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中国:中国、国家能源集団が『中国エネルギー展望2025-2060』研究成果を発表

掲載日:2025年10月17日

9月8日、国家能源集団が『中国エネルギー展望2025-2060』研究成果を発表した。

同報告によると、中国のエネルギー消費総量は今後の10年間で増加を維持し、2035年前後に71億〜72億標準炭になる見込み、現時点より約20%の成長余地がある。

エネルギー消費構造は長期的にグリーン低炭素化転換の方向性を維持し、現在の石炭を主とする時代からエネルギーミックスの時代へ転じる。短期的に、石炭消費は火力発電、化学工業など業界の石炭需要の増加により、第15次「五ヵ年計画」(2026年〜2030年)の前半から中盤にかけて49.5億〜51億トンのピーク時期となり、2035年までに46億トン以上の高いレベルを維持する見込み。

中国全体の電力使用量見込みは、第15次「五ヵ年計画」(2026年〜2030年)、第16次「五ヵ年計画」時期(2031年〜2035年)に年間平均伸び率はそれぞれ4.5増、2.9%増となり、2030年、2035年にそれぞれ13.3兆、15.3兆kWhに達し、全体として2050〜2060年にピークアウトし、ピーク時の区間は17.8兆〜18.1兆kWhになる。

中国の炭素排出は2030年前にピークアウトし、ピーク時の区間は114億〜116億トンになる。2035年までに単位GDP当たりの炭素排出は2020年より45%以上削減する見込み。中国はエネルギー集約化、低炭素化の中国式現代エネルギーの道を歩む。

(北京事務所 鄭 佳琪)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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