即位礼正殿の儀
Enthronement of the Japanese emperor | |
|---|---|
| 種類 | 「即位の礼」の中心儀式 |
| 頻度 | 天皇の即位ごと(一世一度) |
| 会場 | 皇居宮殿正殿・松の間 |
| 会場所在地 | 東京都 千代田区 千代田1-1 |
| 開催国 | 日本の旗 日本 |
| 最終開催 | 2019年10月22日 (2019年10月22日) |
| 前回 |
〈第126代天皇 徳仁〉 2019年(令和元年)10月22日 午後1時 - |
| 参加者 | |
| 来場者数 | 約2500人 |
| ウェブサイト | |
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宮内庁 動画(政府インターネットテレビ) | |
1990年(平成2年)11月12日撮影
即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)は、即位の礼 の中心となる、即位した天皇が日本国の内 外に即位を宣明する国事行為たる儀式である。
諸外国における戴冠式、即位式にあたり、皇居 宮殿・正殿松の間で執り行われる。
概要
[編集 ]天皇が自らの即位を国の内外に宣明する儀式であり、諸外国のいわゆる「戴冠式」や「即位式」に当たる。このため国内外から賓客が招かれ、特に国外においては国家元首あるいは首脳が参列する。
古来、大内裏内の大極殿、大内裏が廃絶して以降は京都御所内の紫宸殿で行われた。東京奠都を経た後も、1889年(明治22年)公布の旧皇室典範で『「即位の礼」と「大嘗祭」は京都で行う』との規定により、大正天皇および昭和天皇の即位礼は京都行幸の上で「即位礼紫宸殿の儀(そくいれいししんでんのぎ)」として行われた。1947年の皇室典範改正では第二十四条に「皇位の継承があつたときは即位の礼を行う。」とあるのみでその斎行場所についての記述がなくなった。125代天皇・平成の天皇の即位礼は、平成2年(1990年)11月12日に東京・皇居で行われ、名称も「即位礼正殿の儀」に改称された。
当日はいずれも国民の休日となる(根拠法は、平成時は「即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律(平成二年法律第二十四号)」、令和時は「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律(平成三十年法律第九十九号)」)。
- 装飾
天皇と皇后が昇る高御座と御帳台は通常は京都御所 紫宸殿にあるが、即位式を行うにあたりその都度解体して運搬され、松の間に設営される(松の間中央に高御座、正殿向かって右に御帳台)。
中庭に面する正殿中央には、京都御所の紫宸殿の「南階十八段」を模して階段(こちらも段数は18段)が設けられる。ただし、実際には使用されない。中庭には幡旗が立てられ、文官武官の装束を身につけた総理府(現:内閣府)、宮内庁職員が「威儀物捧持者」として奉仕する。荒天の場合は中庭の装飾はせず、職員の配置も屋内へと変更される。
- 式次第
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正殿松の間の参列者見取り図(平成2年)
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宮殿中庭の配列見取り図(平成2年)
- 三権の長、皇族、天皇、皇后の順に正殿松の間に参入する。
- 天皇、皇后が高御座、御帳台に昇る。
- 参列者が鉦の合図により起立する。高御座、御帳台の帳が開けられる。
- 参列者が鼓の合図により敬礼する。
- 内閣総理大臣が高御座前に参進する。
- 天皇の「おことば」がある。
- 内閣総理大臣が寿詞を述べる。
- 内閣総理大臣が即位を祝して万歳を三唱する。参列者が唱和する。
- 万歳三唱後、北の丸公園で自衛隊による21発の皇礼砲が撃たれる[1] 。
- 内閣総理大臣が所定の位置に戻る。
- 高御座、御帳台の帳が閉められる。参列者が鉦の合図により着席する。
- 天皇、皇后が高御座、御帳台から降りる。
- 天皇、皇后、皇族、三権の長の順に退出する。
松の間には、成年皇族が高御座から向かって左側と御帳台から向かって右側、三権の長が高御座左側のさらに後方に侍立する。
平成の即位礼正殿の儀
[編集 ]- 特記事項および先例との変更点
- 紫宸殿と正殿では部屋の構造が異なるため、高御座と御帳台との距離が従来より近くなった。そのため、両者の左右の階段を取り付けなかった。
