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調査時の表面水温は24.1〜25.4°C、50mでは17.8〜24.7°C、100mでは15.4〜17.9°C、200mでは9.7〜12.1°Cの範囲にあった。南部沖合域を除き、表面では平年より1°C前後高め、50mではStn.20でかなり低めの他は平年並〜2°C前後高め、100mおよび200mでは平年並〜1°C前後低めであった。先月に観測された50m〜100mの極端な高水温は解消していた。
表面の塩分は32.02〜34.09、20mの塩分は33.29〜34.41の範囲にあり、表面では沿岸域で平年より低め〜かなり低めの他は、平年並〜やや高めであった。20mでは平年並〜低めであった。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、33°N以南に離岸していたため、昨年の9月から引き続いて黒潮に達することはできなかった。今月の調査では、先月に引き続き、西〜南西へ1.0ノット前後の比較的速い流れが観測された。
なお、今月はStn.30にて1,200mまで(通常300m)CTD調査を実施し、2°C台の低水温を1,048mで観測した。
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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