは、L-システイン・オルニチン・ビタミンC・ナイアシンなど、アルコール代謝をサポートする成分を配合したサプリメントです。

飲酒前や飲酒中に摂取することで、翌日の二日酔い症状をやわらげる効果が期待できます。

なお、コンビニでの取り扱いはファミリーマート限定なので、利用する際は店舗を確認してみてください。

二日酔いに効く!最強のルーティン

[画像:二日酔いに効く最強ルーティン]

二日酔いを防ぐには、飲む前から翌朝までの一連の流れを意識することが大切です。

日常的にシリマリンなどのサプリで肝臓をサポートして土台づくりをしておきましょう。

飲酒前には五苓散などの市販薬で体を整え、飲んでいる最中は水やお茶をはさむことがポイントです。

帰宅後はスポーツドリンクやしじみの味噌汁で水分と栄養を補給し、翌朝も不調が残るようならミラグレーンなどの錠剤でリカバリーをすることがオススメです。

まとめ

ミラグレーンは販売中止ではありません。

SNSで人気が高まり一気に売れたことや、大手ドラッグストアでの取り扱いがないことから、「販売中止?」と誤解されただけです。

実際には通販や正規薬局で購入でき、二日酔いや肝臓ケアの強い味方となります。

手に入らなくても、五苓散・ソルマック錠・ヘパリーゼなどの市販薬や、サプリ・コンビニ食品を代替策として活用するのもいいでしょう。

さらに「日常的なサプリ → 飲む前の市販薬 → 飲酒中の水分補給 → 飲んだ後の栄養 → 翌朝の錠剤」というルーティンを意識すれば、翌日の体調はぐっとラクになるはずです。

正しい知識と工夫を取り入れて、これからも安心してお酒の時間を楽しみましょう。