- 紫宸殿の儀においては天皇は紫宸殿の後方から出御、高御座に昇った上で、参列者に姿を見せていたが、今回は正殿の構造に加え、外国賓客・国内要人等の主要な参列者が天皇皇后の姿にできるだけ直接接することができるように配慮したうえで天皇・皇后の動線を変更し、正殿梅の間前の廊下を経て出御することとした。
- 参列者の席は中庭を囲む豊明殿や長和殿などに設営されたが、人数分の座席が収まりきらないため、一部中庭にせり出して設営された。
- 三権の長は、紫宸殿の儀では中庭に並び、内閣総理大臣が正面の階段を上って登殿していたが、憲法の定める国民主権に配慮し、平成以降は全員正殿内に侍立する形に改められた(正殿正面には引き続き階段が設置されるが、実際には使用されない)。また、紫宸殿の儀においては皇族と同様に束帯を着用していたが、燕尾服など洋装に変わった。
- NHKなど放送事業者によって、儀式の模様が史上初めて生中継された。
- 装束
(現:上皇、上皇后)
明治天皇の即位礼の際に礼服が廃止され、以来即位礼では和風の装束が着用されている。これを「御装束」と称する。
- 天皇(明仁):束帯 黄櫨染御袍に立纓御冠を着用し、笏を持つ。
- 皇后(美智子):唐衣裳装束の着用。唐衣は白系統、表着は緑系統(皇后の料は、古くは赤色や青色の織物が多いが、後深草天皇即位の時、母后は白唐衣を用いた。また立后のときは唐衣と表着に白を用いるのが平安中期以降の慣例であり、これらを参照して大正以降即位の礼の皇后の料は白唐衣に緑系統の表着という組み合わせに固定化した)。髪型は御垂髪(おすべらかし)で平額を付ける。桧扇を持つ。
- 男性皇族(皇太子徳仁親王(皇嗣)・秋篠宮文仁親王・常陸宮正仁親王・三笠宮崇仁親王・寬仁親王・高円宮憲仁親王):束帯黒色袍に垂纓冠を着用し、笏を持つ。皇嗣のみ黄丹御袍を着る。
- 女性皇族(文仁親王妃紀子・紀宮清子内親王・正仁親王妃華子・宣仁親王妃喜久子・崇仁親王妃百合子・寬仁親王妃信子・憲仁親王妃久子):唐衣裳装束。唐衣は紫。桧扇を持つ。
- 三権の長:洋装礼服(燕尾服)に勲章着用。昭和天皇の即位礼の際は田中義一内閣総理大臣は黒色袍の束帯であったが、平成の儀式では洋装が採用された。
- 威儀物奉持者:束帯緋色袍または黒色袍に垂纓冠または巻纓冠を着用。
- 即位の礼に参列した各国要人
当時は東西ドイツが統一し、ソ連も冷戦の終結に向けて模索していた一方で中東地域の情勢が緊迫化していたことから[注釈 1] 、これらの地域を巡る即位の礼に併せての外交も東京において活発に行われた[2] 。
- 国家元首級:70カ国
- 皇室・王室:20カ国
- 副大統領級:15カ国
- 首相級:20カ国
- 閣僚級:35カ国
- アジア
- イスラエルの旗 イスラエル:ヘルツォグ大統領夫妻
- インドの旗 インド:ベンカタラマン大統領
- インドネシアの旗 インドネシア:スハルト大統領
- トルコの旗 トルコ:オザル大統領
- パキスタンの旗 パキスタン:カーン大統領夫妻
- バングラデシュの旗 バングラデシュ:エルシャド大統領夫妻
- フィリピンの旗 フィリピン:アキノ 大統領
- ブータンの旗 ブータン:ジグミ・シンゲ・ワンチュク国王
- ブルネイの旗 ブルネイ:ハサナル・ボルキア国王
- マレーシアの旗 マレーシア:アズラン・シャー国王・王妃
- モルディブの旗 モルディブ:マウムーン・アブドル・ガユーム大統領夫妻
- モンゴル国の旗 モンゴル:オチルバト大統領夫妻
- アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦:ムハンマド
- 大韓民国の旗 韓国:姜英勲 首相
- クウェートの旗 クウェート:ナーセル (アラビア語版、英語版)
(当時イラクによって占領されていた為、亡命政権によって派遣される) - サウジアラビアの旗 サウディ・アラビア:ナワーフ (アラビア語版、英語版)
- シンガポールの旗 シンガポール:リー・クアンユー首相
- スリランカの旗 スリランカ:ウィジェートゥンガ首相
- タイ王国の旗 タイ:ワチラーロンコーン皇太子
- 中華民国の旗 台湾:蔣孝武 駐日代表
- 中華人民共和国の旗 中国:呉学謙国務院副総理
- ネパールの旗 ネパール:ディペンドラ皇太子及び王弟ギャネンドラ・同妃
- ベトナムの旗 ベトナム:グエン・フー・ト国家評議会副議長
- ミャンマーの旗 ミャンマー:ター・トゥン法務長官夫妻
- ラオスの旗 ラオス:プーン閣僚評議会副議長夫妻
- レバノンの旗 レバノン:エリアス・ヘラウィ大統領夫人
- ヨーロッパ・北アメリカ
- アイスランドの旗 アイスランド:フィンボガドッティル大統領
- アイルランドの旗 アイルランド:ヒラリー 大統領夫妻
- イタリアの旗 イタリア:スパドリーニ上院議長
- オーストリアの旗 オーストリア:ワルトハイム 大統領夫妻
- キプロスの旗 キプロス:バシリュウ大統領夫妻
