熱中症予防対策について

掲載日:2025年9月26日更新

熱中症予防対策について

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなって、体内に熱がこもった状態のことです。屋外だけでなく室内ででも発症し、救急搬送が必要となったり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症の予防法を知って実践することで、熱中症を防ぐことができます。体調の変化に気をつけるとともに、周囲の方々や周辺の環境にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

熱中症

福島県の現状は?

福島県では、令和7年の夏は、平年との気温差が+2.36°Cに達し、令和7年7月26日に伊達市梁川町で、全国最も高い気温を観測するなど、統計開始以来、最も暑い夏となりました。熱中症による救急搬送も増加しており、熱中症を予防することが大切です。

福島

こんな日は熱中症に注意!

○しろまる気温が高い ○しろまる風が弱い ○しろまる湿度が高い ○しろまる急に暑くなった日

こんな方は特に注意!

○しろまる高齢者・幼児 ○しろまる肥満の方 ○しろまる持病のある方 ○しろまる体調の悪い方

⇒県内の熱中症搬送者の約6割は高齢者となっています。

⇒県内の熱中症発生場所の約半数は室内です!

⇒福島県内の熱中症の救急搬送人員数はこちらから ⇨ 消防保安課ホームページから

救急車

こんな症状があるときは、熱中症を疑いましょう!

次のような症状がある場合には、熱中症を疑いましょう!

<熱中症の症状に基づいた重症度>

1度 : めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉の硬直(こむらがえり)など

2度 : 頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力や判断力の低下など

3度 : 意識障害、けいれん発作、肝・腎機能障害など

4度 : 深部体温40.0°C以上で意思疎通ができない

(※(注記)熱中症診療ガイドライン2024を参考に作成)

熱中症予防のポイント

1)暑さを避ける

<屋外の場合>

○しろまる屋外での活動を予定している場合は、「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」が発表されているか確認しましょう。
天気予報や環境省熱中症予防サイトの「暑さ指数(WBGT)※(注記)」を参考に予防行動をとりましょう。
※(注記)暑さ指数とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた熱中症予防のための指標です。

○しろまる屋外で活動する際は、暑い時間帯を避ける、屋外で過ごす時間を短くする、直射日光が当たる場所や風通しの悪い場所を避けましょう。

○しろまる「ふくしま涼み処」を活用しましょう。

<屋内や住まいの中の場合>

○しろまる屋内や住まいの中でも熱中症は発生しており、最悪の場合、亡くなる方もいます。エアコンや扇風機などを活用し、涼しい環境で過ごしましょう。

○しろまる窓から差し込む日光を遮ることも、室内の温度上昇を抑えることに有効です。

<衣服の工夫>

○しろまる暑い時期は、暑さのこもりにくい服装、風通しの良い服装、汗を逃がしやすい服装などを選びましょう。

○しろまる体に密着せず、ゆったりとした服装や、吸汗性、速乾性に優れた素材の服装、白色など明るい色の服装も有効です。

○しろまる就寝時にも、涼しく就寝できる寝具を用い、暑い夜を快適に過ごしましょう。

2)体を冷やす

○しろまる熱中症予防には、体をしっかりと冷やすことが重要です。

○しろまる屋内では、エアコンや扇風機などを活用し、涼しい環境で過ごしましょう。