11月9日、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者が、名誉毀損の疑いで兵庫県警に逮捕された。元関西テレビ記者で、神戸学院大学の鈴木洋仁准教授は「NHKをはじめとするマスメディアは、『なぜ立花孝志が求められたのか』を理解していないし、理解しようとすらしていないのではないか」という――。 立花氏の逮捕をめぐりホリエモンは... 政治団体「NHKから国民を守る党」(以下、N国党)の立花孝志党首が名誉毀損の疑いで、兵庫県警に逮捕された。兵庫県知事をめぐる内部告発に関して、竹内英明前県議(今年1月に死去)の名誉を傷つけた容疑である。 立花氏の逮捕については、さまざまなメディアで議論が続いている。 11月10日放送のテレビ朝日系列「羽鳥慎一 モーニングショー」では、コメンテーターの玉川徹氏が「政治活動の自由、表現の自由は最大限守られなければならないというのは大前提」とした上で、「その過程で、誰かを
逮捕しても「第二の立花孝志」は必ず現れる...マスコミが目を背ける日本人が「NHKをぶっ壊す」を支持した理由 立花氏は持つ者と持たざる者を分ける「踏み絵」である4人産めば所得税ゼロ、次は住宅支援...成功例ともてはやされた「ハンガリーの少子化対策」の悲惨な結末 将来世代にツケを回す"子育てポピュリズム"の現実 新たに住宅購入支援策を導入するハンガリー ハンガリーによる異次元の少子化対策は、日本で好意的に伝えられることが多かった。問題はその結果で、世銀によると、2011年に1.23まで低下していたハンガリーの合計特殊出生率は、直近2023年には1.51まで上昇し、確かに隣国のポーランド(1.16)よりは上だが、チェコ(1.45)とはそれほど変わりがないし、当然、2には満たない。 やらないよりはやったほうがいいという意見もあるが、歳入を増やすか、他の歳出を見直さない限り、子育て支援策を拡大すれば、財政の悪化を招く。ハンガリーの公的債務残高は、名目GDP(国内総生産)の70%台前半で推移している。一見すると健全に見える一方で、欧州連合(EU)の中でも通貨安
4人産めば所得税ゼロ、次は住宅支援...成功例ともてはやされた「ハンガリーの少子化対策」の悲惨な結末 将来世代にツケを回す"子育てポピュリズム"の現実家を決める際に重視すべきポイントは何か。住まいるサポートの高橋彰社長は「ズバリ、"窓"だ。熱が出入りしやすく、住宅の断熱性能を大きく左右する。快適な住まいの条件は"結露が起こらないこと"。そのために重要なのが、断熱性能の高さなのだ」という――。 ※(注記)本稿は、高橋彰『結露ゼロの家に住む! 健康・快適・省エネ そしてお財布にもやさしい高性能住宅を叶える本』(セルバ出版)の一部を抜粋・再編集したものです。 「結露が起きるのは当たり前」なのか 今の日本では、多くの人が住まいの結露に悩んだ経験があり、今も悩み続けているのではないでしょうか。そしておそらく、「結露は当たり前で仕方ないこと」と受け入れて暮らしているのだと思います。 しかし、そんなことはありません。 信じられない方もいるようですが、断熱性能を高めると、普通の暮らし方をしていれば結露は起こらなくなります。 結露の原因は、室内の湿気を含んだ温か
「結露が出る家」は欧州では違法建築扱い..."断熱"の専門家が"喘息とアレルギーの温床"警鐘鳴らすワケ 日本の最高ランクの窓は、海外では最低水準以下コンビニの店員などからよく聞かれる「お箸は大丈夫ですか?」「レジ袋は大丈夫ですか?」。不要なら「大丈夫」と返答する人が多いが、日本が好きすぎて2年前に日本に帰化した北九州市立大学准教授(言語学)は、「大丈夫」の代用語を使う実験をした。さて、どんな結果になったのか――。 ※(注記)本稿は、アン・クレシーニ『世にも奇妙な日本語の謎』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。 21世紀の「ヤバい」はマジでヤバい 私は職業柄、これまでずっと言葉の変化を見ているけれど、21世紀でもっとも勢いがある単語は、きっと「ヤバい」だ。 この単語は若者がよく使う印象があるが、私みたいにいい歳をした大人も普通に「ヤバい」を使っている(高齢者にはまだあまり浸透していないみたい)。 ある日、英会話カフェで年配の方々に英語を教えていたら、生徒さんの1人が「先生、『ヤバい』って、どういう意味なんですか?」と聞いてきた。少しウ
