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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

〜「クビアカツヤカミキリ被害樹木の伐採について」〜

2020年02月12日
名古屋 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。

2月10日に名古屋市では初雪が降りましたが、あたたかい日があったりと、寒暖差が激しいので体調には十分気をつけてお過ごし下さい。

今日は、先月、クビアカツヤカミキリの被害による樹木の伐採に立ち会った様子をお伝えします。

クビアカツヤカミキリとは、カミキリムシの仲間ですが、輸入貨物や木製梱包材に随伴して元々いた中国などから侵入し、繁殖が進んでいる昆虫です。


繁殖力が強く、2018年1月15日より生きたままの移動や飼育、販売などが規制されています。

こちらがクビアカツヤカミキリに関する環境省のページです。

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/g_kubiakatsuyakamikiri_shitei.pdf

この日は、名古屋市の方、専門の方、立ち会いのもと、樹木の伐採が行われました。

<被害樹木の様子>(注記)写真提供:なごや生物多様性センター

<幼虫に食い荒らされた樹木の断面です。これらの穴のなかには、かなりの確率で幼虫が潜んでいました>

<穴の中にはこのように幼虫が潜んでいます>

<樹木の奥深くまで潜り込んでいます>

寒い時期は、樹木の中で幼虫の状態で越冬をしています。

<このように、3cmを超える大きな幼虫は今年の夏に成虫になるのだそうです>

この樹木は樹皮を剥いでいるのですが、真ん中辺りがさざ波のように波打っているのが分かりますか。

<幼虫が樹木を食べながら進んだ後だそうです>


日本では、サクラやモモ、ウメ、スモモの木の被害が多いようです。

この写真にある樹木のように被害が及ぶと樹木は2,3年で枯れてしまうとのことです。

(注記)写真提供:なごや生物多様性センター
また、樹木の中でふ化した成虫は木の内部まで入り込み、1年から3年で成虫になるため、手がかりとしては、樹木の根元に幼虫のフンと木くずが混ざったフラスと呼ばれる木の粉のようなものが大量にある木には、クビアカツヤカミキリの幼虫が潜んでいる可能性があります。

<木の幹に見えるのがフラスです>(注記)写真提供:なごや生物多様性センター


もしも発見された場合は、最寄りの関係行政機関にご連絡をよろしくお願いします。


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