梅毒について

お知らせ 梅毒患者さんが増加しています!

図1 (PNG 28.7KB)

全道で梅毒感染者が増加していますので、注意が必要です!

梅毒の流行を止めるためには、早期診断・早期治療が重要です。性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が出現するなど、少しでも疑わしい症状があれば医療機関を受診しましょう。

梅毒とは

梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる性感染症です。性行為により粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。

・症状が多彩で他疾患に間違われる場合があります。
・感染から早期に投薬治療を受けることで治ります。
・一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置すると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
・症状が出ない場合もあるため、いつの間にか相手に感染させていることがあります。
気になることがある場合は、検査を受けましょう。
・自分だけが治療してもパートナーから再感染したり、その逆もあるため、パートナーも完治するこ
とが必要です。

梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります!

梅毒とHIV感染はどちらも性行為で感染するため、重複感染の可能性があります。
HIVは、もともと感染力の弱いウイルスですが、梅毒で粘膜に傷や潰瘍があるとHIVに感染する確率が高くなります。

感染経路

主に菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴う性行為(膣性交、肛門性交、口腔性交など)で感染します。また、妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに感染させる可能性があります。
一般の生活での接触程度では、感染する心配はほとんどありません。

症状

・性器や肛門、口にしこりができる
・全身に発疹が出現する

フロー図 (PNG 64.8KB)

潜伏期間

約1か月(症状は早く出てきたり、遅く出てきたりと個人差があります)

梅毒にかからないためには?

・性行為をするときはコンドームを使用しましょう。
・口や傷口からの感染もあるので、気をつけましょう。

妊娠中の方へ

妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産、早産、新生児死亡、障害をもって生まれることがあります(先天梅毒)。
なお、初期の妊婦健診で梅毒検査が行われますが、健診後に感染する場合もありますので、気になることがあれば、主治医に相談しましょう。

梅毒検査について

各道立保健所では、保健師による相談対応のほか、感染に不安がある方のための検査無料で行っています。

(注記) 梅毒については感染疑いのある接触機会から約1か月経過してから検査を受けることをお勧めしています。

検査手順(道立保健所)

検査の説明とカウンセリングを受けていただいた後、採血を行います。

(注記) 検査結果は、1時間程度でお知らせすることが可能です。

申込方法

最寄りの保健所へ電話し、検査の日時等を確認のうえ、検査の予約を行ってください。

(検査のスケジュール等は保健所によって異なります。)

(注記) 保健所設置市の方につきましては、市の保健所に問い合わせ願います。

しろまる以下のリンク先もご参照ください。

カテゴリー

感染症対策局感染症対策課のカテゴリ

page top

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /