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ベトナム:ベトナム政府、国家電力開発計画(PDP8)改訂版を承認

掲載日:2025年4月25日

4月17日付けの地元メディアによると、ブイ・タン・ソン副首相は4月15日、首相決定第768/QD-TTg号に署名し、2050年までのビジョンを含む2021〜2030年のベトナム国家電力開発計画(PDP8)の改訂を承認した。この中で2026〜30年の経済成長を年率8%、2031〜50年の経済成長を年率7.5%と設定、電力需要見通しを引上げ、電力構成について2023年5月15日に承認されたPDP8を大きく見直した。

改訂されたPDP8によれば、2030年までに総発電設備容量は183,291MW〜236,363MWに達すると予測されており、これは、2023年5月15日版PDP8で予測した150,489MWの容量より22%〜57%の増加となる。石炭火力発電については2023年5月15日版PDP8でも建設中のプロジェクトのみに限定しており、2030年の発電容量を31,055MW(2023年5月15日版PDP8: 30,127 MW)に制限している。また全ての石炭火力発電所は2050年までにバイオマス/アンモニア火力発電所に転換するか、閉鎖しなければならないとしている。一方で再生可能エネルギーの開発目標は大幅に上方修正されており、2030年までに太陽光発電を46,459MW〜73,416MW(同:12,836MW)、陸上および近海風力発電を26,066MW〜38,029MW(同:21,880MW)に増やす見込みとなっている。

(石炭開発部 佐藤 譲)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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