コンビニ店員「レジ袋は大丈夫ですか」客「大丈夫です」...言語学者が「大丈夫」の代用語を使った実験の衝撃結果 日本語の「大丈夫」は全然大丈夫じゃない理由先進坑は本坑掘削前に地質や湧水の状況を把握するための断面の小さなトンネルで、最終的には作業用や避難道として活用される。南アルプストンネル山梨工区では先進坑とともに、今後、トンネル本坑が掘り進められていくことになる。現在の時点で、JR東海は工事完了の見通しを「2030年」としている。 2015年12月の山梨工区の起工式で、当時は10年間で工事完了と見通したが、いまのところ5年遅れとなっている。実際には、同工区の工事完了がさらに遅れるのは必至である。 2016年11月に起工式を行った南アルプストンネル長野工区でも工事完了見込みを「2030年」としているが、土被どかぶり約1400メートルと前代未聞の山岳トンネル区間が待ち構えており、こちらもさらなる遅れが見込まれる。
川勝知事がいなくても「リニア2027年開業」は無理だった...「10年遅れでもなぜか急がない」JRのずさんな工事計画 川勝知事は「リニア工事遅れ」のスケープゴートにされた自公が大敗した参院選で、野党第1党の立憲民主党は改選22議席から現状維持だった。ジャーナリストの尾中香尚里さんは「党の実力以上に『政権』が近づいている。今はただ、余計な動きはせずに『政権を担える政党』への脱皮を図るべきだ」という――。 大勝の参政・国民の陰に隠れ「敗北」した立憲 参院選が終わった。あらゆるメディアが「自民、公明の連立与党過半数割れ」と「参政党など新興中小政党の『躍進』」ばかりに着目して大騒ぎになっている。その陰でまたも、彼らの興味関心からこぼれ落ちているのが、野党第1党の立憲民主党だ。 大きく議席数が変動した他党を横目に「公示前議席の維持」となった立憲。野党が候補者調整した結果、18勝14敗と与党に勝ち越し、立憲は与党過半数割れに一定の役割を果たしたが、複数区や比例代表では伸びを欠き、党勢拡大とはいかなかった。野田佳彦代表は「地味な前進」と称したが、選挙のトレンドを追いかけ
「万年野党」から脱皮する時がきた...立憲が「悪夢の民主党政権」を繰り返さないために絶対にしてはいけないこと 内閣不信任案は有権者の信頼にはつながらない過去10年で最も売れたシチズンの腕時計 今年で創業101年となる国内の時計メーカーを代表するシチズンが、近年、若者に人気なのをご存じだろうか。 若者を巡ってはクルマを中心にさまざまな"○しろまる○しろまる離れ"がささやかれており、腕時計もそのひとつ。しかしその実態は異なっており、実はラグジュアリーブランドを中心に好調なのだ。中でも人気なのが「機械式」の腕時計という。 クオーツ式の腕時計と比較して時間の精度が低く、ぜんまいを自分で回さないといけないなど一見「不便」なところが、デジタル世代からすると目新しく映り、付加価値となっている。 こうしたトレンドをキャッチアップし、シチズンの若者市場開拓を牽引しているのが、2021年にアジアで発売を開始した「TSUYOSA(ツヨサ)コレクション(以下TSUYOSA)」だ。もともと型番だけで名称がなかったものの、海外で"ファンの間で"愛称が付けられ、シチズンも後から公認し
なぜかフランスの若者から人気に火が付いた...社員でさえ予想できなかったシチズンの"爆売れ"腕時計の正体 もともとはアジア向けとして展開した商品だったが...米国の大手テック企業では、直近2年間で新卒採用を25%削減し、代わりに経験者採用を増やしている。日本工業大学大学院技術経営研究科の田中道昭教授は「AIエージェントの急速な進化は、若手人材に『経験を積ませる場』すら与えないまま職場から排除しつつある。こうした現象はIT業界以外にも広がっており、『人を育てる』という行為そのものの意味が根本から問われている」という――。 AIが若手の「学ぶ機会」を奪っている 2025年、AIの進化はビジネスの現場に静かな、しかし根本的な地殻変動をもたらしている。ChatGPTやGitHub Copilotなどの生成AIは、もはや単なる業務効率化ツールの域を超え、かつて若手社員がキャリアの第一歩として踏み出していた「基礎的な仕事」そのものを代替し始めている。 かつてのソフトウェア開発では、新卒エンジニアは「基礎的実装→デバッグ→上流設計」という階段を一歩ずつ登りな
