日本薬学会刊行学術誌の変遷
日本薬学会は,1880 年の創設以来,薬学の発展に貢献することを目指して活動してきました.1881 年には学会誌として「薬学雑誌」を創刊し,1953 年には英文誌である “Pharmaceutical Bulletin” を創刊しました.“Pharmaceutical Bulletin” は,1958 年に “Chemical & Pharmaceutical Bulletin (CPB)” と名称変更し,2011 年に至りました.また,1978 年には “Pharmacobio-Dynamics” を創刊し,1993 年に “Biological & Pharmaceutical Bulletin (BPB)” と名称変更しました.1953 年に創刊された「公衆衛生年報」は,1956 年に「衛生化学」に改称して 1998 年まで刊行され,1999 年には “Journal of Health Science (JHS)” の名称で英文誌として再出発し,2011 年に至りました.
日本薬学会は,これらの学術誌の最新学術情報の掲載と一層の充実を目的として 2011 年 6 月にそれぞれの学術誌で構成されていた 4 つの編集委員会(薬学雑誌,CPB, BPB, JHS)を統一して 1 つの編集委員会としました.また,2012 年 1 月から CPB, BPB, JHS を “Chemical and Pharmaceutical Bulletin (CPB)” 及び “Biological and Pharmaceutical Bulletin (BPB)” の 2 誌に統合しました.2011 年までの BPB 並びに JHS の後継誌を再出発した BPB と位置づけ,さらに,JHS の内容の一部を CPB に受け継ぎました.「YAKUGAKU ZASSHI」は薬学及び健康科学のすべての領域を網羅する和文学術誌(2015年より臨床薬学領域は英文投稿可)となりました.
YAKUGAKU ZASSHI のスコープ
「YAKUGAKU ZASSHI」は薬学及び健康科学のすべての分野を取り扱い領域とします.特に,臨床薬学分野からの投稿を歓迎します.詳細は,下記の投稿トピックカテゴリーをご参照ください.
投稿トピックカテゴリー
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