寺田先生のお話
65歳以上では13人に1人が痴呆。
この20年で痴呆性老人は2倍に。
痴呆にも治る痴呆と現段階では
治らない痴呆がある。
痴呆の治療には薬物治療と
介護者・家族の対応がある。
家族の対応によって、症状は
良くも悪くもなる。
痴呆性老人の対応で最も重要なのは
周囲の人たちとのよい人間関係を
維持することであり、そのことが
効果的なケアをもたらす。
痴呆の確認は、自分の年齢や
今日の年月日・曜日が言えるか、
3つのものを覚えてもらい後で
もう一度聞いたとき覚えているか
といったことでできる。
痴呆の予防
●くろまる骨粗鬆症・高血圧・糖尿病などの
病気にならない。
●くろまる本を読む。
●くろまる日記をつける。
●くろまるクイズ番組などなるべく頭を
つかうよう心がける。
事例
●くろまる痴呆老人の年金などを狙う
悪徳商法が急増しているが
本人が被害に気付かないままに
なっている例が多い。
身近な支援者が必要。
●くろまる痴呆の症状の一つに「はいかい」が
ある。同一日内に発見されず、
翌日に発見されたり、死亡などもある。
西区はいかい高齢者等SOSネットワーク
は、お年寄りが行方不明になったとき
地域の公共機関や介護保険事務所、
ボランティアなどのネットワークを通して
広く情報を伝達し、警察の捜索に
協力するシステムで、はいかいの
心配があるお年寄りを事前登録する
こともできる。