[フレーム]
チャンネルと同時入会でプレミアムが初月無料!(0円)

USAGIの政治言論

石破おろしの分析

2025年09月07日(日) 11:27 会員無料
石破茂氏は、2024年10月に自由民主党(自民党)総裁に選出され、第102代内閣総理大臣に就任した日本の政治家である。元防衛大臣や農林水産大臣を歴任し、防衛政策や地方創生を専門とするベテランとして知られる。しかし、2025年7月の参議院選挙での自民党大敗を機に、党内から「石破おろし」と呼ばれる退陣圧力が高まっている。これは、選挙敗北の責任を石破首相に押し付ける動きを指し、自民党内の派閥抗争や不祥事の影が色濃く反映されている。本レポートでは、「石破おろし」の背景、経緯、主な推進勢力、世論の反応を分析し、政権の行方を考察する。情報は、2025年9月7日時点の報道とソーシャルメディアの動向に基づく。

石破茂の経歴と首相就任の経緯石破茂氏は1957年2月4日生まれ、鳥取県出身。父は元鳥取県知事の石破二朗氏で、政治家の家系に育つ。慶應義塾大学法学部卒業後、三井銀行に勤務した後、1986年に衆議院議員に

石破茂の分析

2025年08月03日(日) 19:26 会員無料

政策の具体性と実行力の欠如


批判として挙げられる「政策の具体性不足」や「高額医療費制度改悪未遂」「アジアNATO構想」は、確かに石破政権の優先順位や戦略の不明瞭さを示唆している。特に「アジアNATO」構想は、地政学的現実を軽視した理想主義的提案として、国内外で反発を招いた点で失策と言っていいだろう。ただし、経済や社会保障政策の停滞は、コロナ禍後の経済回復の難しさや国際情勢の不安定さなど、政権だけの責任に帰すには複雑な要因が絡むことも事実である。

批判をすべきなら菅・増税メガネ・石破の3レーンで批判すべきだろう。

石破氏が掲げる「国民目線の政策」が具体化できていない点は、政権運営の弱点として妥当な批判だが、提案の背景には構造的な課題があることも考慮すべきだ。



党内統治とリーダーシップの弱さ


石破氏の党内での孤立や求心力低下は、自民党内の派閥政治や権力構造の硬直性を反映している。


2025年参議院選挙では、自民党と公明党の与党連合が改選議席で過半数を獲得できず、衆参両院で少数与党に転落した(自民党39議席、公明党8議席、計47議席)。これは1955年の結党以来初の事態であり、党内支持率の低下(選挙前のNHK世論調査で24.0%、2012年の政権復帰以降最低)や派閥の政治資金問題、物価高対策への不満などが背景にある。特に、比例代表での議席減(12議席、過去最低タイ)や、1人区での苦戦(1418敗)は、従来の「自民一強」体制の終焉を示唆している。石破茂首相は選挙後、続投の意向を表明したが、党内では責任論が浮上しており、党内の結束と政権運営の安定性が課題である。また、野党側では立憲民主党(22議席)、国民民主党(17議席)、参政党(14議席)が議席を維持または伸ばし、特に国民民主党や参政党の若年層支持の拡大が注目されている。
これにより、多党化が進む政治環境下で自民党は野

USAGIの政治言論

元公務員であるUSAGIの現在の社会からこれからの日本政治と国際政治を評論していきます。

USAGI

フリージャーナリスト兼youtuberで元公務員

https://youtube.com/channel/UCXXR9reuIWT7WJhvVc5jpDA?si=TlO7yaOcc8WhYGM5
メール配信:あり更新頻度:毎週金曜日(注記)メール配信はチャンネルの月額会員限定です


×

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /