島根県感染症発生動向調査2006年報:インフルエンザ

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2005(H17)年 < 2006(H18)年 年報 > 2007(H19)年
目次 |I.概要 |II-1.発生状況の解析と評価 |II-2.定点把握疾患発生状況 |III.検査情報
インフルエンザ定点 |小児科定点 |眼科定点 |基幹病院定点
(1) インフルエンザ >データ表示
2005/2006年シーズンのインフルエンザの報告数は6,667件であり中規模の流行であった。2005(H17)年第52週に定点当り1.0人を越え流行シーズンに入り、2006(H18)年第2週には定点当たり10人を越え急速に流行が拡大し、ピークとなったのは1月末の第4週であった。第5週以降は患者数が減少し、3月末の第13週には定点当り1.0人以下にまで減少し終息したかに見えたが、散発的な患者報告が引き続きあり、5月に入った第18週に再び報告数が増加した。定点当りの報告数が1.0人以上になることは無かったが、初夏の小流行は5月下旬の第21週にピークとなり、最終的に報告が無くなり終息したのは6月末であった。
分離されたウイルスは、シーズン前半の1月から3月までの流行ではA香港型がほとんどを占め、散発的にAソ連型が分離された。シーズン後半になりB型ウイルスが分離され、5月から6月の流行はB型によるもであった。
医療圏域別の年間の定点あたり患者数が多かったのは、大田圏域(239.0人)、浜田圏域(188.8人)、出雲圏域(186.2人)であった。5月から6月にかけての小流行で報告の多かったのは、雲南圏域(7.3人)、松江圏域(3.3人)、浜田圏域(3.0人)であり、雲南圏域と、浜田圏域では学級閉鎖の措置をとった学校があった。
年齢別では、シーズン前半の大きな流行は全年齢でみられたが、5月から6月の小流行では10〜19歳の比較的高い年齢層の報告が54%と多かった。

[画像:インフルエンザウイルス型と報告患者数]
[画像:シーズン別の流行ウイルス型その1]
[画像:シーズン別の流行ウイルス型その2]

インフルエンザ報告グラフ
[画像:過去5年間比較]
[画像:過去10年間推移]
[画像:過去報告推移]
[画像:島根県報告推移]
[画像:地域別報告推移]
[画像:年齢別報告推移]
[画像:全国地域別報告推移]

シーズン別の報告数合計:インフルエンザ
平均報告数2001/02年2002/03年2003/04年2004/05年2005/06年(2006/07年)
6,5592,3729,9514,8218,9836,6674


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