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調査時の表面水温は25.9〜27.6°C、50mでは21.9〜26.4°C、100mでは16.1〜19.2°C、200mでは10.4〜14.2°Cの範囲にあった。南部沖合域を除き、表面では平年並〜1°C高め、50mでは平年より4〜6°C前後も高め、100mでは平年より3〜4°C前後も高め、200mでは平年より1〜2°C前後高めであった。50m〜100mでは極端な高水温で、Stn.11の50mでは9月としては1974年に並ぶ観測史上(1966年〜)最高タイを記録した。
表面の塩分は31.57〜34.11、20mの塩分は33.21〜34.16の範囲にあり、表面では北中部沿岸で平年より低めの他は、平年並〜やや高めであった。20mでは平年並〜かなり低めで、Stns.1,6,11では極端な低塩分であった。
観測時の黒潮は大蛇行流路で、33°N以南に離岸していたため、昨年の9月から引き続いて黒潮に達することはできなかった。今月の調査では、中部沖合域から南部沿岸域へ1.0〜1.5ノット程度の比較的速い流れが観測された。
調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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