島根県感染症情報:2015年52週 週報

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県内情報(概況) |島根県定点報告数 |全国定点報告数 |全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が2件[1](松江圏域)、梅毒が2件[1](松江圏域1件[1]、出雲圏域1件)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
しろまるインフルエンザ :雲南圏域(0.7)、出雲圏域(0.7)、益田圏域(0.4)及び松江圏域(0.1)で患者発生報告があります。 雲南・出雲・松江圏域の医療機関でA型が検出(迅速診断)されており、今後の動向に注意が必 要です。
しろまる感染性胃腸炎 :★島根県薬事衛生課から 冬季の食中毒注意報 が発表されています。★
県内全域(9.4)の患者報告数は第51週に比べ増加しています。大田圏域(21.0)で警報レベル(20.0)を超える流行となっているほか、隠岐圏域(15.0)、松江圏域(12.0)等各圏域で患者発生報告があります。手洗いの励行をし、食品の取扱いに注意しましょう。
しろまるA群溶連菌咽頭炎 :県内全域(4.2)の患者報告数は過去5年間の同期と比較して多い状況が続いています。 特に、松江圏域(7.9)及び出雲圏域(4.8)で増加傾向を示しているほか、雲南圏域(3.5)、大田圏域(2.5)及び益田圏域(2.0)で患者発生報告があり注意が必要です。
しろまるRSウイルス感染症 :県内全域(2.1)の患者報告数は第50週をピークに減少していますが、隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告が続いています。
〇咽頭結膜熱 :出雲圏域(2.4)、松江圏域(1.0)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
しろまる流行性耳下腺炎 :大田圏域(2.0)、益田圏域(2.0)、松江圏域(0.4)及び出雲圏域(0.2)で患者発生報告があります。
しろまる流行性角結膜炎 :松江圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告が続いています。手洗い等感染予防を心掛けましょう。
〇マイコプラズマ肺炎 :大田圏域(1.0)及び浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
しろまるインフルエンザ :東部の散発例から第45週にB型(山形系統)、第48週にA香港型が検出されています。
しろまる感染性胃腸炎 :県内全域でノロウイルスG?Uが多数検出されているほか、東部でサポウイルス、エンテリック・アデノウイルス、中部でA群ロタウイルス、サポウイルスも散発的に検出されています。
しろまる肺・気管支炎 :9月〜10月の患者検体からエンテロウイルス68型、RSウイルス、ライノウイルスが検出されています。
しろまる熱性疾患 :第48週に、西部でRSウイルスが検出されています。
しろまる手足口病 :第47週に、中部でCA6が検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
感染性胃腸炎 横這しろまる横這しろまる横這しろまる 横這しろまる増加しろまる
A群溶連菌咽頭炎 増加にじゅうまる増加にじゅうまる増加にじゅうまる 横這しろまる×ばつ
RSウイルス感染症 減少しろまる横這しろまる横這しろまる 減少しろまる×ばつ
咽頭結膜熱 横這しろまる横這しろまる横這しろまる 横這しろさんかく×ばつ
流行性耳下腺炎 横這しろまる横這しろさんかく横這しろさんかく 横這しろまる×ばつ
流行性角結膜炎 横這しろさんかく横這しろさんかく×ばつ 横這しろさんかく×ばつ

記号の説明
にじゅうまる:流行、しろまる:やや流行
しろさんかく×ばつ:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
凡例
推移グラフ一覧
島根県感染症情報センター カウンター

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