全国制覇を目指して岸和田を旅立ったカオルは神戸の中華街(チュウカマチ)に辿り着く。時を同じくして、島田組組長は、神戸組組長・山岡の命令で、中華街からの取立てを依頼され、長年の因縁で敵対している陳(チン)一族と黄(ホワン)一族を争わせようとする。しかし、陳家の娘・陳小絹(チンシャオジェン)と黄家の息子・黄正英(ホワンチェンイン)は互いに思いを寄せていた。そんな時、黄家が店で大立ち回りを演じたカオルに、用心棒を依頼、陳家撲滅計画を立てはじめる。一方、陳家は、長兄の中華高校番長・龍(ロン)を呼び戻していた。一方、イサミと刺青師・チョッキンは、パンダを密輸しての大儲けを企んで、陳の事務所に赴いていた。カオルは小絹(シャオジェン)と正英(チェンイン)の姿に情をほだされ、「番長」として両家の仲裁を始めるが、両家が睨み合う中、一発の銃弾が発射され、小絹(シャオジェン)は崩れ落ちてしまう。それを見て、毒を呑む正英(チェンイン)。両家の争いは、遂に、若い二人の悲劇を・・・。パンダ騒動のイサミちゃんは、そして、カオルVSドラゴン番長の行方は―。
もはや説明無用の「カオルちゃんシリーズ」最新作の舞台は「中華街(チュウカマチ)」!ドラゴン番長に、パンダも出てきて大暴れ!