- スウェーデンの旗 スウェーデン:カール16世グスタフ国王・シルヴィア王妃
- デンマークの旗 デンマーク:マルグレーテ2世女王・ヘンリク王配
- ドイツの旗 ドイツ:ワイツゼッカー大統領夫妻
- ハンガリーの旗 ハンガリー:ゲンツ大統領
- フィンランドの旗 フィンランド:コイビスト 大統領夫妻
- ブルガリアの旗 ブルガリア:ジェーレフ大統領夫妻
- ベルギーの旗 ベルギー:ボードゥアン国王・ファビオラ王妃 席次No.1であった
- ポルトガルの旗 ポルトガル:ソアレス大統領夫妻
- マルタの旗 マルタ:タポーネ大統領夫妻
- ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ユーゴスラビア:ヨビッチ連邦幹部会議長夫妻
- ルーマニアの旗 ルーマニア:イリエスク大統領
- ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク:ジャン大公・ジョセフィーヌ=シャルロット大公妃
- アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国:ダン・クエール 副大統領
- イギリスの旗 イギリス:ウェールズ大公 チャールズ皇太子・ダイアナ皇太子妃
- オランダの旗 オランダ:オラニエ公 ウィレム=アレクサンダー皇太子
- カナダの旗 カナダ:ナティシャン総督
- ギリシャの旗 ギリシャ:ミツォタキス 首相夫妻
- ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦:アナトリー・ルキヤノフ 最高会議議長夫妻
- チェコの旗 チェコスロバキア:ドゥプチェク連邦議会議長
- フランスの旗 フランス:ロカール首相夫妻
- ポーランドの旗 ポーランド:コザエキビッチ下院議長夫妻
- ラテンアメリカ
- アルゼンチンの旗 アルゼンチン:メネム大統領
- エクアドルの旗 エクアドル:パロディ副大統領夫妻
- エルサルバドルの旗 エルサルバドル:クリスティアーニ大統領夫妻
- ガイアナの旗 ガイアナ:ホイト大統領夫妻
- グアテマラの旗 グアテマラ:リベラ外相夫妻
- コスタリカの旗 コスタリカ:カルデロン大統領夫妻
- コロンビアの旗 コロンビア:ハラミージョ副大統領夫妻
- ジャマイカの旗 ジャマイカ:マンレイ首相
- チリの旗 チリ:シルバ・シマ外相
- ドミニカ国の旗 ドミニカ国:シグノレット大統領
- パナマの旗 パナマ:エンダラ大統領夫妻
- パラグアイの旗 パラグアイ:ロドリゲス大統領夫妻
- ブラジルの旗 ブラジル:コロール 大統領夫妻
- ボリビアの旗 ボリビア:パス・サモラ大統領
- ホンジュラスの旗 ホンジュラス:カジェハス大統領夫妻
- ウルグアイの旗 ウルグアイ:トマシーノ最高裁判所長官夫妻
- セントクリストファー・ネイビスの旗 セントクリストファーネイビス:アリンデール総督夫妻
- ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国:モラレス副大統領夫妻
- トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴ:ダス大使夫妻
- ニカラグアの旗 ニカラグア:トレホス最高裁判所長官夫妻
- ハイチの旗 ハイチ:ラトルチュー外相夫妻
- バハマの旗 バハマ:メイナード副首相夫妻
- ベネズエラの旗 ベネズエラ:モラレス国会議長夫妻
- ペルーの旗 ペルー:マルチャン外相夫妻
- ベリーズの旗 ベリーズ:ゴードン総督
- メキシコの旗 メキシコ:サリーナス大統領夫人
- オセアニア
- アフリカ
- カメルーンの旗 カメルーン:ビヤ大統領夫妻
- ガンビアの旗 ガンビア:ジャワラ大統領
- ケニアの旗 ケニア:モイ大統領
- ザンビアの旗 ザンビア:カウンダ大統領
- ジブチの旗 ジブチ:グレド大統領
- セネガルの旗 セネガル:ディウフ大統領
- 中央アフリカ共和国の旗 中央アフリカ共和国:コリンバ大統領夫妻
- トーゴの旗 トーゴ:エヤデマ大統領夫妻
- ボツワナの旗 ボツワナ:マシーレ大統領夫妻
- スワジランドの旗 スワジランド:デイビッド(駐韓国大使)及び同妃
- マリ共和国の旗 マリ共和国:トラオレ大統領夫妻
- モロッコの旗 モロッコ:ラシド(第2王子)
- アルジェリアの旗 アルジェリア:ベンハビレス憲法評議会議長夫妻
- ギニアの旗 ギニア:トラオレ外相
- ナミビアの旗 ナミビア:グリラブ外相夫妻
- ニジェールの旗 ニジェール:ムタリ国民会議議長夫妻
- ブルンジの旗 ブルンジ:ムボニンパ外相
