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調査時の表面水温は21.1〜23.0°C、50mでは19.7〜23.0°C、100mでは15.4〜19.9°C、200mでは10.1〜13.3°Cの範囲にあった。表面では平年並〜1°C高め、50mでは北部沿岸域で平年並〜1°C前後低めの他は、平年より1°C前後高めであった。100mでは北中部沿岸域で平年並〜1°C前後低めの他は平年並〜2°C高めであった。200mでは平年並〜1°C前後高めであった。Stn.30における1,000m水温は、2.97°Cを観測し、2019年1月23日に観測した2.99°Cを下回り、熊野灘沿岸定線観測における1,000mでは過去最低の水温を記録した。
表面の塩分は34.00〜34.38、20mの塩分は34.00〜34.38の範囲にあり、平年並〜やや高めで、10月に観測された記録的な低塩分は解消していた。
今月の観測では、熊野灘北部沖合域から熊野灘南部の広範囲で、黒潮内側反流に対応する南西へ1ノット前後の流れが観測された。
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
:鶴見精機製XCTD
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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