令和6年度「現代の名工(卓越した技能者)」の本会受賞者のお知らせ (2024年11月11日)
卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰する所謂「現代の名工」につきまして、厚生労働省より本年度の受賞者が発表されました。
本会より内田 悦美氏(光鍍金工業株式会社/東京組合)、伊藤 亮氏(太陽電化工業株式会社/愛知組合)がこの度表彰の栄誉に浴されましたので、お知らせいたします。
被表彰者氏名
組合/会社
功績
内田 悦美
(うちだ よしみ)
東京都鍍金工業組合
光鍍金工業株式会社
電気めっき工として約四〇年従事し、記念メダルをはじめ記章等の装飾品に対するめっき加工に関し優れた技能を有している。顧客の厳しい美観要求に応えるため、めっき技能と併せて長年培われた研磨加工・サンドブラスト加工・古美加工等の複数の技能を総合的に駆使し、氏の経験と知見から他のめっき工では再現が困難な、付加価値の極めて高い加工を顧客に提供し続けている。また技能検定委員を務める傍ら、古美技能者への技能継承にも注力しており、後進技能者の育成にも余念がない。
伊藤 亮
(いとう りょう)
愛知県鍍金工業組合
太陽電化工業株式会社
めっき加工に関する知識、技能に卓越し、めっき処理のより良い工程の開発や生産性向上を実現している。めっき加工は、金属やめっきの種類ごとに、薬剤、濃度、温度、浸透時間といった設定が異なるため、複数のラインでの非効率な作業となってしまうところを、氏が工程管理を行い、複数の金属を用いためっき加工について、ラインの一本化を成し遂げている。また「ものづくりマイスター」として、県内外で後進への指導を行い、ノウハウや技能を惜しみなく伝承している。
■しかく厚生労働省発表
令和6年度 卓越した技能者(現代の名工)を決定
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44687.html
■しかく全鍍連歴代表彰者一覧
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