- 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国:クーン総領事夫妻
- スーダンの旗 スーダン共和国:バシール革命評議会議長
- 国際機関
- 国際連合の旗 国際連合:ハビエル・ペレス・デ・クエヤル事務総長
- 欧州連合の旗 ヨーロッパ共同体:アンドリーセン副委員長夫妻
天皇の「おことば」
[編集 ]さきに、日本国憲法及び皇室典範の定めるところによって皇位を継承しましたが、ここに即位礼正殿の儀を行い、即位を内外に宣明いたします。
このときに当り、改めて、御父昭和天皇の六十余年にわたる御在位の間、いかなるときも、国民と苦楽を共にされた御心を心として、常に国民の幸福を願いつつ、日本国憲法を遵守し、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓い、国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。[3]
海部内閣総理大臣の寿詞
[編集 ]謹んで申し上げます。天皇陛下におかれましては、本日ここにめでたく即位礼正殿の儀を挙行され、即位を内外に宣明されました。一同こぞって心からお
ただいまは、天皇陛下 [注釈 2] から、いかなるときも国民と苦楽を共にされた昭和天皇の
私たち国民一同は、天皇陛下を日本国及び日本国民統合の象徴と仰ぎ、心を新たに、世界に開かれ、活力に満ち、文化の薫り豊かな日本の建設と、世界の平和、人類福祉の増進とを目指して、最善の努力を尽くすことをお誓い申し上げます。ここに、平成の
令和の即位礼正殿の儀
[編集 ]2019年(令和元年)10月22日午後1時より、皇居正殿において挙行された。儀式は基本的に平成の例を踏襲する。
儀式の模様は平成時同様、NHKをはじめとする放送事業者で生放送された他、史上初めてYouTube Liveの官邸公式アカウント、ニコニコ生放送(ニコニコニュース)などにてライブストリーミング配信も行われた。
- 特記事項および先例との変更点
- 当日は台風20号から変わった低気圧の影響による雨天のため、「雨儀」の形をとり、中庭の装飾を行わず、装束姿の宮内庁職員らを人数を減らした上で宮殿内に配置。ただし、旛は予定通り掲げられた[5] 。
- 参列者の座席について、平成時は一部中庭にせり出して設営していたが、荒天の場合を考慮してこれを設置せず、豊明殿、春秋の間、石橋の間及び中庭を取り囲む廊下に全座席を設営、これらの場所に多数設置された大小のモニターも活用することで、儀式の様子を把握できるようにした。
- 天皇・皇后の登壇の際の動線についても紫宸殿の儀の時のものに戻し、松の間の後方から出御した。これにより、高御座開帳ののち初めて天子が姿を現す形式(宸儀初見:しんぎしょけん)が復活した。なお、退出の際は平成度に倣って正殿竹の間前を通った。皇族は平成度と同様に、正殿梅の間の前を経る動線になる[6] 。
- 平成時は、向かって左側に男性皇族、右側に女性皇族が侍立していたが、今回は男性皇族の人数が極端に少ないことから、左側に皇嗣家たる秋篠宮家の皇族、右側にその他の宮家(常陸宮・三笠宮・高円宮)の皇族が侍立する形をとった。
- 皇族以外では三権の長のみが松の間で侍立するが、今回女性で初めて山東昭子参議院議長がその任に就いた。
- 招待した国・地域・機関
政府が国家として承認している195か国の元首が招待された[7] [注釈 3] 。参加した国、地域および機関は以下のとおりである。
アルジェリア、バハマ、ベラルーシ、ボリビア、ボツワナ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、エリトリア、ホンジュラス、イスラエル、レバノン、リベリア、リビア、マラウイ、モーリタニア、モーリシャス、ナミビア、ナイジェリア、ルワンダ、セントルシア、スーダン、スリナム、東ティモール、チュニジア、ウルグアイ、ベネズエラ、イエメンは駐日大使らが参列[8] 。
なお、招待状を送らなかった国はシリア(内戦のため)、北朝鮮(国交がなく対立的な関係にあるため)。
招待状を送ったが駐日大使も不参加の国(ただし、1国は非公表[8] )は、イラク、エクアドル、ギニアビサウ、グレナダ、コモロ、サントメ・プリンシペ、中央アフリカ、ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、ニウエ、バヌアツ。
スウェーデンのカール16世グスタフ国王、オランダのウィレム=アレクサンダー国王、スペインのフェリペ6世国王、モナコのアルベール2世大公、ブルネイのハサナル・ボルキア国王、イギリスのチャールズ3世国王(当時皇太子)、クウェートのナーセル (英語版)は平成時に続いて2回連続の参列となった[101] 。
