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調査時の表面水温は16.5〜18.5°C、50mでは15.2〜17.4°C、100mでは14.8〜17.4°C、200mでは11.7〜16.1°Cの範囲にあった。南部沖合域を除き、表面〜100mで平年より1〜2°C前後高めで、高水温傾向が続いていた。Stn.12の100mでは3月としては1966年の観測開始以来の最高水温を更新した。200mでは熊野灘南部に15°C以上の高水温域が分布し平年より2〜3°Cも高めであったが、北中部では平年並であった。
表面の塩分は34.67〜34.76、20mの塩分は34.67〜34.76の範囲にあり、表層塩分は平年より高めであった。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、2017年の9月から引き続いて黒潮に達することはできなかった。今月の調査では、熊野灘南部で1.5ノット前後の時計回りの流れ(小暖水渦)を観測した。また、熊野灘北部沖合域では南西〜南へ2ノット前後の速い流れが観測された。
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-19plus
:鶴見精機製XCTD/XBT
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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