1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が2件[1](松江圏域)、日本紅斑熱が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○しろまる手足口病
:県内全域(5.8)の患者報告数は第29週に比べやや減少しましたが、警報レベル(5.0)を超える流行が続いています。
特に、出雲圏域(9.4)、松江圏域(8.6)、雲南圏域(5.5)及び大田圏域(5.0)で警報レベル(5.0)を超える流行が続いており、引き続き注意が必要です。
○しろまる咽頭結膜熱
:県内全域(0.8)の患者報告数は第29週に比べやや増加しています。4月中旬以降警報レベル(3.0)を超える流行が続いていた出雲圏域(2.8)では、第27週をピークに減少傾向を示していますが、第29週に比べやや増加しています。
○しろまるA群溶連菌咽頭炎
:県内全域(1.5)の患者報告数は例年の同期と比較し多い状態が続いていますが、減少傾向です。
○しろまる感染性胃腸炎
:県内全域(3.5)の患者報告数はほぼ横ばいです。
○しろまる伝染性紅斑
:雲南圏域(1.0)で患者発生報告があります。
〇ヘルパンギーナ
:松江圏域(0.4)で患者発生報告があります。
〇流行性角結膜炎
:松江圏域(5.0)及び浜田圏域(1.0)で患者発生報告があります。
○しろまる手足口病
:東部・中部の患者から引き続きコクサッキーウイルスA16型が検出されています。
○しろまる伝染性紅斑
:中部でヒトパルボウイルスB19型が検出されました。
○しろまる肺・気管支炎
:東・中・西部でパラインフルエンザ3型が検出されています。
○しろまる咽頭結膜熱
:東部の患者からアデノウイルス1型が検出されています。
○しろまる感染性胃腸炎
:ノロウイルスG1が検出されています。
主な感染症の流行状況
| 疾患名 | 全県 | 東部 | 中部 | 西部 | 隠岐 |
| 手足口病 | 増加◎にじゅうまる | 増加◎にじゅうまる | 増加◎にじゅうまる |
減少○しろまる | 横這△しろさんかく |
| 咽頭結膜熱 | 減少○しろまる | 横這△しろさんかく | 減少◎にじゅうまる |
横這△しろさんかく | ×ばつ |
| A群溶連菌咽頭炎 | 減少○しろまる | 減少◎にじゅうまる | 横這○しろまる |
減少○しろまる | ×ばつ |
| 感染性胃腸炎 | 横這△しろさんかく | 横這△しろさんかく | 横這△しろさんかく |
横這△しろさんかく | ×ばつ |
| 伝染性紅斑 | 横這△しろさんかく | ×ばつ | 横這△しろさんかく |
×ばつ | ×ばつ |
| ヘルパンギーナ | 横這△しろさんかく | 横這△しろさんかく | ×ばつ |
×ばつ | ×ばつ |
記号の説明
◎にじゅうまる:流行、○しろまる:やや流行
△しろさんかく×ばつ:患者発生なし
過去4週の流行の推移
急増:急増
増加:増加傾向
急減:急減
減少:減少傾向
横這:横這
報告なし:報告なし