香港・マカオは平成時(1990年当時)はイギリスとポルトガルの植民地統治下であったため今回が初参列であった。いずれも行政長官による参列となる。また、中華民国(台湾)は、台北駐日経済文化代表処駐日代表(駐日大使に相当)が参列した。
なお、トルコのエルドアン大統領は、シリア北部で進める軍事作戦への対応を理由に、当初の予定を変更して出席しなかった[102] ほか、コンゴ民主共和国のチセケディ大統領も、同国首都キンシャサで発生したバス事故の対応の為参加を取りやめた[103] 。
- 装束
平成の即位礼正殿の儀に準じるものの、高齢の皇族に洋装を認めるなど、例外措置が採られた。
- 天皇(徳仁):御束帯(黄櫨染御袍、立纓御冠)
- 皇后(雅子):御五衣・御唐衣(白を基調とした薄緑色の唐衣および紫色の表衣の組み合わせ。白の唐衣は皇后のみが着用できる)・御裳
- 皇嗣(秋篠宮文仁親王):束帯(黄丹袍、垂纓冠、帯剣)
- 皇嗣妃(文仁親王妃紀子):五衣・唐衣・裳
- 親王:束帯黒色袍(帯剣)(これにより難い場合には、燕尾服(勲章着用)とする)[注釈 23]
- 親王妃、内親王、及び女王:五衣・唐衣・裳(これにより難い場合には、ロングドレス(勲章着用)とする)[注釈 24]
- 宮内庁長官、宮内庁次長、侍従長、侍従次長、侍従、皇嗣職大夫、皇嗣職宮務官長、式部官長及び式部副長:束帯
- 女官長及び女官:五衣・唐衣・裳
- 威儀の者及び衛門:束帯(帯剣、弓)
- 威儀物捧持者、司鉦司鼓及び鉦鼓の係員:束帯
- 参列者
- 男子:燕尾服、モーニングコート、紋付羽織袴又はこれらに相当するもの
- 女子:ロングドレス、デイドレス、白襟紋付又はこれらに相当するもの・勲章着用
- 礼砲を行う陸上自衛官:16式常装の甲武装 [注釈 25]
天皇陛下の「おことば」
[編集 ]安倍内閣総理大臣の寿詞
[編集 ]令和の即位礼正殿の儀に参列した外国元首・祝賀使節等による感想
[編集 ]最初から最後まで時間が守られて整然と進行したことは、日本らしく素晴らしかった。全てが完璧で国王陛下もとても喜んでいた。参列者の車列が赤信号で停止する場合もあったが、秩序正しさや国民に負担をかけない配慮が素晴らしく、好感が持てた。 」
—カンボジア アルンラスミー王女
即位礼正殿の儀は大変美しく、饗宴の儀は、心尽くしの素晴らしいもので、心から楽しませていただいた。 」
—シンガポール ハリマ・ヤコブ大統領
即位礼正殿の儀の厳粛な式典に感銘を受けた。即位の礼にパキスタンを代表して参列できたことは大変光栄なことであった。
饗宴の儀が最も印象に残っている。伝統文化に触れることができ、30名ほどの各国の要人と懇談する機会もあり、極めて有意義であった。200近い国や機関等から王族、大統領、首相等が一堂に会する儀式は圧巻であり、また、両陛下や皇族の方々のおもてなしに感謝している。多くの他の外国の賓客と話ができたことにも満足している。これほどの大規模な式典を混乱なくスムーズに進めることのできる日本に敬意を表する。
総理夫妻主催晩餐会で披露された日本の伝統芸能は、非常に良いプログラムであった。 」
—パキスタン アリフ・アルビ大統領
約190か国もの代表を迎えて、全てが完璧に組織されていたのには感服した。これだけ多くの国の代表が参列したことは、世界における日本のステータスを如実に示すものだと思う。
(共に参列した王妃陛下から)正殿の儀は本当に美しい儀式であった。当日は雨が降っていたが、両陛下がお姿を見せられた時に雨が止み、一条の陽がさしてきたのには非常に心動かされた。 」
—ブータン ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王
—モンゴル オフナー・フレルスフ首相
—大韓民国 李洛淵国務総理
—ベトナム グエン・スアン・フック首相
—クック トム・マースターズ女王名代
外務大臣に就任したばかりであり、今回が外務大臣としての初の外国訪問。このような貴重な機会となり大変名誉なことである。饗宴の儀の際に、日本の皇室の方々とお話ができたことにも感激している。
行事等の進行は極めて良く統制され、全く破綻のないアレンジメントであった。 」
—ツバル サイモン・コフェ法務・通信・外務大臣
—ナウル ライノル・エニミア大統領
即位礼正殿の儀は、実に立派な式典であった。式典自体の時間も長くはなく、適切であった。両陛下の衣装は素晴らしく、歩行される御様子も見事であった。
今回の訪日で特筆されるのは、日本政府関係者が、これだけの大規模なオペレーションを整斉と成し遂げたことであり、感銘を受けた。また、日本の文化、芸術等の一端を感じることができた。 」
—ニュージーランド パッツィー・レディー総督
