去る2月13日、14日の両日、砂防会館別館シェーンバッハ・サボーにおいて当協会主催(後援:国土交通省)の「第65回砂防および地すべり防止講習会」が開催され、全国各地から246名の方々にご参加いただきました。
当日は来賓として、廣瀬昌由国土交通省技監をはじめ、草野愼一砂防部長、國友優砂防計画課長、椎葉秀作保全課長が出席され、大野理事長の主催者挨拶、廣瀬技監の来賓ご挨拶の後、赤木正雄顕彰事業に基づいて、岡本副会長より赤木各賞の授与式が行われ、砂防技術及び事業の発展にご功績のあった方々に各賞が授与されました。
各賞の受賞者につきましては、下記に掲載させていただいております。
続いて行われた特別講演では「地域に学び、地域に返す−鹿児島における土砂災害研究−」と題して、赤木賞を受賞された鹿児島大学の地頭薗隆名誉教授より貴重なお話を伺い、続いて国土交通省砂防部の草野砂防部長による「今後の土砂災害対策の方向性について」をはじめ、下記表題の講演を、二日間にわたり各講師の方々に実施していただきました。充実した内容のご講演を、どうも有難うございました。
・「令和6年に発生した土砂災害と対応」(国土交通省砂防部保全課課長補佐 山本 輝)
・「紀伊山系砂防事務所におけるUAV活用の取組」(国土交通省近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所所長 竹下 航)
・「市民の生命・財産を守るがけ地安全対策と立地適正化計画」(神奈川県逗子市長 桐ケ谷 覚)
・「要配慮者利用施設への出前講座」(NPO法人山口県防災・砂防ボランティア協会理事 民部 雅史)
・「土木研究所における土砂災害時の緊急的な対応」(国立研究開発法人土木研究所土砂管理研究グループ上席研究員 伊藤 誠記)
・「九州防災・火山技術センターにおける火山噴火緊急減災対策に関する技術開発と人材育成」(国土交通省九州地方整備局九州技術事務所火山防災減災課長 矢野 敦久)
・「熊本県における土砂・洪水氾濫対策の取り組みについて」(熊本県土木部河川港湾局砂防課課長 堤 哲也)
・「ブラジル国に対する砂防技術協力」(国土交通省砂防部砂防計画課砂防計画調整官 越智 英人)
今後とも皆様方のご指導・ご意見をいただきながら充実した内容の
講習会をめざしてまいります。
来年も多くの方々のご参加をお待ちしております。
なお赤木各賞の受賞者ならびに略歴、功績は当協会機関誌「砂防と治水284号(4月号)」に掲載いたします。