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2009年10月16日

第12回孔子学院講演会を開催しました

札幌大学孔子学院では、10月4日(日)に2つの講演会を実施しました。
概要は次のとおりです。

第一部 10時から
シンガポール・南洋理工大学孔子学院院長の許福吉氏を講師に迎えて 「シンガポールの教育と二言語政策」をテーマにご講演をいただきました。
許福吉氏はご講演の中で次のように述べました。
「シンガポールは、二つの言語を使って教育や交流を行う国の一つである。 1987年シンガポール政府はすべての学校が英語を教育用言語として定め、また同時に もう一つ(出身地の)母語を勉強するという二言語政策を定めた。この二言語政策に より、国民の団結力と出身地毎の各民族の団結を強め、同時に、シンガポールの教育 水準及び国民全体の素養(文化水準)を高めることとなった。」


第二部 13時から
シンガポール・横河電気アジア(株)社長、頼涯橋氏を講師に迎えて「日本企業と華人 社会」をテーマにご講演をいただきました。
頼涯橋氏はご講演の中で、主に「シンガポールの経済的成功」及び「華人文化の高揚」と いう二点を中心に、シンガポールの社会構造、経済的成功の要因、政府と企業の関係、拡 大を続ける市場及び資源開発、国家改造及び社会の発展、活力のある企業環境、さらには 華人文化・華人教育の高揚についても言及しました。
また、華人という呼称よりも「中国系シンガポール人」というほうが適当である。つまり「あく までも『中国的』であって、「中国」そのものではない。「華人性」が重視されるのであ る。」と強調しました。





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