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2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
基本事業名
22403 林業を支える技術開発の推進
評価者
科学技術振興センター 林業研究部 部長 杉本利昭
059-262-5350 sugimt00@pref.mie.jp
評価年月日
03/12/16 13:47:52
政策体系上の位置づけ
政策:安心を支える力強い農林水産業の振興
施策:224農林水産業を支える技術開発
施策の数値目標:県試験研究機関が開発した技術による農林水産物の作付面積・生産量等の伸び率
基本事業の目的
【誰、何が(対象)】
林業を支える技術が
【抱える課題やニーズは】
国際競争、産地競争、消費者の価値観の多様化の中で、生活者の嗜好の変化や本物志向への対応が必要である。そのため、安全安心な林産物を安定生産するための低コスト化技術開発・高品質化・高付加価値化技術の開発や安定かつ持続的生産を図る技術開発が求められています。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
開発され、技術移転されている
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
農林漁業者が開発された技術を有効利用して生産活動を行っている。
基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標
2001
2002
2003
2004
2006
林業を支える技術開発件数(件数)
[目標指標]
目標
3
5
2
2
5
実績
3
5
2
必要概算コスト(千円)
556,388
536,535
515,036
42,861
0
予算額等(千円)
71,409
97,364
88,543
7,710
概算人件費(千円)
484,979
439,171
426,493
35,151
0
所要時間(時間)
115,197
102,133
100,826
8,310
人件費単価(千円/時間)
4.21
4.30
4.23
4.23
必要概算コスト対前年度(千円)
-19,853
-21,499
-472,175
-42,861
林産物の生産を支える技術開発に関する学会等の発表件数(件数)
[マネジメント参考指標]
目標
5
5
5
7
7
実績
5
5
5
林産物の生産を支える技術開発に関する試験研究課題数(課題)
[マネジメント参考指標]
目標
4
4
4
6
6
実績
4
4
4
[マネジメント参考指標]
[マネジメント参考指標]
[マネジメント参考指標]
[マネジメント参考指標]
数値目標に関する説明・留意事項
・目標指標の項目は、林産物の生産を支える技術の開発件数です。
2004年度マネジメント参考指標
種類
マネジメント参考指標
数値目標の困難度
1
協働度
林産物の生産を支える技術開発に関する学会等の発表件数
挑戦的な目標
2
事業量
林産物の生産を支える技術開発に関する試験研究課題数
かなり挑戦的な目標
3
4
5
6
マネジメント参考指標に関する説明・留意事項
1、林産物の生産を支える技術開発に関する学会等の発表件数としました。試験研究において新たに得られた知見は学会等での発表の場において専門的な評価を受けて、しかる後に実用化技術として普及される必要があります。
2、林産物の生産を支える技術開発に関する試験研究課題数としました。林業研究部として多くの試験研究課題を持つことは、そのぶん新たな知見を得る機会が増えることになります。
2003年度の取組内容
成果達成見込み 概ね順調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
・ハタケシメジについては菌床埋め込みによる簡易栽培法をほぼ確立し、生産者に技術移転中です。また品種改良について交配及び野生系統からの選抜により優良品種を探索し確認試験を実施しているところです。オオイチョウタケについては野外菌床埋め込み方式の有効性を確認しています。
・耐火性複合構造材については、(独)建築研究所等との共同試験で国土交通大臣の耐火認定を取得し、実用化に大きく前進しました。
・サル被害防除についてはラジオテレメトリーによる接近早期探知システムを整備し、簡易なサル害防除柵とサル追い払い行動との組み合わせによる防除技術を普及し「サルに強い集落」づくりを展開しました。
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
