このサイトではJavaScriptを使用したコンテンツ・機能を提供しています。JavaScriptを有効にするとご利用いただけます。
更新日:2025年4月8日
ここから本文です。
医療的ケア児者や重症心身障がい児者等が在宅で安心した生活を送ることができるよう支援するため、医療機関や介護保険施設による医療型短期入所事業所の開設支援を行っています。
障害福祉サービス(市町村が決定した障がい児・障がい者が受けられるサービス)として、利用者を日帰り又は宿泊で一時的に受け入れる短期入所(ショートステイ)という事業があります。
しかし近年、医療的ケアを必要とする障がい児者の増加に伴い、この短期入所事業を医療機関等において行う「医療型短期入所」のニーズが高まっています。
そこで県では、医療機関等(病院・診療所・介護老人保健施設・介護医療院)による医療型短期入所事業所の開設を支援し、重症心身障がい児者をはじめとする医療的ケア児者が在宅で安心した生活を送ることができるよう、支援の充実を図ることとし、平成30年度から取り組んでいます。
近年、医療技術の進歩により小児の救命率が向上したことにより、NICU(新生児集中治療管理室)から退院し地域で生活しているものの、喀痰吸引をはじめとする医療的ケアを要する児童(以下「医療的ケア児」という。)の数が増加しています。
このような医療的ケア児数の増加傾向は全国的にみられ、今後も重症心身障がい児者をはじめとする医療的ケア児者は増加していくと見込まれています。
神奈川県内(指定都市及び中核市を含む)には、平成30年4月時点で28の医療型短期入所を提供する事業所があり、その定員総数は109名でしたが、このうち定員を設けない空床型は約半数の13事業所、さらに日中のみの受け入れで宿泊できない事業所もあることから、十分な定員数とはいえない状況でした。
また、県所管域(指定都市及び中核市を除く地域)に所在する事業所はこのうち8事業所(この他、県立こども医療センター2事業所)で、宿泊可能な定員総数は3名と僅かであったことから、特にニーズに対して供給が不足している状況となっていました。
しかし、平成30年度から医療型短期入所事業所開設促進事業により医療機関等を支援した結果、令和7年4月時点で、県所管域に所在する事業所は14事業所へ増加しました。医療的ケアを必要とする方々やその家族が在宅で安心した生活を送ることができるよう、引き続き医療型短期入所事業所の開設を支援してまいります。
福)聖テレジア会
鎌倉市 空床型(※(注記))介護老人保健施設フィオーレ湘南真田★
老健 医)湘風会 平塚市 空床型★は平成30年度以降に本事業の取組の結果、新たに開設された事業所です。
※(注記)「空床型」とは、定員が設けられておらず、本体施設に空床がある場合に受け入れる運営形態です。
平成30年度より、委託事業として開設促進のための講習会の開催などの取組みを実施しています。本事業の詳細や研修の開催予定等については、以下のリンク先をご覧ください。
令和5年度に県所管内及び全国都道府県の取組状況を調査したところ、その結果の概要は次のとおりでした。
本事業では、地域生活支援事業費補助金(国庫補助制度)に、都道府県事業(指定都市・中核市も実施可能)として平成28年度より創設された任意事業である「医療型短期入所事業所開設支援」を活用しています。 [画像:医療型短期入所事業所開設支援(地域生活支援事業)について]
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部障害福祉課です。