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アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

【那須】つつじシーズン到来!

2021年05月11日
那須

みなさんこんにちは!

日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

だんだんと気温も上がり、裾野から始まった新緑がようやく那須高原にも訪れようとしています。

さて、那須高原はこれからつつじの季節真っ盛り!

白・ピンク・紫・オレンジなどなど、色とりどりの花が目を楽しませてくれます。

ということで今回は、那須地域周辺で見られる「主なつつじの種類」と「おすすめスポット」をご紹介します!

しかく那須地域周辺で見られる「主なつつじの種類」

1. レンゲツツジ

今回紹介するツツジの中では最も花序が大きく、鮮やかなオレンジ色が目を引きます。

毒性を持ち、牛馬が食べるのを避けるため、かつての放牧地に群生していることがあります。

2. ヤマツツジ

濃い桃色の花序を咲かせ、日当たりのよい場所では葉が隠れるほど大量に花をつけることもあります。

那須街道から那須連山の中腹まで広範囲に分布し、見かけることが最も多いつつじです。

3. トウゴクミツバツツジ

今回紹介する中で最も早い時期に咲き、小振りで透明感のある紫色の花をつけます。

名前は関東地方(東国)に多く分布し、三つ葉をつけることに由来しています。

4. シロヤシオ(別名ゴヨウツツジ)

小振りで可憐な白い花をつけます。5枚の葉を輪生することから別名ゴヨウツツジとも呼ばれます。

敬宮愛子内親王のお印であり、那須平成の森のアイコン的な花でもあります。

葉が赤く縁取ることも特徴の一つです。

5. ムラサキヤシオツツジ

那須連山の山地に生え、小さくて濃い紫色の花を咲かせます。

シロヤシオやアカヤシオとともに、栃木県の県花「やしおつつじ」の一つに数えられます。

6. サラサドウダン

これまでのつつじと花の形は異なりますが、こちらもれっきとしたつつじの仲間。

1cmほどの鐘形の花を多数つりさげ、淡紅色と黄白色のグラデーションに紅色の縦筋があります。

濃い紅色に色づいた花をつけるベニサラサドウダンもみられます。

しかく那須地域周辺の「おすすめつつじスポット」

しろまる八方ヶ原(矢板市)

かつては放牧地で、現在はつつじの群生地として有名な八方ヶ原。

20万株のレンゲツツジが群生しています。

周辺の花の見ごろは5月から6月までと長い期間楽しめます。

しろまる八幡つつじ園地(那須町)

こちらもかつては放牧地で、ヤマツツジやレンゲツツジを中心とした群落が広がっています。

環境省指定の「かおり風景百選」にも選ばれています。

八幡崎からは那須野が原を見渡せ、つつじ吊橋からは茶臼岳を眺めることができます。

例年の見ごろは5月中旬から6月上旬まで。

しろまる那須平成の森(那須町) ホームページ:https://nasuheisei-f.jp/

森の散策路を歩きながら、シロヤシオやトウゴクミツバツツジ、サラサドウダンなど、様々な種類のつつじを眺めることができます。

例年の見ごろは5月中旬から6月上旬まで。

しろまる中の大倉山(那須町)

山頂付近にシロヤシオ群生地がみられます。

周辺は遊歩道が整備され、シロヤシオが開花する期間中はゴンドラも運行しています。

例年の見頃は5月中旬から下旬まで。

今年は例年と比べて気温が高く、開花期が早まっているようです。

例年の見頃の時期はご参考までに。

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