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調査時の表面水温は19.3〜24.4°C、50mでは15.6〜23.6°C、100mでは13.5〜21.6°C、200mでは10.3〜19.2°Cの範囲にあった。表面では北部沿岸で平年より1〜2°C低めの他は平年並、50m〜200mでは黒潮域を除き平年より1〜2°C低めで、全般に低水温傾向であった。Stn.5の表面水温は平年より2.0°C低い19.4°Cで、6月としては1966年の観測開始以来、2010年と並んで最低を記録した。
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表面の塩分は30.76〜34.60、20mの塩分は33.74〜34.60の範囲にあり、一部の観測点で平年並の他は平年より低め〜かなり低めで、Stn.5の表面塩分は6月としては1966年の観測開始以来、最低を記録した。
観測時の黒潮北縁は33°20′N付近にあり、黒潮北縁域ではほぼ東へ3ノット以上の流れが観測された。黒潮の表面水温は23〜24°C台であった。
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調査海域及び定線 熊野灘(下図)
調査員 久野 正博
使用観測機器
・水温、塩分、DO、クロロフィル
CTD:SeaBird社製SBE-9plus
DO:SeaBird社製SBE43
クロロフィル:WetLab社製 Eco-AFL
・流向流速計ADCP:RD社製300kHz
*観測データ、印刷用PDFのダウンロードはインデックスページをご利用ください。
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