沿岸定線観測結果

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2015年10月熊野灘(13-14日、調査船「あさま」79トン)

調査結果の概要

調査時の表面水温は22.1〜26.7°C、50mでは20.8〜26.7°C、100mでは14.9〜20.9°C、200mでは11.7〜17.3°Cの範囲にあった。表面では平年並〜1°C前後低め、50m〜100mでは尾鷲沖で平年並〜2°C高めの他は平年並〜1°C前後低め、200mでは黒潮域を除いて平年並〜1°C前後高めであった。黒潮域の水温は表面〜200mで平年より1〜2°C前後低めであった。

表面の塩分は33.29〜34.69、20mの塩分は33.34〜34.69の範囲にあり、概ね平年並で、9月に沿岸域や黒潮域の表層で観測された顕著な低塩分は解消していた。

観測時の黒潮北縁は33°20′N付近にあり、黒潮域の流れは2ノット程度で比較的弱く、3ノットを超えるような強い流れは観測されなかった。黒潮の表面水温は26°C台であった。

調査の概要

調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博

使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz

*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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