日本の天皇制の歴史は永く、宮中行事は威厳がありかつ居心地よいものであった。雨降る中でも伝統とプロトコールに従い、整然と規律正しく執り行われていたことが印象深かった。 」
—マーシャル ヒルダ・C・ハイネ大統領
饗宴の儀では、天皇陛下より直接御挨拶を頂き、天皇皇后両陛下と同席できたことは、名誉なことであった。行事全体を見て、日本がいかに古代及び伝統的な時代とともに現代の最高の質を具現しているかについて感銘を受けた。また、食事については言葉で表現することはできない。私は日本食が大好きであり、プレゼンテーションは最高であった。
総理夫妻主催晩餐会における伝統的な演芸、芸術的な表現と勇気ある規律の完璧な調和を示していた。 」
—ミクロネシア デイビット・パニュエロ大統領
天皇皇后両陛下は、とても恵み深い方で、笑顔で一人一人賓客を出迎え、お見送りをされるお姿にとても感銘を受けた。
米国政府を代表して歴史的瞬間に出席できたことを心から光栄に思う。 」
—アメリカ合衆国 イレーン・チャオ運輸長官
日本の皆さんが大変親切であり、天皇陛下及び安倍総理とも短時間であるがお話できたこともよい思い出となった。 」
—カナダ リチャード・ワグナー最高裁判所長官
饗宴の儀は配席が工夫されていたおかげで、他の元首と重要テーマにつき会話を交わすことができた。また日本の行事等に関する進行・アレンジは大変正確だった。 」
—パナマ ラウレンティーノ・コルティソ・コーエン大統領
驚いたのは日本の行事運営である。あれだけの規模の行事において、全てが正確で綿密に計画されていた。饗宴の儀及び総理夫妻主催晩餐会のアレンジもさることながら、車列が秒刻みで少しの混乱もなく会場に到着する様子は魔法を見ているようであった。バルバドスは来年、UNCTADの大規模行事を主催するのだが、同行していた外務省担当者にとり非常に良い勉強になった。 」
—バルバドス サンドラ・メイソン総督
即位礼正殿の儀、饗宴の儀、総理夫妻主催晩餐会はいずれも素晴らしく、深く印象に残った。一生忘れないだろう。子や孫にも伝えて家の記憶としたい。
到着から出発まで完璧なアレンジで、感服した。行き届いた接遇に心から感謝している。 」
—ベリーズ コルビル・ノーベルト・ヤング総督
日本側の行き届いた接遇に感謝したい。日本側リエゾン(接伴役)の働きは不可欠であった。 」
—ペルー フランシスコ・エンリケ・ウゴ・ペトロッシ・フランコ文化大臣
(共に参列した外務大臣夫君から)来年アンドラでイベロ・アメリカ首脳会議が開催されるので、日本において大規模行事がどのように開催されるのか注視していた。今朝、宿泊先を出発する際に、ホテルのスタッフがずらっと整列し見送ってくれたのには驚き、感激した。至る所が清潔なのは欧州の首都とは違う。リエゾン(接伴役)をはじめ、皆さんにしっかりアテンドしていただき、大変ありがたかった。 」
—アンドラ マリア・ウバク・フォン外務大臣
これまで日本の伝統芸能を全体を通して鑑賞したことがない自分にとって、能、歌舞伎等のさわりの部分に触れることができ、日本文化の一端を知ることができて良かった。
祝賀のためにあらゆる国から様々な立場の方々が参集されていたことに感銘を受けたが、個人的にもこの機会に多くの方々と交流できて意義深い機会となった。
日本においては言わずもがなだが、全てにわたって完璧なアレンジだった。 」
—エストニア ケルスティ・カリユライド大統領
饗宴の儀においては、本年9月にオーストリアを訪問された佳子内親王殿下に再びお目にかかれ光栄であった。 」
—オーストリア アレクサンダー・ファン・デア・ベレン連邦大統領
皇居の建物は控えめに見えるが、非常に大きく、日本の歴史と伝統を感じることができる精神を有している。
高御座の高さと装飾のそれぞれは、日本の古代の文化と歴史を感じさせる。何世紀にもわたってこの遺産をそのまま保存してきた日本の皇室に対する賞賛と敬意を身をもって体験した。
非常に多くの外国賓客と皇族の方々の直接の参加を得た上で、分刻みかつ完全に有機的な式典を実施した日本側の能力は大変印象的であった。 」
—カザフスタン ヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領
即位の礼では、史上最多の数の各国の首脳が東京を訪問した。式典も素晴らしく、自分も他の国の代表と同じように大切にしていただいた。 」
—北マケドニア共和国 アンドレイ・ジェルノフスキ外務副大臣
—スイス ヴィオラ・アムヘルト国防・市民防衛・スポーツ大臣
荘厳かつ伝統的な式典は大変印象的であった。
天皇皇后両陛下の温かいお心づかいに心から感謝している。
上皇上皇后両陛下に再会できたのも嬉しい思い出である。天皇皇后両陛下をはじめ、関係した全ての方に感謝の気持ちを伝えてほしい。 」
