24.4 DNS サーバーを通知してもらう相手先情報番号の設定

[書式]

  • dnsserverpppeer_num[edns=sw]
  • nodnsserverpp[peer_num[edns=sw]]

[設定値及び初期値]

  • peer_num
    • [設定値] : DNS サーバーを通知してもらう相手先情報番号
    • [初期値] : -
  • sw
    • [設定値] :

      設定値 説明
      on 対象の DNS サーバーへの通信を EDNS で行う
      off 対象の DNS サーバーへの通信を DNS で行う
    • [初期値] : off

[説明]


DNS サーバーを通知してもらう相手先情報番号を設定する。このコマンドで相手先情報番号が設定されていると、DNS での名前解決を行う場合に、まずこの相手先に発信して、そこで PPP の IPCPMS 拡張機能で通知された DNS サーバーに対して問い合わせを行う。
相手先に接続できなかったり、接続できても DNS サーバーの通知がなかった場合には名前解決は行われない。
他のコマンドでも DNS サーバーが設定されている場合は、最も優先順位の高いコマンドの設定が使用される。DNS サーバー を設定する各種コマンドの優先順位は、本章冒頭の説明を参照。
edns オプションを省略、または edns=off を指定すると、対象の DNS サーバーへの名前解決は DNS で通信を行う。
edns=on を指定すると、対象の DNS サーバーへの名前解決は EDNS で通信を行う。
edns=on で名前解決ができない場合、edns=off に変更すると名前解決できる場合がある。
EDNSはバージョン 0 に対応。

[ノート]

この機能を使用する場合には、dns server pp コマンドで指定された相手先情報に、ppp ipcp msext on の設定が必要である。

edns オプションは、vRX Amazon EC2 版、RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.28 以前、RTX1210 Rev.14.01.34 以前、および RTX830 Rev.15.02.13 以前では使用不可能。

[設定例]

# pp select 2
pp2# ppp ipcp msext on
pp2# dns server pp 2

[拡張ライセンス対応]

拡張ライセンスをインポートすると、以下のパラメーターに入力できる上限値が拡張される。

  • peer_num
    ライセンス名
    拡張後の上限値
    ( ライセンス本数ごとの値 )
    1本 2本 3本 4本 5本
    YSL-VPN-EX1 100 - - - -
    YSL-VPN-EX2 150

[適用モデル]

vRX シリーズ, RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX840, RTX830
親トピック: DNS の設定

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