画像説明, サラエヴォ市内の交差点で、国連軍の車両の陰で身を隠す市民らと、そのそばで歩くフランス兵(1995年6月) 一部のイタリア人が1990年代前半、業者に大金を払って紛争中のボスニア・ヘルツェゴヴィナに出かけ、現地住民らに向けて銃を発砲していた――。そんな「スナイパー(狙撃手)サファリ」と呼ばれる旅行ツアーに関する新たな告発が最近、イタリアであり、ミラノの検察当局が捜査に乗り出した。 この告発は、ジャーナリストで小説家のエツィオ・ガヴァッツェーニ氏によるもの。武器に強い情熱を傾ける「大金持ちたち」が、「無防備な民間人を殺すために金を支払い」、当時包囲されていたサラエヴォの丘陵地帯にあったセルビア人陣地に案内され「人狩り」をしていた、としている。