公益財団法人札幌市公園緑化協会と酪農学園大学との連携・協力に関する協定について
当協会と酪農学園大学は、都市公園における良好な生態系の保全を図り、課題解決にあたるため、平成22年8月18日、連携と協力に関する協定を締結しました。
■しかく 協定に基づくこれまでのおもな成果
□しろいしかく 平岡公園における成果
- ・公園での野外実習の受け入れ
- ・地域との協働による住民参加型の環境保全モデルの作成
- ・地元団体との環境普及活動の実践
- ・公園をフィールドとした各種調査研究の実施、及び学術成果の公表
□しろいしかく 豊平川さけ科学館との連携による成果
- ・博物館実習の受け入れ
- ・札幌市内のアメリカザリガニ問題に関する各種調査研究と普及活動、及び研究成果の公表
- ・小学校での総合学習の実施、及び図書館など公的施設での普及活動
□しろいしかく 百合が原公園との連携実績
- 絶滅危惧種に指定されているミチノクヒメユリの保護(増殖と分散保有)
- ミチノクヒメユリを利用して育種されたユリの展示と活用など。
- 視察研修(ゼミナール活動「都市公園の役割」)および酪農学園大学公開市民講座の受け入れ。
■しかく 協定の更新
これらの成果を受けて、新たに連携の範囲を拡大し、令和4年3月11日に協定を更新しました。
□しろいしかく 連携・協力のテーマ
- ・公園緑地での哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、その他の無脊椎動物や昆虫類、さらに植物等の管理
- ・公園緑地の絶滅危惧種の保全と外来生物の防除
- ・公園緑地内の良好な自然環境を維持するための水系の水質管理
- ・公園緑地を活用した環境教育活動の実施
- ・公園緑地での緑化及び園芸に関する普及・教育研究
□しろいしかく 協定の更新に伴い、新たに期待する効果
- ・札幌市内の都市緑化における生物多様性保全の研究や教育の発展
- ・宣伝効果の向上と連携による外部資金の獲得
- ・札幌市内の公園緑地を利用した中高生向けオープンキャンパスなどの開催
- ・園芸、緑化に関する調査研究の強化
今後もこの協定に基づいて同大学との連携協力を積極的に推進し、社会に還元できる成果を上げていきたいと考えます。