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魚類養殖漁場の環境悪化を背景に、環境の良好な沖合での養殖が注目されるようになり、このため昭和62(1987)年から養殖施設の設置に関する環境条件調査が開始され、平成3〜5(1991〜93)年に五ケ所湾沖にてハマチの試験養殖が実施された(養殖試験の実施主体は三重県水産振興事業団)。試験結果は生残率が高く、魚病の発生がないなどの成果は得られたが、海況の関係で安定した投餌ができないため魚の成長にばらつきが生じ、この問題を解決するためには自動給餌システムの開発など、効率的な給餌手法についての検討が必要と考えられた。
沖合の養殖いけす
沖合の養殖いけす