沿岸定線観測結果

インデックスページへ

2016年10月熊野灘(12-13日、調査船「あさま」79トン)

調査結果の概要

調査時の表面水温は22.3〜27.2°C、50mでは18.4〜27.2°C、100mでは14.7〜22.6°C、200mでは10.9〜18.0°Cの範囲にあった。南部黒潮域を除き、表面では平年並〜やや低め、50mでは中部と南部沿岸で平年並の他は平年より1〜4°Cも低め、100mでは平年並〜2°C低め、200mでは概ね平年並であった。黒潮域では、表面〜50mで平年並〜やや高め、100〜200mで平年並〜やや低めであった。

表面の塩分は表面の塩分は29.95〜34.55、20mの塩分は33.37〜34.55の範囲にあり、表面ではStn.22で平年よりかなり低めの他は概ね平年並、20mでは概ね平年並であった。なお、Stn.22の表面塩分29.95は、10月としては1972年の観測開始以来の最低値で、初めて30を下回った。

観測時の黒潮北縁は33°20′N付近にあり、東へ約4ノットの流れであった。黒潮本流の表層水温は27°C台であった。

調査の概要

調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博

使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz

*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
#