超名門ハーバードMBA卒でも4人に1人が無職...「若手を育てるよりAIのほうが高コスパ」時代が迎える帰結 仕事とは単に「できる人」が担うものではないロシアの情報機関が起こした「偽情報の洪水」 ウクライナ侵略を正当化する、ロシアのプロパガンダ。その矛先はロシア国民だけでなく、日本を含む世界のネット利用者に向けられている。 英タイムズ紙は、昨年11月以降だけでも「数十万」記事という規模の「フェイクニュースの洪水」を起こしていると警告。さらに、米ワシントン・ポスト紙は、ロシアの情報機関が資金提供するプロジェクトの下、複数のアメリカの地方紙に偽装した偽ニュースサイトが乱立していると報じている。 その正体は、ウクライナ侵攻を正当化する「プラウダ」計画だ。米ニュース信頼性評価機関のニュースガードが今年3月に発表した報告書によると、ロシア側は多数の偽情報ニュースサイトの集合体「プラウダ・ネットワーク」を運営している。 これらニュースサイトは当然、サイトを訪問した西側の読者たちに、誤った認識を植え付ける。だが、真の狙いはAIの汚染だ。西側のAIが提示
「プーチンの嘘」をChatGPTに拡散させていた...年360万件の"偽記事"でAIを汚染するロシア情報機関の手口 AIの回答の33%がロシアのプロパガンダで汚染「糖質制限ダイエット」にはリスクがある 悪玉血液でだぶついている栄養素のひとつが、糖質です。それなら、善玉血液にするには糖質を摂らないようにすればいいのでは。そう思う人も多いでしょう。 血糖値を上げるのは糖質だけですから、糖質を摂らなければ糖尿病(2型糖尿病)になることも、太ることもありません。ダイエットや糖尿病予防の目的で炭水化物を制限する人がいますが、短期的には、その効果は絶大だと思います。健康診断の血糖値関連の指標は下がるでしょうし、体重も落ちるでしょう。 しかし、長期的におすすめできる健康法ではありません。 特に、炭水化物をほとんど摂らないような極端な炭水化物制限は、健康になるどころか、逆に体を壊すこともあります。なぜなら、私たちの三大エネルギー源のひとつである炭水化物を抜くと、エネルギー不足になる可能性があるからです。 脳にとっての唯一のエネルギー源は、糖質です。不足すると集中力
ぶくぶく太る"魔の5時間"があった...ダイエットを台無しにする「食べてはいけない時間帯」の正体 太りやすさは「食べる量」より「食べる時間」で決まる総合スーパーマーケットは多くの人にとって必要不可欠な流通インフラの一つとなっています。衣食住という言葉のなかで、スーパーが利用されているのは圧倒的に「食」に関することでしょう。次いで日用品などの「住」でしょうか。 ところが、残念ながら「衣」をスーパーに期待しているという人はあまり多くありません。このスーパー各社の「衣」の苦戦はそう簡単に克服できないのではないかと思われます。 イオン、ヨーカドーの「刷新」も不発... イトーヨーカドーは2024年から、肌着・靴下・パジャマなどの実用品を除き、カジュアル衣料品をアダストリアの「FOUND GOOD」(ファウンドグッド)ブランドで賄うと発表しました。カジュアル衣料品平場の苦戦が続き、ついに外注に切り替えることで損失を防ぎたいと考えたのでしょう。イトーヨーカドーは元来衣料品が強く、長らく看板商品でした。
ユニクロ並みの「いい服」が揃っているのに売れない...イオン、ヨーカドーの衣料品につきまとう「ダサさ」の正体 中高年には「ジャスコの記憶」が残っている当事者が「障害は個性」に違和感を抱く理由 俺はいままで、"障害"っていうものを"個性"だと思ったことは1回もありません。 「障害は、"泳ぐのが得意"とか"歌が下手"と同じようなもので、その人の持っている特徴のひとつに過ぎません。だから"個性"なんですよ」 こういう言葉が一時期よく言われていました。 まず、この時点で違和感があります。その"個性"が生まれた経緯を考えてみてください。泳ぐのが得意な理由はその人がめっちゃ努力して上達したからかもしれないし、音痴の原因はもともとのセンスによるものかもしれません。 それで言うたら、俺が視覚障害である理由をたどると、先天性緑内障って病気です。この病気の症状は、眼圧が上がったり、それによって周りの組織が傷ついたりするというもの。その結果として視力が失われていきます。 多分ほとんどの障害の原因をたどっていったら、事故や病気がきっかけだと思います。だから俺は
