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モンゴル:モンゴル、2025年上半期に石炭輸出額は前年同期比で43.9%減少

掲載日:2025年8月1日

モンゴル国家統計委員会が発表した、2025年上半期の対外貿易および国家予算編成に関するデータは、石炭は減少、銅は増加した。詳細は下記の通り。

2025年上半期、モンゴルは150か国以上と総額121億米ドルの貿易を行い、そのうち輸出は66億米ドル、輸入は55億米ドルに達した。

貿易収支は11億米ドルの黒字となったが、前年同期比で15億米ドル(さんかく58.1%)減少した。

2025年度上半期の総輸出額は前年比13億ドル減少した。これは主に、石炭輸出額が21億ドル(さんかく43.9%)減少したことが大きい。一方、銅精鉱輸出額は、前年同期比8億9,470万ドル(+61.7%)増加した。

モンゴルの貿易統計では、2025年1-6月の石炭輸出は、数量でさんかく6.8%(2024年:4,062万トン⇒2025年:3,786万トン)、単価でさんかく39.8%(2024年:116米ドル/トン⇒2025年:70米ドル/トン)、輸出額でさんかく43.9%(2024年:4,725百万米ドル⇒2025年:2,653百万米ドル)となっている。

モンゴルの石炭輸出先は、中国向けがほぼ100%であり、中国国内の需給緩和の影響を受け、数量、価格ともに下がった。国際市況も3割以上下がっているが、それ以上に買い叩かれている可能性もある。

(石炭開発部 中塚 英信)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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