ブックタイトルTASCO GENERAL CATALOG 2015

概要

TASCO GENERAL CATALOG 2015

1空調工具スーパーボンベクール回収ボンベ過熱抑制システムスーパーボンベクール特許出願中ボンベは別売品番TA110SBC希望小売価格202,000円冷却水でフロンガス回収中のボンベの過熱を抑え、スムーズな回収を実現し、回収機の負担を軽減します。冷媒管理センターの方などに最適な装置です!!◆だいやまーく台車一体型なので、現場への持込みも楽々。◆だいやまーく使用電気量が少ないので電源の確保が容易。◆だいやまーく水の汲みなおしが不要なので便利です。◆だいやまーく5〜20kg容器に対応。◆だいやまーく特に、R410A等、高圧冷媒の回収が楽に行えます。◆だいやまーく被回収機器と回収ボンベとの差圧を少なくするため、規定の圧力までの回収が確実に行えます。仕様本体寸法タンク寸法本体質量使用電源/電流値冷凍能力440(D)×ばつ740(W)×ばつ840(H)mm※(注記)取っ手含みます。355(D)×ばつ355(W)×ばつ290(H)mm46kg100V/4A500W技術資料.1水冷の有無と回収ボンベ内圧力と回収ボンベ温度の相関接続図被回収機器(廃空調機器など)ゲージマニホールドセンサーコード回収ボンベ(冷水により低温・低圧化)水冷あり水冷なし雰囲気温度(°C)回収ボンベ内圧力(MPa)351.65401.70352.93403.25冷水器回収ボンベ温度(°C)26.226.747.953.1技術資料.2装置性能の確認フロン回収機(既存)スーパーボンベクール(1)新冷媒フロンR410Aの回収試験開発機によるR410Aの回収能率の向上を検証するために、開発機を使用しない場合との比較試験を行った。実際の回収現場では廃空調機器などの被回収機器からR410Aを回収するが、今回は試験のため、被回収機器の代わりにR410Aを約10kg充填したボンベ(以下、被回収ボンベ)を用いた。所定温度の恒温室内で市販のフロン回収機(タスコジャパン製TA110B)を用いて被回収ボンベからR410Aを抜※(注記)き取りボンベに圧縮充填回収し、開発機使用の有無による1回収完了時間(被回収ボンベ内圧力が-0.01MPa以下1(大気圧を基準)になるまでの時間)、2回収ボンベ内圧力および3回収ボンベ温度にて評価した。※(注記)1経済産業省、環境省:フロン回収破壊法第一種特定製品の回収に関する運用の手引き(第2版)(2002.)(2)回収試験結果1回収完了時間夏季を模擬した雰囲気温度35°Cの時の回収試験結果を右図1に示す。開発機を使用した場合(図中の"水冷あり")では、約1時間で被回収ボンベ内圧力が-0.01MPaを下回り、R410Aが完全に回収した。一方、開発機を使用しない場合(図中の"水冷なし")では、4時間かかっても被回収ボンベ内圧が-0.01MPaまで到達せず、ボンベ内にR410Aが残り、完全には回収することができなかった。2回収ボンベ内圧力雰囲気温度35°Cおよび40°Cにおける回収ボンベ内圧力を右表1に示す。開発機を使用しなかった場合、雰囲気温度40°Cでは3.25MPaと非常に高くなり、フロン回収機が正常に動作する3.2MPaを超えたため、動作が不安定になった。一方で開発機を使用した場合、回収ボンベに内圧力は1.65〜1.70MPaで安定に低く保つことができた。3回収ボンベ温度右表1より開発機を使用しなかった場合、雰囲気温度40°Cではボンベ内温度が53.5°Cと高く、可溶栓溶融温度(60°C)に近い温度まで上昇した。一方で、本開発装置を使用するとボンベ内温度は26.2〜26.7°Cで安定に低く保つことができた。図1:水冷の有無と新冷媒フロンR410A回収の関係0.450.40被0.35回0.30収水冷なしボ0.25ン水冷あり0.20ベ冷却しないと圧0.15回収完了R410Aを力0.10-0.01MPa-0.01MPa引ききれない。(MPa)0.05(回収基準圧力)以下回収未完了-0.01MPaに未到達0.00-0.05 0 50 100 150 200 250回収時間(min)※(注記)中部電力(株)版でのテスト結果表1:水冷の有無と回収ボンベ内圧力と回収ボンベ温度の相関水冷あり水冷なし雰囲気温度35403540回収ボンベ内圧力(MPa)回収ボンベ温度(°C)1.6526217026.72.9347932553.110