「障害は個性」は実はすごく冷たい言葉...全盲のお笑い芸人が「ちょっと鬱陶しい」と感じる相手のリアクション なぜ「なんでも美談」にしたがるんだろう2007年以降、法務省の出入国在留管理庁(入管庁)の収容所では18人が死亡している。なぜこのような事態になっているのか。龍谷大学矯正・保護総合センター嘱託研究員の廣末登さんは、7年間入管施設に収容されていたスリランカ国籍のダヌカさんに取材した。彼が体験した衝撃の日々とは――。 「入管」で人が死んでしまう不可思議 日本社会は、一見、来日外国人を包摂しているように見える。だが、何年もの間、施設に閉じ込められたまま、いつ出られるのかもわからない人たちがいることをご存じだろうか。 出入国在留管理局(入管)には、「緩慢な死」を待つ人たちがいるのだ。 入管施設というのは、在日外国人収容者を母国に返すための「準備」の場である。だが、収容や解放の判断に司法の介在がなく、期間も無期限だ。 名古屋出入国在留管理局で、2021年3月、収容中に亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんの件は記憶に新しい。
7年間の収容で体重は70キロ→47キロに...次々に人が死んでいく「日本の入管施設」に入った男性が見た地獄 あなたはウソをついているから点滴はしない「足を伸ばして眠りたい」は高望み? 高速夜行バスが今、熱い。推し活専用、パウダールーム付き、個室、視線や音をカットするドーム型シートなどこれまでにないデラックス車両が登場している。利用客獲得に向けた各社の競争はいまや、快適に眠れるシートにまで及んでいる。 リクライニング角度は120〜130度。デラックスシートの最大傾斜角度は156度に到達した。それでも、頭は高い位置のままで体を横たえて眠る状態には、まだ遠い。 「足を伸ばして体を横にして眠りたい」という利用客の声は多いが、ここまでがサービスの限度かと思われた。 ところがついに2025年秋、「足を伸ばして寝ながらの移動」を可能にするフルフラットシート搭載の高速夜行バスが、高知―東京間839キロ路線に初登場する。 開発したのは、1950年に創業した老舗バス運行会社「高知駅前観光」だ。 「バス移動に新しい選択肢を作りたい」 「高速バスは安いけれど
「東京―高知11時間」が苦行じゃなくなった...「日本初のフルフラットバス」を実現した老舗バス会社の"奇策" 業界内の「寝台バスは不可能」は都市伝説だったたとえば4月、石油系着色料(合成着色料)の段階的な廃止方針を示しました。5月には、子どもの健康について、超加工食品や合成着色料、人工甘味料、電磁波などの影響を示唆する「MAHAリポート」を公表しました。 ところが、廃止や批判の理由となる科学的根拠(エビデンス)がはっきりしないのです。それどころか、MAHAリポートは、実在しない論文が引用されているのが見つかり、ハルシネーション(AIが事実と異なる情報を作り出すこと)が起きたとみられています。 アメリカの科学者の間では、ケネディ長官の反科学、陰謀論的な思考に懸念が高まっているようです。日本でも、ケネディ長官と同じような自然志向を持つジャーナリストや市民団体、政治家などが一定数います。アメリカはどうなるのか? 日本にどのような影響があるのか? 日本も反科学に流れてゆく可能性があるのか? 探ります。 「子供たちの健康や発達に大きな有害性」 ケネデ
「反科学」のトランプ政権閣僚が暴走している...日本ではOKな「合成着色料」を廃止する"驚きの根拠" 「合成から天然へ」の移行があまりにも乱暴2025年5月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。老後部門の第5位は――。 ▼第1位 92歳で週4日勤務をこなすマックの人気クルー「民ちゃん」が毎日3回食べる"ヨボヨボ回避のヘルシー食材" ▼第2位 「タンパク質といえば肉」では不十分...管理栄養士が「60歳を超えたらコレ」と強く勧める"高タンパクおやつ" ▼第3位 だからヨボヨボにならずに2時間の電車通勤ができる...「92歳の栄養学者」が朝食で食べている緑色の野菜 ▼第4位 歯が全部残り、裸眼で広辞苑が読める...糖尿病発症から23年「75歳で薬なし」の現役医師が食べているもの ▼第5位 運転をやめさせるより断然いい...和田秀樹が「高齢者の交通事故を減らすにはこれ」というテレビが報じない対策 高齢者の交通事故を減らすには、どうしたらいいか。精神科医の和田秀樹さんは「高齢者の事故は正常な意識のときに起きたもので
