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堆積学スクールOTB2008
「タービダイトと海底扇状地のダイナミクス」
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日本堆積学会では,今年も恒例の堆積学スクール・オン・ザ ・ビーチを7月18-21日に開催いたします.会場は北海道東部の厚岸町で,天然のカキ礁と湿原に囲まれた自然豊かな美しい町です.このスクールは,堆積学の普及とレベルアップを目的とした学習の場です.地層や地形に興味のある方,川や海が好きな方,地質学をこれから学ぼうとしている方,地球科学系の理科教育に携わっていらっしゃる方,堆積研究にこれから邁進してみたいと思っている方などなど,多方面からの参加をお待ちしています.
1.テーマ:「タービダイトと海底扇状地のダイナミクス」
今回は地形ダイナミクスの第一人者であるGary Parker教授をイリノイ大学からお招きし,混濁流 (Turbidity current)とタービダイトのダイナミクスと海底扇状地の形成過程について講義していただきます*.水理学一般の基礎として堆積学で扱う水理パラメータの物理的意味を学ぶとともに,混濁流の水理学とそれに関連する堆積構造について,講義と野外観察を通じて理解を深めます**.地質学,地形学,堆積学の初学者から上級者までを対象としています.中学高校の理科教員やプロの堆積研究者など,一般および専門家の方々の参加も歓迎します.
*講義は日本語で行われる予定です.
**期間中,テーマに関わる文献ゼミも開催します.
2.講師
レクチャー:Gary Parker(University of Illinois)
巡検案内:成瀬元(千葉大学)
3.日程
集合は18日夜,講義・巡検は7月19日(土)午前8時から7月 21日(月)午後12時まで.途中から参加することも可能です.追加オプションとして,希望者は22日の浦幌層群巡検にも参加できます