美しい砂浜の島々 柱島群島
▼ 地域データ (令和4年4月1日現在)
位置/岩国港の南東約26kmに位置する柱島、端島、黒島の有人島を含む12島。
●くろまる柱島
面積/3.13km2 人口/112 世帯数/86
教育/柱島小学校(休校中) 柱島中学校(休校中)
医療/診療所1(週1回)
アクセス情報/定期船で約60分
●くろまる端島
面積/0.67km2 人口/22 世帯数/18
教育/端島小学校(休校中) 端島中学校(休校中)
医療/出張診療(月1回)
アクセス情報/定期船で約50分
●くろまる黒島
面積/0.54km2 人口/14 世帯数/13
教育/黒島小学校(休校中)、黒島中学校(休校中)
医療/出張診療(月1回)
アクセス情報/定期船で約40分
▼ 歴史
hashirajima_1柱島は平安末期には賀茂別雷神社(上賀茂神社)の神領だったという記録が残っています。毛利元就と陶晴賢の厳島合戦後には、毛利に加担した村上水軍当主・村上武吉がこの島を含む領地を得ました。
関ヶ原の戦後には、岩国に移封された吉川氏の領地となり岩国藩となりました。柱島は藩の流刑地となり、幕末の志士・東沢瀉や来栖天山らが流されています。また、第三代奇兵隊総督の赤禰武人は柱島の出身です。
太平洋戦争時には、日本海軍連合艦隊の停泊地になっており、戦艦陸奥の爆沈地は柱島沖でした。
▼ 自然・レジャー
瀬戸内海国立公園の島として、島の丘から眺める多島美は格別です。また、柱島と端島には美しい海岸もあり、キャンプや海水浴に最適です。
豊富な魚介を求めて釣り客が訪れます。
▼ 暮らし・買物
hashirajima_6明治期から昭和初期にかけて、1,000人を超える人口を有していましたが、現在は3島で約150人ほど。高齢化率は82%を超えています。農業・漁業による自給自足的な暮らしが残り、島民相互の助け合いにより暮らしが成り立っています。
柱島にはいくつか商店があり、日用品を求めることができます。また、定期航路を利用して岩国市街へ買物に出かけることもあります。
医療は週に一度、柱島の診療所が医師によって開かれます。急病等については、船又はドクターヘリを利用します。
▼ 交通
岩国港へ、定期航路で40〜60分です。
▼ 産業
漁業を中心に、少ない平地を利用した農業が行なわれています。
▼ 育児・教育
各島に小・中学校がありますが、現在は休校中です。
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