本ページでは、JavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にすると文字サイズ「拡大」「標準」の機能等を利用いただくことができます。

中国:中国は海外での石炭発電設備の新設を続けている

掲載日:2025年5月9日

中国は2021年に海外で石炭発電設備の新設を中止し、移行技術に注力すると約束したにもかかわらず、現在も海外での新設を続けているとみられる。

気候シンクタンクのグローバル・エナジー・モニターの最新レポートによると、中国はBRICSの新加盟国における石炭発電プロジェクトの88%に関与しており、「2021年に海外の石炭プロジェクトへの支援を打ち切ると約束したにもかかわらず、中国企業は7.7GWの新設石炭火力を支援しており、そのほとんどがインドネシアで発見されている」と述べている。

なお、中国は中国国内で1,147GWの運転中の石炭火力(日本全体の石炭火力容量55GWの約20倍の規模)があり、建設中の石炭火力は173GW、認可された石炭火力が184GWあるといわれる。中国の石炭火力発電所での石炭需要のピークは2027年前後とみられる。



出所:Global Coal Plant Tracker

【参考】JOGMEC令和6年度海外炭開発高度化調査「中国のエネルギー・環境等の政策が世界の石炭市場に及ぼす影響等調査 https://coal.jogmec.go.jp/content/300394158.pdf

(石炭開発部 中塚 英信)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /