おもしろ科学自由研究偏光シートでにじ色アート【動画つき】
アイコン実験&工作
偏光シートを通して見ると透明なプラスチックに不思議な模様が浮かび上がる。
いろいろなプラスチック製品を観察してみよう。
観察後に透明テープを使って様々な模様をつくる実験アートに挑戦しよう。
おうちの方へ
科学的思考力を育む自由研究
子供たちが科学のおもしろさにふれ、科学的思考力の芽が伸びることを願い、提案する自由研究プログラムです。疑問をもって取り組み、実験や観察、比較のプロセスの中で、さまざまな「気づき」があり、それが次へのステップにつながり、科学的思考力を育んでいきます。
写真つきのやり方解説でお子様にもわかりやすいように構成しています。子供だけでは難しい工程はおうちの方が少し助けてあげてください。
[イラスト:先生]
用意するもの
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1透明な下じき
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2コピー用紙や半透明のシート
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3ティッシュの空き箱
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4スマートホン
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5偏光シート(2枚)
偏光シートは、ネットで買うことができます。
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6透明テープ(OPPテープ)
セロハンテープも使えますがプラスチックではありません。
実験 1偏光シートでプラスチックを観察しよう
アイコン実験のやり方
1
ティッシュの空き箱にコピー用紙をのせ、テープで軽くとめる。
2
箱の中に、ライトをつけたスマートホンを入れる。
3
偏光シートを1枚しいて、観察したいプラスチックをのせ、もう1枚の偏光シートを通して観察する。
いろいろな透明プラスチックを2枚の偏光シートの間に入れて観察してみる。偏光シートを回転させると、模様はどんなふうに変わるか見てみよう。面白い模様ができたら写真にとって記録する。
- ポイント
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透明なポリ袋、シートや文具、いろいろな容器などを見てみよう。どれも、色が見えるだろうか?どんなところに色がでているだろうか?
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発展実験
- プラスチックのシートを折り曲げてもとにもどして、2枚の偏光シートの間に入れて観察してみよう。折り曲げたあとが残っているところはどう見えるだろう?
解説
偏光シートって何?
光は波のように振動しています。偏光シートは一方向の振動だけを通す性質があります。2枚を重ねて見ると、重ねる向きで、光を通さず黒く見えたり、透けて見えたりします。
間に、スプーンなどを入れると、そこだけ振動の方向が変わって、光がシートを通り抜けてきます。
折り曲げたあとのあるプラスチックの場合も、そこだけ色が変わって見えたのなら、その部分の光のくっせつが変化したからです。
実験 2偏光シートで透明テープを観察しよう
アイコン実験のやり方
下じきなどに、透明テープをはって偏光シートで見てみよう。どんな色が出てくるかな。次にテープを重ねてはって、重ねるテープの枚数と色の関係を調べてみよう。
[イラスト:先生]
1
まず、透明テープを1枚だけはって偏光シートで見てみよう。
2
テープを段々に重ねてはるとどんな具合に見えるだろう。
3
1枚ずつテープのはる角度を変える実験もしてみよう。
実験 3透明テープでにじ色アートを作ろう
アイコン実験のやり方
透明テープやそのほかのプラスチックをはりあわせて、きれいなアート作品を作ってみよう。
実験2の結果を思い出しながら、
はる角度や厚さを変えてみよう。
カラフルですてきになるよ。
[イラスト:先生]
まとめ方見本
見本を参考にして、実際に実験をやってみてキミが気がついた
ことや不思議に思ったことをまとめてみよう。
[イラスト:少年]