島根県感染症情報:2016年33週 週報

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県内情報(概況) |島根県定点報告数 |全国定点報告数 |全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、腸管出血性大腸菌感染症(O157)が3件[2](出雲圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
しろまる感染性胃腸炎 :県内全域(6.0)の患者報告数はほぼ横ばいですが、松江圏域(11.6)で増加しているほか、大田圏域(9.5)、出雲圏域(4.8)等、浜田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。 手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
〇咽頭結膜熱 :県内全域(1.7)の患者報告数は増加しています。特に、出雲圏域(4.8)で急増し警報レベル(3.0)を超える流行となっているほか、松江圏域(2.1)も増加し流行しており注意が必要です。
しろまる流行性耳下腺炎 :県内全域(1.3)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。出雲圏域(2.2)、益田圏域(1.7)及び松江圏域(1.6)で流行しているほか、雲南圏域(1.0)及び大田圏域(0.5)で患者発生報告があり注意が必要です。
しろまるA群溶連菌咽頭炎 :県内全域(0.9)の患者報告数は減少していますが、松江圏域(2.4)でやや流行しているほか、大田圏域(1.0)、浜田圏域(0.7)及び益圏域(0.3)で患者発生報告があります。
しろまる伝染性紅斑 :県内全域(0.7)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。松江圏域(1.7)で増加し流行しているほか、出雲圏域(0.8)も患者発生報告が続いており注意が必要です。
〇RSウイルス感染症 :県内全域(0.6)の患者報告数は増加しています。松江圏域(1.6)で増加しているほか、益田圏域(0.7)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。例年、冬季に流行することから今後の動向に注意が必要です。
しろまる流行性角結膜炎 :出雲圏域(1.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告があります。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
しろまる無菌性髄膜炎 :出雲圏域(3.0)の基幹病院定点で患者発生報告があり、増加しています。
しろまるマイコプラズマ肺炎 :雲南圏域(2.0)及び大田圏域(2.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
しろまるインフルエンザ :中部でA香港型が検出されています。
しろまるヘルパンギーナ :コクサッキーウイルスA4型が多数及びコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
しろまる咽頭結膜熱 :アデノウイルス1型、2型及び3型が検出されています。
しろまる熱性疾患 :発熱症状を伴う胃腸炎、咽頭炎からコクサッキーウイルスB5型が検出されています。
しろまる肺・気管支炎 :パラインフルエンザウイルス3型、ヒトメタニューモウイルス及びライノウイルスが検出されています。特に、例年、夏期に検出されるパラインフルエンザウイルス3型は、咽頭炎や肺炎など、広範囲の呼吸器系疾患から多数検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎 横這しろまる増加しろまる横這しろまる 横這しろまる×ばつ
咽頭結膜熱 増加にじゅうまる増加にじゅうまる増加にじゅうまる ×ばつ×ばつ
流行性耳下腺炎 横這にじゅうまる横這しろまる横這にじゅうまる 横這しろまる×ばつ
A群溶連菌咽頭炎 横這しろまる横這しろまる×ばつ 横這しろさんかく×ばつ
伝染性紅斑 横這しろまる増加にじゅうまる横這しろまる ×ばつ×ばつ
RSウイルス感染症 横這しろまる増加しろまる×ばつ 横這しろさんかく×ばつ

記号の説明
にじゅうまる:流行、しろまる:やや流行
しろさんかく×ばつ:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
凡例
推移グラフ一覧
島根県感染症情報センター カウンター

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