運転をやめさせるより断然いい...和田秀樹が「高齢者の交通事故を減らすにはこれ」というテレビが報じない対策【2025年5月BEST】 ほぼ薬を飲まないスウェーデンの男性の寿命が日本を抜いた社会に出ても「数学」を使うことなど全くないのに、なぜ勉強しなければならないのか。この疑問に、東京大学理科三類に現役合格後、2019年にミス東大に選ばれ、今春より医師になった上田彩瑛さんが答えた――。 私が、数学が好きだった理由 数学ほど、好き嫌いがはっきり分かれる科目は、ほかにないかもしれません。 そして同時に、「大学の合格不合格の鍵を握っているのは数学だ」と言われる、重要な教科でもあります。そのため、数学が受験校の入試科目にある場合、嫌でも真剣に取り組まなければなりません。 受験生時代、私の周りにはそれこそ「この人は数学の天才かも。自分とは頭の構造が違う」と思える方が複数いましたし、「自分自身に特別な才能を感じる」なんてことは、1ミリもありませんでした。 ただ、私が数学好きだった「理由」は、「数行、あるいは1行しかない問題を解くために、解答用紙にびっしり数式を書き込んで解き上がると、かな
なぜ日常で何の役にも立たない数学を勉強するのか...元ミス東大の医師が出した"ぐうの音も出ない解答" 論理の飛躍が許されない世界で自分の思考回路を説明する自分の見ているものは他者にも同じように見えているのだろうか。認知科学の研究者の今井むつみさんは「私たちは何となく、自分と隣の人が見ている世界は同じだと思っているが、知覚認知の問題でときに見え方が違う場合もある」という――。 ※(注記)本稿は、今井むつみ著『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』(日経BP)の一部を再編集したものです。 人が見えている世界 ここからさっそく、人間という生き物の認知の特徴を知り、人間がどのように世界を見て、情報を処理し、記憶し、思考し、学んでいるかという問いへの理解を進めていきましょう。 まず、「見る」ということから考えます。そもそも人は、どのように世界を見ているのでしょうか。 私たちは何となく、「自分の見ている世界」と「隣の人が見ている世界」は同じだと思っています。たとえば今日のこの講義の風景は、誰が見ても同じだろうと無意識に想定していると思います。でもほんと
同じ絵を見ても半数が「おじさん」半数が「ねずみ」と答える...私とあなたの答えが全く異なる科学的理由 「自分は客観的に見て、物事を捉えている」は本当か...1995年、アメリカのマイクロソフトは「Windows95」を発売した。このソフトの大ヒットの影で、人生を大きく変えられた人たちがいる。読売新聞の人物企画「あれから」をまとめた書籍『「まさか」の人生』(新潮新書)より、日本語ワープロソフト「一太郎」の開発者、浮川初子さんのケースを紹介する――。(第1回) 日本語ワープロソフト「一太郎」大ヒットのその後 赤いパッケージに毛筆の書体で書かれた商品名。日本語ワープロソフト「一太郎」が、発売されたのは1985年8月28日だった。 34歳の時にこのソフトを開発した女性プログラマー浮川初子さんには、痛快な思い出がある。 1万円札を同封した現金書留の山、山、山――。ネット通販がなかった時代、ソフトの購入代金が郵送で届き、金庫に入りきらないほどになった。 一太郎は、日本語の文章をパソコンで書くという行為を当たり前にした国産ソフトだ。パソコンの職場や家庭への
34歳で開発した「一太郎」が大ヒットしたが...Windows95に敗北した女性が58歳で再び会社を立ち上げるまで 技術ではマイクロソフトに負けていなかったリリース、障害情報などのサービスのお知らせ
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