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調査時の表面水温は16.6〜19.2°C、50mでは17.1〜19.2°C、100mでは16.1〜17.8°C、200mでは11.1〜14.3°Cの範囲にあった。南部沖合域を除き、表面では平年より1〜3°C前後高め、50〜100mでは2〜3°C前後高め、200mでは1〜2°C高めであった。熊野灘北部沖合域〜中部沿岸域で高水温が顕著で、Stn.23の0〜50m、Stn.5の50m、Stn.8の100mでは2月としては観測開始以来の最高水温を更新した。
Stn.30における1,000mでは、4ヶ月連続で3°Cを下回る低水温(2.97°C)を観測した。
表面の塩分は33.757〜34.747、20mの塩分は34.602〜34.747の範囲にあり、Stn.17の表面で低めの他は、概ね平年並であった。
今月の観測では、熊野灘北部で1ノット前後の時計回りの流れが観測された。熊野灘南部では、先月に引き続き南西への流れが観測されたが、特に速い流れではなかった。
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博・岡田 誠
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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