—スウェーデン カール16世グスタフ国王
この荘厳な儀式の過程で、日本国民が自らの千古の伝統や、道徳的及び倫理的基礎を深く信奉し、また国が幅広い国際的協力と相互理解に門戸を開いていることが明瞭に示された。このような概念は、確固たる歴史的基盤の上に自らの近代的国家を建設することに立脚するトルクメニスタンの国民の認識にも近い。
天皇陛下に対しては、トルクメニスタンとの協力に関する御理解に心より感謝を申し上げるとともに、友好的日本国民の幸福、健康、あらゆる善きことを祈念している。 」
—トルクメニスタン グルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領
饗宴の儀では高御座を間近に見ることができ、各国の代表と親しく懇談できた。総理夫妻主催晩餐会では歌舞伎などの日本の伝統芸能を堪能した。日本の歴史と精神を感じさせる一連の儀式は大変印象深いものであった。滞在中のもてなしは最上のものであり、日本政府に感謝する。 」
—バチカン フランチェスコ・モンテリーズィ枢機卿
—ベルギー フィリップ国王
初めての訪日であったが、個別日程も含めてとても印象深い、充実した滞在になった。日本側にとり、世界各国からの賓客の応接は大変だったと思うが、各行事の良く組織された挙行と種々の対応、またリエゾン(接伴役)の働き等に深く感謝したい。 」
—ボスニア・ヘルツェゴビナ ジェリコ・コムシッチ大統領評議会議長
世界各国の外国賓客を迎え入れての行事の準備は大変であっただろうが、全ての行事はつつがなく執り行われて素晴らしかった。ポルトガルを代表して、この貴重な機会に立ち会うことができたのはとても光栄である。 」
—ポルトガル アニーバル・カヴァコ・シルヴァ前大統領
とても良い滞在になった。今回の式典のような大規模な行事の運営は決して容易なものではなかったと想像するが、日本側の対応、リエゾン(接伴役)の働き等に深く感謝したい。
天皇皇后両陛下による温かい歓迎とお心遣いに感激した。 」
—ルクセンブルク アンリ大公
(在京オマーン大使から)即位の礼に参列したアスアド殿下は、これが日本の伝統の粋を示したものであり、簡素さの中にも伝統美のある素晴らしい行事だとの感想を述べられていた。殿下は我々随行員に対して、オマーンも近代化にだけ走ればよいのではなく、日本の様に良き伝統は維持していかねばならないと強調されていた。 」
—オマーン アスアド・ビン・ターリク・アル・サイード国際関係・協力担当 副首相兼国王特別代理殿下
—カーボベルデ ジョルジュ・カルロス・デ・アルメイダ・フォンセカ大統領
皇居周辺に集まった人々が、自分を含む外国賓客の車列に対しても手を振って温かく歓迎してくれたことには、とりわけ感激した。日本国民の心に触れた瞬間であった。 」
—カメルーン ジョゼフ・ディオン・ングテ首相
我々は、今回の参列を人生に一度の非常な光栄と考えており、賓客に対し最高の真心と敬意を示すという日本人が大切にしてきた高潔な慣習と伝統に触れ、これ以上のものを望むことはできない。 」
—シエラレオネ アバス・シュルノー・ブンドゥ国会議長
饗宴の儀では、多くの皇族方とお話しさせていただく機会を得たが、皆様英語がお上手であり、加えて、招客に対する格別のお心遣いを感じることができた。
全ての行事の運営がスムーズに実施されていたことも素晴らしかった。帰国したら大統領に報告した上で、自分の古巣である外務省に対し『職員を日本に派遣して儀典の研修を受けさせるべきだ。』と勧告したい。 」
—ジンバブエ シンバラシェ・シンバネンドゥク・ムンベンゲグウィ元外務大臣
饗宴の儀にて、天皇皇后両陛下に謁見した際、両陛下の前で深々とお辞儀をすると、両陛下は大変喜んでくださった。他の国の参列者がお辞儀をしているのはあまり目にしなかったが、相手の国の文化を尊重するタンザニアの姿勢を見せることができたと思う。自分が、タンザニアから来たと自己紹介すると、両陛下はンゴロンゴロ自然保護区のことを話題にされ、大変感銘を受けた。自分からは両陛下に対し、タンザニアにお越しくださいと申し上げた。
3日間の日本滞在は大変充実していた。歴史的な行事に立ち会えたことは自分にとって大変名誉なことであった。
日本のおもてなしに大変感謝している。天皇皇后両陛下におかれては、是非ともタンザニアにお越しいただきたい。 」
—タンザニア ジョージ・ムクチカ大統領府付公共サービス・行政機能強化担当大臣
今回の自分の即位の礼への出席により、ナイジェリア国民の間で日本に対する関心がさらに高まることになると期待する。
日本が高度に発展しつつも伝統や文化を絶えることなく維持していることに大変感銘を受けた。即位の礼はおよそ30分の式典であったが、日本の伝統美や文化が深く凝縮された大変に壮大で豊かなものであった。
