UNIX
のファイルにはパーミッションという「このファイルは読めるか」 「書き込めるか」「実行できるか」を示す属性があります。
スクリプトファイルなどの実行可能ファイルは、このパーミッション により実行が許可されていなければなりません。
また、UNIX にはユーザ/グループという概念があり、自分のグループ
の他のユーザや、グループも異なる他のユーザに対し 自分のファイルを 読んだり書いたり実行したりしてもらってもいいのかどうかを
指定することができます。
一般的にパーミッションの変更は chmod コマンドを使用し、様々な
指定方法がありますが、FTPで変更するには SITE CHMOD コマンド
を用い、パーミッションは3ケタの8進数(000〜777)で指定します。
この意味は、
最も上のケタがファイルの持ち主に対する、
真中のケタがファイルの所属するグループに対する、
最も下のケタが他人に対する
それぞれのパーミッションを 0〜7 の数値で指定します。
この数値は、それぞれ以下の操作ができるかどうかの組合せを 表します。
●くろまる
操作ができる
-
操作できない
| 数値 |
| 1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
| 読む |
- |
- |
- |
●くろまる |
●くろまる |
●くろまる |
●くろまる |
| 書く(変更する) |
- |
●くろまる |
●くろまる |
- |
- |
●くろまる |
●くろまる |
| 実行する |
●くろまる |
- |
●くろまる |
- |
●くろまる |
- |
●くろまる |
例えば、「読み書きできる」は
6、 「読めて、実行もできるが内容は変更できない」は 5 のようになります。
以上の組合せで例えば、
「自分は読み書きできるが他の者は手を出せない」 のなら 600、
「誰でも読めて、実行できる。自分だけは変更もできる」 のなら 755、のようになります。
WWWサーバはスクリプトファイルにとっては「赤の他人モード」で 動作していますので、実行してもらうには
「他人に対する実行許可」 を与えなくてはなりません。755 のような属性にしてください。