・ハタケシメジについては菌床埋め込み簡易栽培法を現地で実証してさらに普及していく必要があります。ハタケシメジについては新しく開発した新品種の安定的栽培技術を確立する必要があります。オオイチョウタケについては野外菌床埋め込みで増量発生技術を確立する必要があります。
・耐火性複合構造材については、実用化をさらに前進させるために部材接合の方法、サビに対する耐久性等を検討する必要があります。
・サル被害防除についてはサル集団の土地利用様式を更に詳しく調査し、普及活動との連携のもとに「サルに強い集落」づくりを広域的に展開する必要があります。
2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向
基本戦略での位置づけ
注力
改革方向
総括マネージャーの方針・指示
→
改善する
耐火性複合構造材の実用化を進めるとともに、きのこ類の新品種の生産技術や木質系廃棄物の利活用技術開発などの課題解決に取り組むこと
2004年度の取組方向
・耐火性複合構造材については、実用化をさらに前進させるために部材接合の方法、サビに対する耐久性等を検討します。
・サル被害防除についてはサル集団の土地利用様式を更に詳しく調査し、普及活動との連携のもとに「サルに強い集落」づくりを広域的に展開します。
・新規課題である地域特産きのこについては、本県の特産品であるハタケシメジ、ヒラタケについて引き続き新品種の生産の低コスト化を図る技術を開発し、高品質な製品の安定的な生産技術を普及していきます。オオイチョウタケについて野外菌床埋め込みで増量発生技術を確立します。
・新規課題である木材資源の利用拡大については、製材所から大量に出る樹皮の利用方法として樹皮からタンニン等の成分を効率的に抽出する技術と同時に、抽出した成分の機能性に注目した利用技術の開発を進めます。
【総合行政の視点からの取組】
環境負荷軽減や環境保全型農業技術の確立等へ取り組みについては、施策「水環境の保全」とも密接に連携して事業に取り組みます。さらに、食の安全・安心の視点から、農薬等の安全使用・削減に向けての取り組みを関係部局と連携して実施します。
構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)
(要求額:千円、所要時間:時間)
事務事業
要求額
対前年
所要時間
対前年
注力
改革方向
貢献度合
効果発現時期
事業概要
マネージャーの方針・指示
A 木質資源の用途・利用拡大研究事業費
1,000
-
1,822
-
→
現状維持
直接的
即効性
木材成分の有効利用により、新たな木材の用途開発と共に、未利用となっている木質資源の有効活用技術の開発を行います。
木質資源の有効活用技術の開発に重点的に取り組むこと。
B 地域特産きのこの生産力向上に関する研究事業費
2,000
-
2,240
-
↑
改善する
直接的
即効性
三重県特産きのこの安定生産を維持するため、優良種菌の探索と維持方法の検討および栽培技術の開発を行います。
これまでの経過を踏まえつつ、新規課題として実用化に重点を置いて取り組むこと。
C 有害化学物質の放散を抑制した住環境形成木質材料の開発(再掲)
6,995
-
5,190
-
↑
改善する
直接的
即効性
シックハウス関連規制に対応し快適性を付加する加工・利用技術と産地間競争力のある高付加価値の加工材を開発する
住生活環境問題の解決に重点的に取組むこと。
D 林業研究部国補経常試験研究費
600
4
700
-50
→
現状維持
間接的
中期的
農林産物に被害を与えるサルの行動、被害状況を調査するとともに、その被害防除のための方法を試験研究する。
現状どおり実用化に重点をおいて取り組むこと。
E 新地場産きのこ生産技術開発事業費
-
-
F 耐火性複合構造材の実用化研究事業費
2,454
-526
1,232
32
→
現状維持
直接的
即効性
これまでに開発した鋼材と木材の複合構造材に、耐火性能を付与した建設資材として実用化するための研究を実施する。
実用化に向けての取り組みを推進すること。
G 三重県特産品の系統判別技術の開発費
1,656
-710
2,316
1,216
→
現状維持
間接的
中期的
三重県特産の真珠を産生するアコヤ貝と特産のきのこ(ハタケシメジとヒラタケ)の品質を向上するため、アコヤ貝では国内産か国外産の系統判別、きのこでは優良品種の選抜が必要な技術である。
このため、系統(品種)の遺伝子情報による判別技術を開発し、品質および生産性の向上を図るとともに、消費者に対し産地を保障できる技術を開発する。
現状のまま取り組むこと。
休廃止する事務事業
事務事業名
理由
2003年度予算額
(千円)
2003年度所要時間
(時間)
新地場産きのこ生産技術開発事業
地域特産きのこに関する試験研究に発展的拡充