日本がどれほど技術的に発達しても、日本の伝統が世代から世代へと受け継がれており、それがなんら失われていないことを理解した。また、皇室は日本のコミュニティの団結を維持することに貢献しており、ナイジェリアにもそのような存在や価値観が共有されるようになればと望んでいる。 」
—ナイジェリア ボス・ムスタファ連邦政府官房長官
ギャラリー
[編集 ]- 即位の礼
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奈良時代に即位礼が行われた大極殿(復元された平城宮第一次大極殿)
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平安時代に即位礼が行われた大極殿(平安神宮外拝殿)
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中世以降、昭和天皇の時まで歴代天皇の即位礼の舞台であった紫宸殿
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孝明天皇の即位礼の様子
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松の間の様子
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宮殿中庭の威儀物捧持者。奥の正殿廊下には天皇の姿が見える
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第125代天皇上皇明仁の即位の礼・即位礼正殿の儀が挙行された皇居宮殿
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男性供奉員の装束
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威儀の者
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束帯縹袍(衛門用)
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束帯緋袍(威儀物(弓)捧持者用)
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束帯縹袍(威儀物(桙)捧持者用)
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萬歳旛
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1.萬歳旛 2.日像纛旛 3.月像纛旛 4.菊花章大錦旛 5.菊花章中錦旛 6.菊花章小錦旛 7.桙 8.鉦 9.鼓
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長和殿・春秋の間で儀式を見守る各国要人ら
脚注
[編集 ]注釈
[編集 ]- ^ 約2か月後に湾岸戦争が勃発することになる。
- ^ 第125代天皇明仁
- ^ 内戦が続くシリアは「アサド政権の非人道性が指摘されている」ことを理由に除外された[8] 。
- ^ ノロドム・シハヌーク国王の王女、シハモニ国王の妹
- ^ 祝賀使節中席次筆頭
- ^ 国王の四男
- ^ 前回の即位礼では、中国から共産党政治局員の呉学謙 副首相(当時)が参列した。王は最高指導部の政治局常務委員を務めた経験があり、呉学謙よりも格上として位置づけられる。
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- ^ (英語)Secretary to the Government of the Federation
- ^ 日本国政府は1972年以降、中華民国を国家承認しておらず、正式には招待していないが、来賓として扱った。
- ^ 正仁親王は高齢のため、燕尾服(車椅子使用)で参列。上皇 明仁は退位により、悠仁親王は未成年のため参列せず。これにより、束帯黒色袍を着用した皇族は参列しなかった。
- ^ 眞子内親王・佳子内親王・正仁親王妃華子・寬仁親王妃信子・彬子女王・瑶子女王・憲仁親王妃久子・承子女王が五衣で参列。崇仁親王妃百合子は高齢のため、また敬宮愛子内親王は未成年のため、それぞれ参列せず。
- ^ ただし、武官として儀式本体に参加した山崎幸二統合幕僚長は、陸上自衛隊の礼装たる「第2種礼装」を着用している。(山本朋広防衛副大臣(当時)のTwitter投稿にて確認できる[104] 。)
出典
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